スタンキー・フード
スタンキー・フード(英語:Steinke Hood)は、沈没した潜水艦からの脱出時に着用する頭部を覆うフードを備えた膨張式ライフジャケットである[1]。名前は、発明者のハリス・スタンキー中尉にちなむ[2]。
1961年にUSSバラオからのテストに成功した[3]。浮力上昇の補助となるように設計されていた。従来使用されていたマンセン・ラングに代わり、冷戦期を通じてアメリカ海軍のすべての潜水艦に標準装備された。2000年代後期に、アメリカ海軍はスタンキー・フードをSEIE(Submarine Escape Immersion Equipment)と呼ばれる脱出用イマーションスーツに置き換えた。
脚注
編集- ^ 世界の艦船 2012.9増刊 第105集『潜水艦 100のトリビア』著者: 海人社 p.91
- ^ Naval Research Reviews Volume14 著:アメリカ海軍研究局 p.25-26
- ^ “Steinke Hood”. www.globalsecurity.org. 2022年5月29日閲覧。
関連項目
編集- 脱出ポッド
- エスケープ・トランク
- マンセン・ラング(モンセン・ラング) - 1928年開発。
- en:Submarine Escape Immersion Equipment - 1952年製造。マイナーチェンジが何度も行われている。浮上後に筏となる保温機能付き全身着型。
- 潜水艦脱出訓練施設
- レスキュー・チェンバー - 集団脱出用
外部リンク
編集- SUBMARINE ESCAPE - ESCAPE TRAINING TANK PROCEDURE 9008 - 潜水艦脱出手順。PeriscopeFilm 公式
- 330-PSA-262-63: Steinke Hood, 1963 - アメリカ海軍国立博物館
- Steinke Hood Fundamentals: Part I and Part II
- Steinke Hood [1]