スタビライザー (アーチェリー)
スタビライザー (Stabilizer) は、アーチェリーで矢を発射したとき、弓に生じる捩じれ、ぶれ、反動などの振動、トルク、ピッチング、ローリングを吸収、拡散して正しい矢飛びを得るために弓本体に取り付けられた棒やおもり(重し)やゴム(ショックアブソーバー)などの安定装置。1959年にアール・ホイットにより発明された。外見上、アーチェリーの弓を最も特徴づける器具とも言える。
センタースタビライザーは弓のハンドル中央部から的方向に取り付けるスタビライザーである。主目的は不良振動の吸収、ピッチングの抑制といったものが挙げられる。
Vバーと言われる拡張用の道具を使用することにより、センタースタビライザーから横方向にもスタビライザーをつけることができる。これにより弓のローリングを抑え、左右回転方向の安定性を高めることができる。さらに重心調整を目的にVバーの弓側に短いスタビライザーをつけることもある(エクステンションロッド)。