ジョー・マンティプリー
ジョゼフ・ニューマン・マンティプリー(Joseph Newman Mantiply, 英語発音:/ˌmæntiˈplaɪ, ˈmæntiˌpli/;1991年3月1日 - )は、アメリカ合衆国バージニア州ダンビル出身のプロ野球選手(投手)。左投右打。MLBのアリゾナ・ダイヤモンドバックス所属。
アリゾナ・ダイヤモンドバックス #35 | |
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デトロイト・タイガース傘下時代 (2015年) | |
基本情報 | |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | バージニア州ダンビル |
生年月日 | 1991年3月1日(33歳) |
身長 体重 |
6' 4" =約193 cm 219 lb =約99.3 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 左投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2013年 MLBドラフト27巡目 |
初出場 | 2016年9月3日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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メディアによっては「マンティプライ」と表記されることもある。
経歴
編集プロ入り前
編集2009年のMLBドラフト48巡目(全体1454位)でニューヨーク・メッツから指名されたが、この時は契約せずにバージニア工科大学へ進学した。
2012年のMLBドラフト28巡目(全体878位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名されたが、この時も契約しなかった。
プロ入りとタイガース時代
編集2013年のMLBドラフト27巡目(全体816位)でデトロイト・タイガースから指名され、プロ入り。契約後、傘下のA-級コネチカット・タイガースでプロデビュー。13試合(先発12試合)に登板して0勝1敗、防御率2.04、30奪三振を記録した。
2014年はA級ウェストミシガン・ホワイトキャップスとAA級エリー・シーウルブズでプレーし、2球団合計で46試合に登板して6勝3敗9セーブ、防御率2.52、86奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、グレンデール・デザートドッグスに所属した。
2015年はAA級エリーとAAA級トレド・マッドヘンズでプレーし、2球団合計で39試合に登板して4勝2敗3セーブ、防御率2.27、50奪三振を記録した。
2016年、マイナーではAA級エリーとAAA級トレドでプレーし、2球団合計で56試合(先発1試合)に登板して4勝2敗1セーブ、防御率2.73、69奪三振を記録した。9月3日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りし[1]、 同日のカンザスシティ・ロイヤルズ戦でメジャーデビュー[2]。この年メジャーでは5試合に登板して防御率16.88だった。
ヤンキース傘下時代
編集2016年11月8日にウェイバー公示を経てニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[3]。直後に一旦自由契約となるも[4]、ほどなくマイナー契約で再契約した。
2017年は傘下のAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレーし、21試合に登板して1勝0敗、防御率4.38、20奪三振を記録した。オフの11月7日にFAとなった[5]。
レッズ傘下時代
編集2017年11月13日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結び、2018年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった。
2018年は3月にトミー・ジョン手術を受けた[6]ため、シーズンを全休した。
2019年は2年ぶりに公式戦復帰を果たし、傘下のAA級チャタヌーガ・ルックアウツとAAA級ルイビル・バッツでプレーした。
ヤンキース時代
編集2019年8月9日に金銭とのトレードで、ヤンキースへ移籍した[7]。移籍後はAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ配属され、直後の8月11日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると[8]、翌日のボルチモア・オリオールズとのダブルヘッダー第2試合で2番手としてこの試合でのヤンキース投手陣最長イニングの3回を投げてメジャー初勝利を挙げた[9]。だが、その翌日の8月13日にDFAとなり、16日にマイナー契約でAAA級スクラントン・ウィルクスバリへ配属された[10]。オフの11月4日にFAとなった[5]。
ダイヤモンドバックス時代
編集2020年1月3日にアリゾナ・ダイヤモンドバックスとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[5]。シーズンでは9月1日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると[11]、4試合に登板した。9月28日にDFAとなり、10月1日にマイナー契約となった[12]。
2021年は5月のマイナーリーグ開幕から傘下のAAA級リノ・エーシズでプレーしていた。5月15日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると[13]、そこから左のリリーフとしてメジャーに定着し、最終的に57試合に登板して0勝3敗11ホールド、防御率3.40、38奪三振を記録した。
2022年は開幕からメジャーに帯同し、7月にはチームからただ1人オールスターに選出された[14]。最終的に69試合に登板して2勝5敗2セーブ22ホールド、防御率2.85、61奪三振を記録した。
選手としての特徴
編集詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2016 | DET | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 16 | 2.2 | 5 | 1 | 2 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 5 | 5 | 16.88 | 3.38 |
2019 | NYY | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1.000 | 14 | 3.0 | 3 | 1 | 2 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 9.00 | 1.67 |
2020 | ARI | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- | 15 | 2.1 | 3 | 0 | 4 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 2 | 2 | 15.43 | 3.00 |
2021 | 57 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 11 | .000 | 177 | 39.2 | 45 | 1 | 17 | 3 | 1 | 38 | 2 | 0 | 24 | 15 | 3.40 | 1.56 | |
2022 | 69 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 5 | 2 | 22 | .286 | 243 | 60.0 | 59 | 6 | 6 | 0 | 3 | 61 | 3 | 1 | 22 | 19 | 2.85 | 1.08 | |
2023 | 35 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 2 | 0 | 1 | .500 | 157 | 39.0 | 35 | 4 | 9 | 1 | 0 | 28 | 1 | 0 | 22 | 20 | 4.62 | 1.13 | |
MLB:6年 | 171 | 3 | 0 | 0 | 0 | 5 | 10 | 2 | 34 | .333 | 622 | 146.2 | 152 | 13 | 40 | 5 | 4 | 133 | 6 | 1 | 80 | 66 | 4.05 | 1.31 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手(P) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | DET | 5 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2019 | NYY | 1 | 2 | 1 | 0 | 0 | 1.000 |
2020 | ARI | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | ---- |
2021 | 57 | 2 | 6 | 0 | 1 | 1.000 | |
2022 | 69 | 2 | 5 | 0 | 0 | 1.000 | |
2023 | 35 | 1 | 11 | 0 | 0 | 1.000 | |
MLB | 171 | 7 | 24 | 0 | 1 | 1.000 |
- 2023年度シーズン終了時
記録
編集- MLBオールスターゲーム選出:1回(2022年)
背番号
編集- 46(2016年)
- 74(2019年)
- 36(2020年)
- 35(2021年 - )
脚注
編集- ^ Charlie Wilmoth (2016年9月3日). “Tigers Designate Donn Roach, Add Joe Mantiply To Roster” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月15日閲覧。
- ^ “Detroit Tigers at Kansas City Royals Box Score, September 3, 2016” (英語). Baseball-Reference.com. 2022年5月15日閲覧。
- ^ Steve Adams (2016年11月8日). “Yankees Claim Joe Mantiply From Tigers, Designate Branden Pinder” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月15日閲覧。
- ^ Jeff Todd (2016年11月28日). “Yankees Release Nathan Eovaldi, Two Others” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月15日閲覧。
- ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2022年5月15日閲覧。
- ^ “Reds' Joe Mantiply: Has Tommy John surgery” (英語). CBS Sports (2018年3月9日). 2022年5月15日閲覧。
- ^ Connor Byrne (2019年8月9日). “Yankees Acquire Joe Mantiply From Reds” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月15日閲覧。
- ^ Anthony Franco (2019年8月11日). “Yankees Select Brady Lail And Joe Mantiply, Transfer Stanton To 60-Day IL” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月15日閲覧。
- ^ “Baltimore Orioles at New York Yankees Box Score, August 12, 2019” (英語). Baseball-Reference.com. 2022年5月15日閲覧。
- ^ Jeff Todd (2019年8月16日). “Outrighted: Yacabonis, Mantiply, Lail” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月15日閲覧。
- ^ Connor Byrne (2020年9月1日). “Diamondbacks Make Several Roster Moves” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月15日閲覧。
- ^ Connor Byrne (2020年10月1日). “Diamondbacks Outright Joe Mantiply” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月15日閲覧。
- ^ Mark Polishuk (2021年5月15日). “Diamondbacks Place Kelly, Bukauskas, Devenski On Injured List” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月15日閲覧。
- ^ Steve Gilbert (2022年7月10日). “After long journey, Mantiply a 1st-time All-Star” (英語). MLB.com. 2023年5月9日閲覧。
- ^ 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2022』廣済堂出版、2022年、468頁。ISBN 978-4-331-52361-2。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Joe Mantiply stats MiLB.com
- Joe Mantiply (@jmantiply91) - X(旧Twitter)