ジョージ・ダンロップ・レスリー
ジョージ・ダンロップ・レスリー（George Dunlop Leslie RA、1835年7月2日 - 1921年2月21日）はイギリスの画家である。
ジョージ・ダンロップ・レスリー George Dunlop Leslie | |
|---|---|
 自画像 (1882年) | |
| 生誕 |
1835年7月2日.svg){kind=small} イギリス、ロンドン |
| 死没 |
1921年2月21日 イギリス、サセックス |
略歴
編集ロンドンで生まれた。父親のチャールズ・ロバート・レスリーは文学作品を題材にした絵画を得意にした画家で、叔父のロバート・レスリーは海洋画家であった。フランシス・スティーブン・ケーリが運営するロンドンの私立の美術学校で学んだ後、1854年からロイヤル・アカデミー・オブ・アーツの美術学校で学んだ。1859年からロイヤル・アカデミーの展覧会に毎年出展をした。1868年にロイヤル・アカデミーの準会員になり、1876年に正会員になった。
はじめ、ロンドンのシティ・オブ・ウェストミンスターのセント・ジョンズ・ウッド(St John's Wood)地区に住み、フィリップ・ハモジェニーズ・コールドロンやヘンリー・ステイシー・マークスらと「セント・ジョンズ・ウッド派（St John's Wood Clique）」を形成した。
1884年にオックスフォードシャーの セントレオナルド・フォスターレーンに住み、近所に住む画家の姉メアリー・レスリー(Mary Leslie: 1833–1907)やジェームズ・ハイラー(James Hayllar:1829–1920)と1887年のビクトリア女王即位50年を記念する肖像画を描いた[1]。1906年からはサセックスの Lindfieldに住んだ。
初期の作品の「Matilda」[2]には、当時イギリスで流行していたラファエル前派の影響が見られるが、イギリスの家族の生活の雰囲気を描くスタイルに変わっていき、子供たちや、親子を題材に描いた[3]。
作家としても、自ら挿絵を描いた随筆、「Our river」(1888)、「Letters to Marco」(1893)、「Riverside letters」(1896)を出版し、ロイヤル・アカデミーの初期の歴史を書いた、「The inner life of the Royal Academy」も出版した。
作品
編集-
「The Nut Brown Maid」(1981)(バラッドの「ナッツ・ブラウン・メイド」題材) -
「Cowslips(黄花九輪桜)」 (1877) -
「Her first place(彼女の最初の場所)」(19世紀頃) -
廃屋 (1906)
_-_The_Deserted_Mill_-_N02070_-_National_Gallery.jpg)
-
不思議の国のアリス（1879年頃） -
バラ(1880) -
金魚売り
脚注
編集- ^ “G D Leslie”. 2014年7月26日閲覧。
- ^ Mathilda.
- ^ G D leslie[リンク切れ] (Mid Sussex Times, May 2003).
参考文献
編集- Taylor, Tom. G. D. Leslie ARA, from English painters of the present day (London, Seeley, 1871).
- Chesterton, G. K. Famous Paintings, Volume 1 (Cassell, 1913), no. 28.
- Waters, Grant M. 'Dictionary of British Artists Working 1900-1950' (Eastbourne Fine Art, 1976).
