スカッドレース
『SCUD RACE』(スカッドレース)は、セガが発売した、BPR GT選手権を題材としたアーケードゲーム。
ゲーム概要
編集1996年に稼動、1997年には新コースを追加した『plus』が稼動した。日本国外では『SEGA SUPER GT』という名前でリリースされている。
また、1997年には東芝EMIよりサウンドトラックも発売され[注 1]、99年にはセガのレースゲームで使用された楽曲を集めたコンピレーション盤『SEGA RACING BEST』にも、本作の楽曲が2曲収録された[注 2]。
2024年現在、家庭用ゲーム機への移植は無い。ドリームキャストのローンチタイトルの一つとして移植が予定され、1998年の発表時には本作の技術デモも公開されたが取り止めになった。
登場車種
編集隠し車種は『Plus』で追加された超初級のみ使用可能。
- ポルシェ・911 GT2 - ハンドリング重視、初心者向け。モデルは1995年シーズンの22号車(Elf Haberthür Racing)。
- フェラーリ・F40 GTE Evo.2 - バランス型。モデルは1996年シーズンの27/28号車(Ennea/Igol)。
- ダッジ・バイパー GTS-R - 加速重視。モデルは1996年シーズンの17/32号車(Viper Team Oreca)。
- マクラーレン・F1 GTR ショートテール - 最高速重視。モデルは1996年シーズンの2/6号車(Gulf Racing/GTC Motorsport)。
- タンク(隠し車種。最高速が非常に高い)
- バス(隠し車種。見た目によらず、ドリフトしやすい)
- 猫(隠し車種。当たり判定が非常に大きい代わりに加速が良い)
- ロケットカー(隠し車種。筐体にあるスタートボタンを押すと加速できる)
このほか、アルピーヌ・A610がCPU車として登場する。
登場コース
編集- 超初級
- 『Plus』のみ登場。オーソドックスな左回りオーバルコースだが、自車をそのままスケールダウンさせ、家の中で走らせるという、まるでおもちゃの世界になっている。バックストレートにボウリングのピンが設置されており、自車でボウリングゲームを行うことができる。スコアはレース終了後に表示される。
- BGMは「Merry Maze」。
- 初級(昼)
- 海沿いや海中トンネルなどを走るコース。通常設定では4周。
- BGMは「Groovin' Daylight」。
- 初級(夜)
- 夜の空港のそばや敷地内を走るコース。コース脇に旅客機が駐められている。通常設定では4周。
- BGMは「Flight in the Dark」。
- 中級
- 通常設定では3周。
- BGMは「Ancient Voice」。
- 上級
- 通常設定では3周。
- BGMは「Breeze of the Middle Ages」。
注釈
編集関連項目
編集- デイトナUSA
- 日本航空 - 初級夜コースで日本航空の旅客機(ボーイング製の747-400やMD-11)が登場する。
- ゲーメスト - 中級コース攻略記事で「ハンドルを右に」とすべきところを「インド人を右に」とする誤植があった[1]。
- Model3
- アウトラン2 - 家庭用版で隠し要素として『スカッドレース』のコースが登場する。
- ^ 『ゲーメスト』193号、1997年4月30日、218頁。