スタニスラフ・ネイガウス
スタニスラフ・ネイガウス | |
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モスクワのノヴォデヴィチ墓地にある墓 | |
基本情報 | |
出生名 | Станислав Генрихович Нейгауз |
生誕 |
1927年3月21日 ソビエト連邦 モスクワ |
死没 |
1980年1月24日(52歳没) ソビエト連邦 モスクワ |
学歴 | モスクワ音楽院 |
ジャンル | クラシック音楽 |
職業 | ピアニスト |
担当楽器 | ピアノ |
スタニスラフ・ゲンリホヴィチ・ネイガウス(ロシア語: Станисла́в Ге́нрихович Нейга́уз;ラテン文字転写例: Stanislav Genrikhovich Neuhaus[1]、1927年3月21日 - 1980年1月24日)は、ロシアのピアニスト[2]。
略歴
編集1927年、モスクワで生まれた。愛称は「スターシク」。1932年に両親が離婚し、母がボリス・パステルナークと結婚したことからパステルナーク家で育った。グネーシン音楽学校で学び、1941年に卒業。1941年から1943年にはチストポリに疎開した。その後モスクワ音楽院に進み、ウラジミール・ベーロフに師事。1944年にベーロフのクラスを卒業後、父・ゲンリフ・ネイガウスに師事し、1950年に卒業した。その後も同大学大学院に進み、1953年に卒業した。
1957年より母校・モスクワ音楽院で教職に就いた。晩年はパステルナーク家で過ごした。1980年、モスクワで52歳で死去。
家族・親族
編集- 父:ゲンリフ・ネイガウス:ピアニスト、ピアノ教師。
- 母:ジナイーダ・エレメーワ:ネイガウスと離婚後ボリス・パステルナークと結婚し、ジナイーダ・パステルナーク(Пастернак Зинаида Николаевна)となったことから後者の名で知られる。回想録を残している。
- 継父:ボリス・パステルナーク:詩人。
- 妻:リュドミラ・ペトローヴナ・ブーニナ:ピアニスト。後に離婚。
- 兄:エイドリアン・ネイガウス
- 息子:スタニスラフ・ブーニン:ピアニスト。
- カロル・シマノフスキ:ゲンリフ・ネイガウスの又従兄弟(ゲンリフの母方の祖母マリアの兄弟フェリクス・シマノフスキの孫がカロル)
録音
編集- ショパン - ソナタ2・3とバラード全曲、舟歌、ワルツ3、5、8、12番、スケルツォ2番、幻想曲、マズルカ数曲、ノクターン5番、8番、ポロネーズ2番、練習曲「エオリアンハープ」「大洋」、幻想ポロネーズ
- リスト - 巡礼の年から数曲。忘れられたワルツ。
- ベートーヴェン - ソナタ27・31・32番等。
- モーツァルト - ソナタK. 545など。
- アレンスキー - 2台のピアノのための組曲第2集。
- スクリャービン - 前奏曲も練習曲もソナタも弾いている。
- ドビュッシー - 版画と前奏曲数曲とベルガマスク組曲。
- ラフマニノフ - 前奏曲と練習曲から数曲およびエレジー。
- プロコフィエフ - ソナタ8番、悪魔的暗示、追憶、ガヴォット、ダンス等。
- シューベルト - ソナタ13番と即興曲1番が残されている。
外部リンク
編集脚注
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