ストックホルム級コルベット
ストックホルム級コルベット(スウェーデン語: Korvetter av Stockholmsklass)はスウェーデン海軍が運用しているコルベットの艦級。計画名はスピカ-III型[1][2][3]。現在は哨戒艇として就役している。
ストックホルム級コルベット | |
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基本情報 | |
艦種 | コルベット |
就役期間 | 1986年 - 現在 |
前級 | ノーショーピング級 (ミサイル艇) |
次級 | イェーテボリ級 |
要目 | |
基準排水量 | 290→310トン |
満載排水量 | 320→335トン |
全長 | 50.5 m |
最大幅 | 7.5 m |
吃水 | 2.0 m |
機関方式 | CODAG方式 |
主機 |
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推進器 | スクリュープロペラ×3軸 |
出力 |
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速力 | 30 ノット |
乗員 | 30名 |
兵装 |
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C4ISTAR |
MARIL-880武器管制装置 ※9LV Mk.3戦術情報処理装置に後日換装 |
FCS | 9LV300 |
レーダー |
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ソナー |
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電子戦・ 対抗手段 |
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設計
編集計画名のとおり、先行するノーショーピング級魚雷艇(スピカ-II型)の発展型であり[2]、設計はYA-81型と称されている。スピカ-II型と比して、基準排水量にして70トン、水線長にして4.6メートルの大型化となった。また2002年から2003年にかけて、大規模な近代化改修が行われた。これにより、ガスタービンエンジンは、当時建造が進められていたヴィスビュー級と同系列の機種に換装されたほか、レーダー反射断面積・赤外線シグネチャー低減のため、上部構造物は大規模に刷新されたほか、マストもラティス型から塔型に変更された。この結果、排水量は更に増大している[3]。
装備
編集当初、戦闘システムの中核として、SRA社製センサー932Eコンピュータを用いた、エリクソン社製MARIL-880武器管制装置を搭載していた。その後、上記の近代化改修の際に、サーブ 9LV Mk.3に基づく戦術情報処理装置に換装された[3]。
主兵装としては、上部構造物直後の中部甲板にRBS-15艦対艦ミサイルの連装発射筒を両舷に各2基、計4基搭載したが、これは、必要に応じて、533mm魚雷発射管2基か400mm魚雷発射管4基、ないし機雷敷設軌条2条 と換装可能であった。砲熕兵器としては、艦首甲板にボフォースMk.2 70口径57mm単装速射砲を、また艦尾甲板に70口径40mm単装機銃を1基ずつ備えていたが、後者は近代改装の際に撤去された。砲射撃指揮装置(GFCS)としては9LV300を備えているが、これは、艦橋上に9LV200レーダー方位盤、マスト後面に9LV100光学方位盤を有する[3]。
同型艦一覧
編集1981年9月に2隻が発注され、1985年に順次就役した[3]。
# | 艦名 | 起工 | 進水 | 就役 | 配属 | 状態 |
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K11 | ストックホルム HMS Stockholm |
1982年8月1日 | 1984年8月22日 | 1985年3月1日 | 第3戦隊 | 就役中 |
K22 | マルメ HMS Malmö |
1983年3月14日 | 1985年3月23日 | 1985年5月10日 |
脚注
編集出典
編集- ^ Prezelin 1990, p. 491.
- ^ a b Gardiner 1996, p. 450.
- ^ a b c d e Wertheim 2013, p. 695.
参考文献
編集- Gardiner, Robert, ed. (1996), Conway's All the World's Fighting Ships 1947-1995, Naval Institute Press, ISBN 978-1557501325
- Prezelin, Bernard (1990), The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World, 1990-1991, Naval Institute Press, ISBN 978-0870212505
- Wertheim, Eric (2013), The Naval Institute Guide to Combat Fleets of the World (16th ed.), Naval Institute Press, ISBN 978-1591149545