ジョン・ガント
ジョン・マイケル・ガント(John Michael Gant, 1992年8月6日 - )は、アメリカ合衆国ジョージア州サバンナ出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
セントルイス・カージナルス時代 (2018年9月9日) | |
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ジョージア州サバンナ |
生年月日 | 1992年8月6日(32歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 200 lb =約90.7 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2011年 MLBドラフト21巡目 |
初出場 | 2016年4月6日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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経歴
編集プロ入りとメッツ傘下時代
編集2011年のMLBドラフト21巡目(全体642位)でニューヨーク・メッツから指名され、プロ入り。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・メッツでプロデビュー。4試合(先発1試合)に登板して0勝1敗、防御率6.48、5奪三振を記録した。
2012年はアパラチアンリーグのルーキー級キングスポート・メッツとA級サバンナ・サンドナッツでプレーし、2球団合計で12試合に先発登板して3勝4敗、防御率4.98、52奪三振を記録した。
2013年はA-級ブルックリン・サイクロンズでプレーし、13試合に先発登板して6勝4敗、防御率2.89、81奪三振を記録した。
2014年はA級サバンナでプレーし、21試合に先発登板して11勝5敗、防御率2.56、114奪三振を記録した。
2015年はA+級セントルーシー・メッツとAA級ビンガムトン・メッツでプレーした。
ブレーブス時代
編集2015年7月24日にフアン・ウリーベ、ケリー・ジョンソンとのトレードで、ロブ・ウェイレンと共にアトランタ・ブレーブスへ移籍した[1]。移籍後は傘下のAA級ミシシッピ・ブレーブスでプレーし、移籍前を含めた3球団合計では24試合に先発登板して10勝5敗、防御率3.08、134奪三振を記録した。オフの11月19日にルール・ファイブ・ドラフトでの流出を防ぐために40人枠入りした[2]。
2016年はメジャーの開幕ロースター入りを果たし、4月6日のワシントン・ナショナルズ戦でメジャーデビュー[3]。この年メジャーでは20試合(先発7試合)に登板して1勝4敗、防御率4.86、49奪三振を記録した。
カージナルス時代
編集2016年12月1日にハイメ・ガルシアとのトレードで、クリス・エリス、ルーク・ダイクストラと共にセントルイス・カージナルスへ移籍した[4]。
2017年はマイナーで過ごす期間の方が多く、傘下のAAA級メンフィス・レッドバーズでは18試合に先発登板して6勝5敗、防御率3.83、99奪三振を記録した。メジャーでは7試合(先発2試合)に登板して0勝2敗、防御率4.67、11奪三振を記録した。
2018年は26試合(先発19試合)に登板して7勝6敗、防御率3.47、95奪三振を記録した。
2019年はリリーフに固定され、64試合に登板して11勝1敗3セーブ、防御率3.66、60奪三振を記録した。
2020年は17試合に登板して0勝3敗、防御率2.40、18奪三振を記録した。
ツインズ時代
編集2021年7月30日にJ.A.ハップとのトレードで、エバン・シスクと共にミネソタ・ツインズへ移籍した[5]。
日本ハム時代
編集2021年12月9日に北海道日本ハムファイターズと契約合意したことが発表された[6]。年俸は2億4000万円プラス出来高[7]、背番号は42[8]。
2022年は右肘の状態が思わしくなく、球団の全支配下選手で唯一登板機会がないまま、6月14日に治療のために一時帰国した[9]。その後再来日し、10月にはフェニックス・リーグや四国アイランドリーグplus選抜戦に出場し好投。11月30日に契約延長で合意した[7]。年俸は5000万円プラス出来高[7]。
2023年は開幕からファームで調整を続けていたが、4月21日に右肘の検査と治療のため帰国[10]。6月30日に自由契約となり退団した[11]。
投球スタイル
編集球種 | 割合 | 平均球速 | 最高球速 | ||
% | mph | km/h | mph | km/h | |
シンカー | 37.1 | 91.6 | 147.4 | 96.8 | 155.8 |
チェンジアップ | 22.5 | 80.1 | 128.9 | 83.6 | 134.5 |
カッター | 19.6 | 85.4 | 137.4 | 92.1 | 148.2 |
フォーシーム | 12.2 | 92 | 148.1 | 97.2 | 156.4 |
カーブ | 5.6 | 74.7 | 120.2 | 78.6 | 126.5 |
スライダー | 3.1 | 80.1 | 128.9 | 82.5 | 132.8 |
最速99mph[13](約159.3km/h)のシンカーを主体とし、変化球ではチェンジアップとカットボール、稀にスライダーを投げる[14]。新庄剛志は「バッターから見えづらいし。コントロールも低めに集まりそうでゴロを打たせてくれそうな」と評価している[15]。
詳細情報
編集NPB記録
編集- 一軍公式戦出場なし
年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2016 | ATL | 20 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 | 222 | 50.0 | 54 | 7 | 21 | 3 | 2 | 49 | 4 | 0 | 32 | 27 | 4.86 | 1.50 |
2017 | STL | 7 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 76 | 17.1 | 17 | 4 | 10 | 1 | 1 | 11 | 0 | 0 | 9 | 9 | 4.67 | 1.56 |
2018 | 26 | 19 | 0 | 0 | 0 | 7 | 6 | 0 | 0 | .538 | 487 | 114.0 | 91 | 9 | 57 | 3 | 2 | 95 | 5 | 0 | 54 | 44 | 3.47 | 1.30 | |
2019 | 64 | 0 | 0 | 0 | 0 | 11 | 1 | 3 | 19 | .917 | 269 | 66.1 | 51 | 4 | 34 | 1 | 0 | 60 | 1 | 0 | 29 | 27 | 3.66 | 1.28 | |
2020 | 17 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 7 | .000 | 61 | 15.0 | 9 | 0 | 7 | 0 | 0 | 18 | 1 | 0 | 6 | 4 | 2.40 | 1.07 | |
2021 | 25 | 14 | 0 | 0 | 0 | 4 | 6 | 0 | 1 | .400 | 345 | 76.1 | 64 | 6 | 56 | 2 | 5 | 56 | 0 | 0 | 32 | 29 | 3.42 | 1.57 | |
MIN | 14 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1 | 5 | 0 | 1 | .167 | 146 | 33.2 | 31 | 4 | 15 | 0 | 1 | 36 | 3 | 0 | 24 | 21 | 5.61 | 1.37 | |
'21計 | 39 | 21 | 0 | 0 | 0 | 5 | 11 | 0 | 2 | .313 | 491 | 110.0 | 95 | 10 | 71 | 2 | 6 | 92 | 3 | 0 | 56 | 50 | 4.09 | 1.51 | |
MLB:6年 | 173 | 49 | 0 | 0 | 0 | 24 | 26 | 3 | 28 | .480 | 1606 | 372.2 | 317 | 34 | 200 | 10 | 11 | 325 | 14 | 0 | 186 | 161 | 3.89 | 1.39 |
- 2023年度シーズン終了時
年度別守備成績
編集年 度 |
球 団 |
投手(P) | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
試 合 |
刺 殺 |
補 殺 |
失 策 |
併 殺 |
守 備 率 | ||
2016 | ATL | 20 | 3 | 3 | 0 | 1 | 1.000 |
2017 | STL | 7 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1.000 |
2018 | 26 | 13 | 8 | 0 | 0 | 1.000 | |
2019 | 64 | 5 | 7 | 0 | 0 | 1.000 | |
2020 | 17 | 1 | 2 | 0 | 0 | 1.000 | |
2021 | 25 | 4 | 13 | 1 | 3 | .944 | |
MIN | 14 | 0 | 3 | 1 | 0 | .750 | |
'21計 | 39 | 4 | 16 | 2 | 3 | .909 | |
MLB | 173 | 27 | 40 | 2 | 4 | .971 |
- 2023年度シーズン終了時
背番号
編集- 52(2016年)
- 53(2017年 - 2021年7月29日)
- 33(2021年8月1日 - 同年終了)
- 42(2022年 - 2023年6月30日)
脚注
編集- ^ Joel Sherman (2015年7月24日). “Offense-needy Mets land Juan Uribe, Kelly Johnson from Braves” (英語). New York Post. 2018年8月4日閲覧。
- ^ Mark Bowman (2015年11月19日). “Braves add Smith, Gant to 40-man roster” (英語). MLB.com. 2018年8月4日閲覧。
- ^ “Washington Nationals at Atlanta Braves Box Score, April 6, 2016” (英語). Baseball-Reference.com. 2018年8月4日閲覧。
- ^ Mark Bowman (2016年12月2日). “Braves trade for Cards lefty Garcia” (英語). MLB.com. 2018年8月4日閲覧。
- ^ “Cardinals, Twins Swap John Gant For J.A. Happ” (英語). MLB Trade Rumors. 2021年7月30日閲覧。
- ^ “新庄ビッグボス「いいね!押しちゃいそうになった」前ツインズのガント獲得”. nikkansports.com. 日刊スポーツNEWS. (2021年12月9日) 2021年12月9日閲覧。
- ^ a b c “【日本ハム】ガントと5000万円+出来高で契約延長「違った自分お見せできる」登板ゼロから飛躍へ”. 日刊スポーツ. 2022年11月30日閲覧。
- ^ “日本ハム、木村文紀が背番号「36」に変更 新助っ人4選手の背番号も発表”. 日刊スポーツ. (2022年1月7日) 2022年1月7日閲覧。
- ^ “ガント投手が一時帰国”. 北海道日本ハムファイターズ (2022年6月14日). 2022年6月14日閲覧。
- ^ “日本ハム・ガントが右肘治療のため米国へ一時帰国 来日2年目で1軍登板なし”. スポニチアネックス. 2023年4月22日閲覧。
- ^ 一般社団法人日本野球機構. “自由契約選手 | 2023年度公示”. NPB.jp 日本野球機構. 2023年7月1日閲覧。
- ^ “John Gant Statcast, Visuals & Advanced Metrics | MLB.com” (英語). baseballsavant.com. 2022年3月18日閲覧。
- ^ 2019年 アトランタ・ブレーブス戦で計測
- ^ “John Gant Pitching Stat Details”. Baseball Cube. 2018年8月4日閲覧。
- ^ “日本ハム 新庄監督「いいと思います。ホントに」ガントがブルペンで30球 メジャー通算24勝右腕”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2023年2月18日) 2023年2月18日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- John Gant stats MiLB.com
- 個人年度別成績 J.ガント - NPB.jp 日本野球機構