スクリレックス
スクリレックス(英: Skrillex、1988年1月15日 - )は、アメリカ合衆国の音楽プロデューサー、作曲家、編曲家、トラックメイカー兼DJ。カリフォルニア州ロサンゼルス出身。本名はソニー・ジョン・ムーア。
Skrillex | |
---|---|
基本情報 | |
出生名 | ソニー・ジョン・ムーア (Sonny John Moore) |
生誕 | 1988年1月15日(36歳) |
出身地 | アメリカ合衆国 カリフォルニア州ロサンゼルス |
ジャンル |
エレクトロ・ハウス ダブステップ トラップ ムーンバーコア フューチャーベース |
職業 |
ミュージシャン DJ 歌手 ギタリスト |
活動期間 | 2008年 - |
レーベル |
アトランティック・レコード Big Beat ソニー・ミュージックエンタテインメント (米国) Mau5trap OWSLA |
共同作業者 |
フロム・ファースト・トゥ・ラスト deadmau5 コーン ディプロ ジャスティン・ビーバー |
公式サイト |
skrillex |
2004年から2007年のソロキャリアをスタートさせるまで、アメリカ合衆国のポスト・ハードコアバンドであるフロム・ファースト・トゥ・ラストのリードボーカルとして2つのスタジオ・アルバムを制作している。2007年のソロ活動開始から2010年以降、売り上げと知名度を着実に上げていき、2010年代のブロステップムーブメントの象徴的存在となった[1]。
2009年にソロ活動初のEPである『Gypsyhook』を発売した後、ソニー・ムーアとEP製作者ノア・シャーインとの間で自身のデビューアルバムである『Bells』リリースすることが予定されていたが、ムーア自らがこのアルバムのリリースを中止。その後、自身の公式なMyspaceのページ上で初のミニアルバムである『My Name Is Skrillex EP』を発表し、ここから正式なスクリレックスとしての活動がスタートした。2010年にはスクリレックス名義のEPである『Scary Monsters and Nice Sprites』を発表。2011年には、『 More Monsters and Sprites』を発表した。同年11月3日、スクリレックスは新人賞を含めて第54回グラミー賞で5つの部門にノミネートされ、3つの部門でグラミー賞を受賞した。
来歴
編集生い立ち
編集生まれはロサンゼルス北東のハイランドパーク周辺だが、彼が2歳の時に家族はサンフランシスコのフォレストヒルに引っ越した。9歳から10歳まではモハーヴェ砂漠の寄宿学校に通っていたが、後に北カリフォルニアへ移住した。
12歳の頃、結局家族はハイランドパークへ戻る。ソニー自身はロサンゼルスの芸術学校に通うが、14歳の頃に学校でのいじめにより休学する。
- 2004年
- ポスト・ハードコアバンドのフロム・ファースト・トゥ・ラストに加入。ソニー・ジョン・ムーア (Sonny John Moore) 名義でボーカルを務めた。加入当時15歳であった。リリースした各アルバムが、いずれもビルボードアルバムチャートにてチャートイン。
- 2007年
- 2006年以降声帯を痛め、2月にフロム・ファースト・トゥ・ラストを脱退。本格的にソロ活動を行うようになる。
- 2008年
- スクリレックス (Skrillex) 名義での活動を開始。
- 2010年
- 6月7日、自主制作でEP『My Name is Skrillex』をリリース。
- 10月25日、2ndEP『Scary Monsters and Nice Sprites』をリリース。全米ビルボード200にて、最高49位まで上昇し、結果的に15万枚以上を売り上げた。ビルボード・ダンス/エレクトロニック・アルバムチャート3位。また、シングル・カットされたタイトル曲が、全米ビルボードTop Heatseekersにて、34週間以上ランクイン。
- 2011年
- 6月7日、3rdEPとなるリミックス盤『More Monsters and Sprites』をリリース。全米ビルボード200にて、初登場124位を記録した。ビルボード・ダンス/エレクトロニック・アルバムチャート5位。
- 12月23日、4枚目のEP『Bangarang』をリリースし、全米ビルボード200にて初登場19位を記録した。ビルボード・ダンス/エレクトロニック・アルバムチャート1位。
- 2012年
- 2月13日、第54回グラミー賞にて、最優秀新人賞にノミネート、「Scary Monsters and Nice Sprites」で最優秀ダンス/エレクトロニカ・アルバム賞と最優秀ダンス・レコーディング賞、「Cinema (Skrillex Remix)」で最優秀リミックス・レコーディング賞の3部門を受賞した[2]。グラミー賞の最優秀新人賞にDJがノミネートされたのはスクリレックスが初めてである。
- 11月、来日公演(13日 大阪・なんばHATCH、14日 東京・STUDIO COAST)。
- 2013年
- 2014年
- 3月19日、アルバム『Recess』発売。
- 2015年
- 10月25日、MTVヨーロッパ・ミュージック・アワードにて、ジャスティン・ビーバー、スクリレックス、ディプロの「Where Are Ü Now?」が、最優秀コラボレーション賞を受賞[3]。
- 2019年
- 1月18日、日本の歌手宇多田ヒカルとのコラボ"Face My Fears"をリリース[4]。
プライベート
編集2012年2月からイギリスの女性シンガーソングライターであるエリー・ゴールディングと交際していたが、同年10月に破局した[5][6]。
ディスコグラフィ
編集アルバム
編集発売日 | アルバムのタイトル | 販売レーベル | 全米ビルボードアルバムチャート最高位 | セールス |
2014/3/14 | OWSLA, Big Beat | |||
2023/2/17 | Quest For Fire | OWSLA, Atlantic | ||
2023/2/18 | Don't Get To Close | OWSLA, Atlantic |
EP
編集- My Name is Skrillex(自主制作、2010年6月7日)
- Scary Monsters and Nice Sprites(mau5trapより、2010年10月に発売されたEP。代表曲「Scary Monsters and Nice Sprites」が収録されている。全米最高49位。ビルボード・ダンス/エレクトロニック・アルバムチャート3位)
- More Monsters and Sprites(初のリミックスアルバム。2011年6月7日。全米最高124位。ビルボード・ダンス/エレクトロニック・アルバムチャート5位)
- Bangarang(4thEP。2011年12月23日。全米最高19位。ビルボード・ダンス/エレクトロニック・アルバムチャート1位)
- Make It Bun Dem(5thEP。2012年5月1日。スクリレックス×ダミアン・マーリー)
- Leaving(6thEP。2013年1月2日)
- Recess Remixes (7thEP 2014/7/7)
- Ease My Mind v Ragga Bomb Remixes (8thEP 2014/11/24)
- Dirty Vibe (Remixes) (9thEP 2014/12/15)
- Killa Remixes (10thEP 2016/7/15)
- Show Tracks (11thEP 2019/7/19)
- Midnight Hour (Remixes) (2019/12/20)
シングル
編集- Weekends!!!(2010年10月25日)
- Scary Monsters and Nice Sprites(2010年10月25日)ビルボード・Heatseekers Songs 3位。
- First of the Year (Equinox)(2011年6月5日)全米85位。2012 MTV VMAにて最優秀視覚効果賞受賞。
- Ruffneck (FULL Flex)(2011年6月27日)全英89位。全英ダンスチャート20位。
- Breakn' a Sweat(2012年1月15日/ザ・ドアーズとのコラボ)全英32位。全英ダンスチャート6位。
- Bangarang(2012年2月16日)全米72位。全英24位。全英ダンスチャート3位。ギャングスター ベガス内で使用
- Make It Bun Dem(2012年5月1日/ダミアン・マーリーとのコラボ)全英58位。全英ダンスチャート14位。
- Try It Out (Feat.Alvin Risk)(2013年10月14日/コール オブ デューティ ブラックオプス2内で使用)
ミュージックビデオ
編集Year | Song | Director |
---|---|---|
2011 | ||
"Rock n' Roll (Will Take You to the Mountain)" | Jason Ano | |
"First of the Year (Equinox)" | Tony Truand | |
"Ruffneck (FULL Flex)" | ||
2012 | ||
"Bangarang" | ||
"Goin' In (Skrillex "Goin Hard" Remix)" | — | |
"Lick It" | ||
"Make It Bun Dem" | Tony Truand | |
"Breakn' A Sweat" | Radical Friend | |
2013 | "Summit (Unofficial)" | Pilerats |
日本公演
編集- 2012年
- SKRILLEX JAPAN TOUR 2012(11月13日 大阪・なんばHatch、11月14日 東京・STUDIO COAST[7])
- 2013年
- フジロックフェスティバル(Day1 7月26日 新潟・苗場スキー場 WHITE STAGE ヘッドライナー[8])
- Dog Blood (Skrillex & Boys Noize)(7月25日 東京・WOMB)
- 2014年
- 2015年
- ULTRA JAPAN 2015(Day2 9月20日 東京・Odaiba Ultra Park ヘッドライナー)
- 2017年
- Brownies & Lemonade Afterparty with Skrillex, Point Point, Cray, and B&L All Stars(12月27日 東京・WOMB、12月28日・29日 京都・WORLD KYOTO)
- 2018年
- フジロックフェスティバル(Day2 7月28日 新潟・苗場スキー場 GREEN STAGE) - YOSHIKIがゲスト出演。
- 2023年
- ULTRA JAPAN 2023(Day2 9月17日 東京・Odaiba Ultra Park ヘッドライナー)
脚注
編集- ^ “世界で最も稼ぐDJ “テイラー・スウィフトの恋人”が1位に”. Forbes JAPAN. 株式会社アトミックスメディア (2015年9月3日). 2015年10月13日閲覧。
- ^ a b “Past Winners Search”. Grammy Award. 2013年2月10日閲覧。
- ^ “ジャスティン・ビーバー MTVヨーロッパ・ミュージック・アワードで5部門受賞”. シネマトゥデイ (2015年10月29日). 2015年10月29日閲覧。
- ^ “夢のビックコラボ! Skrillex×宇多田ヒカルによるコラボ曲がリリース! PARTY CHANNEL[パーティーチャンネル]”. party-channel.com. 2020年6月3日閲覧。
- ^ Skrillex is Dating Ellie Goulding | Music News | Rolling Stone
- ^ “Ellie Goulding & Skrillex Split — So Sad”. Hollywood Life/. 2016年7月17日閲覧。
- ^ SKRILLEX 2012.11.14 @新木場STUDIO COAST 激ロック
- ^ SKRILLEX FUJI ROCK EXPRESS 2013
- ^ SKRILLEX IN KYOTO WORLD,KYOTO