スカルダズ・ミラー
『スカルダズ・ミラー』 (Skarda's Mirror)は、ダンジョンズ&ドラゴンズ・ファンタジー・ロールプレイングゲームのベーシックD&D用の冒険モジュールである。アーロン・オールストンが執筆し、TSR社から1987年に出版された。表紙イラストはティム・ヒルデブラント、本文イラストはアル・ウィリアムソンとジェフ・イーズリー、地図作成はデイブ・S・ラフォース、デニス・カウス、デイブ・C・サザーランド3世が担当している[1]。モジュールコードはX12、TSR製品コードはTSR 9188である。このモジュールはダンジョンズ&ドラゴンズエキスパートルールとコンパニオンルールと共に使用することを意図して作成された。
コード | X12 |
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TSR製品番号 | 9188 |
必要なルール | D&Dエキスパートルール |
レベル | 5-8 |
セッティング | ミスタラ |
製作者 | アーロン・オールストン |
初版出版年 | 1987 |
ページ数 | 48 |
関連するモジュール | |
X1, X2, X3, X4, X5, X6, X7, X8, X9, X10, X11, X12, X13, XL1, XSOLO, XS2 |
プロット概要
編集このシナリオでは、プレイヤーキャラクター達は魔法の鏡を通り抜けて、鏡の中にある「小型の世界」に閉じ込められた犠牲者達を救出する。ただし、再び外に出るのは非常に困難である[2]。モジュールには、作成済みプレイヤーキャラクターと、プレイヤー向けの援助が用意されている[2]。
ウィザードのスカルダと手下の略奪団は、かつてカラメイコス大公国の地方の居住地を恐怖に陥れ、全ての住人達を拉致して財宝を奪っていた。偶然にも、彼はスペキュラルムにおいて、有名な冒険者レタメロン卿によって発見された。襲撃の余波で、スカルダ(本名マレク)は燃え盛る家屋に閉じ込められた。焼け跡を捜索すると、略奪における彼の役割を記述し、公爵に対するクーデターの概要を述べ、偉大なパワーを持つ魔法の鏡を発見した、という内容の論文を発見した。レタメロンはその鏡を保管し、自分の塔に持ち込んだ。ある夜、彼と妻のハリアは鏡を見て姿を消し、その場には巨大な歯を持った大きなヒヒのようなクリーチャーが現れ、対面した誰もが襲われた。今のところ、塔から生きて出てきた者はいない。レタメロンの父はプレイヤーキャラクター達の姿を見つけ、塔に入って息子を救出してくれるよう懇願する[1]。
出版履歴
編集X12 『スカルダズ・ミラー』はアーロン・オールストンが執筆、表紙イラストはティム・ヒルデブラント、本文イラストはアル・ウィリアムソンが担当し、1987年にTSR社によって、カバー付きの48ページの中綴じ冊子として出版された[2]。
評判
編集参考文献
編集- ^ a b Aaron Allston (1987). Skarda's Mirror. Lake Geneva Wisconsin: TSR, Inc.
- ^ a b c Schick, Lawrence (1991). Heroic Worlds: A History and Guide to Role-Playing Games. Prometheus Books. p. 149. ISBN 0-87975-653-5