ジ・オープナー
カーティス・フラーのアルバム
『ジ・オープナー』(The Opener)は、アメリカ合衆国のジャズ・トロンボーン奏者、カーティス・フラーが1957年に録音・発表したスタジオ・アルバム。
『ジ・オープナー』 | ||||
---|---|---|---|---|
カーティス・フラー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1957年6月16日 ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ、ハード・バップ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | アルフレッド・ライオン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
カーティス・フラー アルバム 年表 | ||||
|
解説
編集フラーが初めてブルーノート・レコードで録音したアルバムに当たる[2]。なお、フラーは本作の録音に先がけて、クリフ・ジョーダンのブルーノート盤『クリフ・ジョーダン』(1957年6月2日録音)のセッションにも参加している[1]。また、本作のリリース前にはバド・パウエルのアルバム『バド! ジ・アメイジング・バド・パウエル Vol.3』(1957年8月3日録音[1]、BNLP 1571)の録音に参加し、パウエルはプロデューサーのアルフレッド・ライオンに、フラーのことを「こいつは爆発的な演奏をする」と伝えたという[3]。
Stephen Thomas Erlewineはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「全6曲とも、フラーの温かみがあり流暢なスタイルが押し出されている」「バッキング・ミュージシャンも同等に印象的で、特にモブレーの逞しい演奏は主役を食っている」と評している[2]。
収録曲
編集特記なき楽曲はカーティス・フラー作。
- 素敵な夜を - "A Lovely Way to Spend an Evening" (Harold Adamson, Jimmy McHugh) - 6:53
- ヒューゴア - "Hugore" - 6:44
- オスカリプソ - "Oscalypso" (Oscar Pettiford) - 5:40
- ヒアズ・トゥ・マイ・レディ - "Here's to My Lady" (Rube Bloom, Johnny Mercer) - 6:43
- リジーズ・バウンス - "Lizzy's Bounce" - 5:24
- スーン - "Soon" (George Gershwin, Ira Gershwin) - 5:35
参加ミュージシャン
編集- カーティス・フラー - トロンボーン
- ハンク・モブレー - テナー・サクソフォーン(on #1, #2, #5, #6)
- ボビー・ティモンズ - ピアノ
- ポール・チェンバース - ダブル・ベース
- アート・テイラー - ドラムス
脚注
編集- ^ a b c “Blue Note Records Discography: 1957-1958”. Jazz Discography Project. 2024年9月14日閲覧。
- ^ a b c Erlewine, Stephen Thomas. “The Opener - Curtis Fuller - Album”. AllMusic. 2024年9月14日閲覧。
- ^ オリジナルLP英文ライナーノーツ(ロバート・レヴィン)