スウィート・スマイル」 (Sweet, Sweet Smile) は、1977年カーペンターズアルバムパッセージ』に収録されているオサ・ヤングジュース・ニュートン作曲のカントリー風 (C&W)の曲。

「スウィート・スマイル」
カーペンターズシングル
初出アルバム『パッセージ
B面 I Have You
リリース
規格 7インチシングル
録音 1977年
ジャンル ポップ
カントリー
時間
レーベル A&M
作詞・作曲 オサ・ヤング
ジュース・ニュートン
プロデュース リチャード・カーペンター
カレン・カーペンター
テンプレートを表示

エルビス・プレスリーの楽曲で知られるドラマーロン・タットを起用している。

概要

編集

この曲はカーペンターズの曲の中で、リチャード・カーペンターではなくカレン・カーペンターが選んだ数少ない曲の1つである。

ジュース・ニュートンと彼女のバンドリーダー、オサ・ヤングは、ニュートン自身が録音するために『Sweet, Sweet Smile』を書いていたが、ニュートンの所属レーベルキャピトル・レコードはこの歌に興味を示さなかった。カーペンターの友人だったニュートンのマネージャーは、カレン・カーペンターが訪問している間、彼の家で『Sweet, Sweet Smile』のデモを演奏した。カレン・カーペンターはこの曲を気に入り、「気に入った…。もっと良い作品ができるはず」だと、兄リチャード・カーペンターに促した。

パッセージ』の3番目のトラックとして1978年にリリースされた。

後にリチャード・カーペンターは、カーペンターズの衰退を認め、次のように付け加えた。「その時に他の誰が『Sweet, Sweet Smile』をやったなら、大きなヒットになっただろう」[1][2]

「Sweet、Sweet Smile」は、 米ビルボードホット100で最高順位44位を記録し、しばらくしてトップ40を下回ったが、カーペンターズは、カントリー・ミュージック部門8位にまで上昇した唯一のチャートヒットを獲得した。 ビルボードイージーリスニングチャートでは、7位に達した。

また、ドイツの歌手、ウェンケ・マイアによる「Sweet、Sweet Smile」のドイツ語版である『Der Mann auf einem Seil』は、 1978年に西ドイツでヒット曲となり、チャート16位を記録した「Lass mein Knie、Joe」(It's a Heartache)のB面に収録された。その他、フィンランドの歌手、リー・ラベンによるアレンジ曲「SäOot Niin Kultainen」は、1978年のアルバム『Aamulla rakkaaninäin』に収録された。

2011年には、作詞、作曲を手掛けたジュース・ニュートンによって、自身のアルバム『アルティメット・ヒッツ・コレクション』のボーナストラックとして、「スウィート・スマイル」の新たに録音されたバージョンがリリースされた。

チャート

編集
国名 チャート (1978) 最高
順位
  アメリカ合衆国 Billboard Hot 100 44
  アメリカ合衆国 Billboard イージーリスニング 7
  アメリカ合衆国 Billboard ホットカントリーシングルス 8
  カナダ Canadian Singles Chart 33
  カナダ RPM アダルト・コンテンポラリー[3] 7
  カナダ RPMRPM カントリートラックス 6
  日本 オリコンシングルチャート 59
  イギリス UK Singles Chart 40

脚注

編集
  1. ^ Rock Hill Herald 21 April 1981 p. 59
  2. ^ John ToblerThe Complete Guide to the Music of the Carpenters (1997); Omnibus Press, London; ISBN 0-7119-6312-6; p.81
  3. ^ Item Display - RPM - Library and Archives Canada”. Collectionscanada.gc.ca (1978年4月15日). 2019年2月15日閲覧。

外部リンク

編集