Wikipedia

ジョン・ウォーカー (シンガーソングライター)

アメリカのシンガーソングライター（1985 - ）

ジョナサン・ジェイコブ・ウォーカー（Jonathan Jacob Walker、1985年9月17日[4] - ）は、アメリカ合衆国のシンガーソングライター[5]。2006年から2009年までパニック!アット・ザ・ディスコのベーシストとして[6]、2009年から2010年までザ・ヤング・ヴェインズのメンバーとして活動し、同バンドの活動休止後はソロ・アーティストとして活動している[7]。

ジョン・ウォーカー
（2011年）
基本情報
原語名 Jon Walker
出生名 Jonathan Jacob Walker[1]
生誕 (1985-09-17) 1985年9月17日（39歳）
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 イリノイ州シカゴ[2]
学歴 バートレット高校卒業[3]
ジャンル
職業
担当楽器
共同作業者
公式サイト jonwalkermusic.com

経歴

編集

生い立ち

編集

イリノイ州シカゴで生まれ育つ[2]。バートレット高校卒業[3]。

センターフォールド（Centerfold）やフェアウェル・ナイト（Farewell Night）のバンドメンバーとして活動した後、マイキー・ラッセル（英語版）率いる504プラン（504 Plan）に参加する[8][9]。

2006年 - 2009年 : パニック!アット・ザ・ディスコ

編集
 
2006年のウォーカー

ジ・アカデミー・イズのギターテクニシャンを務めていた頃に、当時パニック!アット・ザ・ディスコのギタリストであったライアン・ロスと出会う[10]。その1か月以内にパニック!アット・ザ・ディスコのメンバー間でベーシストの交代が検討され[10]、2006年5月に脱退したブレント・ウィルソンの後任として加入[11][12][13]。加入当時21歳だったウォーカーは、バンドの最年長メンバーとなった[11]。加入後初のライブとなった『KROQ Weenie Roast』までに音源を聴いてベースのパートを覚えた[10]。

2008年に発売された2作目のスタジオ・アルバム『プリティ。オッド。』では演奏に加え、ソングライターとしての役割も担った[14][15]。同年12月に発売されたライブ・アルバム『ライヴ・イン・シカゴ』にも参加している[15]。

2009年7月6日、公式サイト上でロスとともに「さらなる音楽の追求」を理由に脱退を発表[16][17]。

2009年 - 2010年 : ザ・ヤング・ヴェインズ

編集
 
ファーミングデール公演でのウォーカー（2010年）

2009年7月13日、ロスがMTVニュースの取材でウォーカーやプロデューサーのロブ・メイセスとともに作曲作業や録音作業を行っていることを公言[18]。録音作業にはファントム・プラネットのフロントマンであるアレックス・グリーンワルド、かつてパニック!アット・ザ・ディスコのツアー・メンバーであったエリック・ロニックも参加した[19]。7月28日、ロスと結成したバンド名が「ザ・ヤング・ヴェインズ」（The Young Veins）に決定したことを発表し、バンドの公式MySpaceページで初の楽曲「Change」を発表[20][21]。

2010年6月8日にワン・ヘイヴン・ミュージックからデビュー・アルバム『Take a Vacation!』を発売[22]。しかし、同年12月11日に公式Twitter上でザ・ヤング・ヴェインズの活動休止を発表した[23]。

2011年 - : ソロアーティストとしての活動

編集

2011年1月6日、ソロ名義で初となる音源『Home Recordings』（EP）をBandcamp上で発売[24]。

2016年12月16日、コブラ・スターシップの元メンバーであるヴィクトリア・アッシャー（Vicky-T名義）とのコラボ曲「Push Comes To Shove」を発売[25]。

2018年7月25日、俳優のジェイコブ・ギヴンズの公式YouTubeチャンネルで、自身がサウンドトラックの作曲を手がけた短編映画『Intermission』が公開された[26]。

2019年2月16日、公式YouTubeチャンネルでポッドキャストの配信を開始[27]。

人物

編集

お気に入りのバンドの1つにビートルズを挙げ、「芸術的にも個人的にも影響を受けた」と語っている[28]。

2011年にキャシーという女性と結婚[28]。キャシーは2018年に自伝『Everything is Moving』を発売している[29][30]。

作品

編集

パニック!アット・ザ・ディスコ

編集
→詳細については「パニック!アット・ザ・ディスコの作品」および各項目を参照

ザ・ヤング・ヴェインズ

編集

ソロ

編集
LP
  • New Songs（2011年10月18日）
  • Connections（2014年1月27日）[31]
  • Diffrent（2021年6月8日）
EP
  • Home Recordings（2011年1月6日）
  • Crazy Dream（2012年11月16日）
  • Real Life（2015年8月30日）
  • Impending Bloom（2019年1月11日）
シングル
  • "Push Comes to Shove"（2016年12月16日） ※Vicky-T feat. Jon Walker[25]
  • "The Way It Was"（2018年12月17日）[32][33]
  • "It's Almost Halloween"（2020年10月22日）[注 3]
  • "If I Could Fly"（2021年1月15日）
  • "FUN WARE"（2022年12月15日）
  • "Everything"（2024年1月1日）

出演

編集
ミュージック・ビデオ

脚注

編集
[脚注の使い方]

注釈

編集
  1. ^ 「マッド・アズ・ラビッツ」ではベースを弾かず、ギターを弾いた。
  2. ^ 「Maybe I Will, Maybe I Won't」と「Everyone But You」の2曲を手がけた。
  3. ^ パニック!アット・ザ・ディスコのカバー曲で、ミキシングとマスタリングはエリック・ロニックが手がけた[34]。

出典

編集
  1. ^ iamjonwalkerのツイート（406600830175834112）
  2. ^ a b Jacob Givens (13 September 2021). Jon Walker - Episode 6 | Waterproof Records with Jacob Givens. 2024年5月2日閲覧。
  3. ^ a b "Friday Flyover: Bartlett High School". ABC7 Chicago. WLS-TV. 5 October 2018. 2024年5月2日閲覧。
  4. ^ "Today in History: September 17, Camp David Accords". AP News. The Associated Press. 17 September 2022. 2023年8月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月2日閲覧。
  5. ^ Kovalevsky, Brieann (2 September 2015). "Jon Walker releases Real Life EP". Stage Right Secrets. 2024年5月3日閲覧。
  6. ^ Kreps, Daniel (6 July 2009). "Panic At the Disco Lose Members Ryan Ross and Jon Walker". Rolling Stone. 2024年7月30日閲覧。
  7. ^ "Hear ex-Panic! At The Disco bassist's wistful new solo song". Alternative Press. 20 December 2018. 2024年7月30日閲覧。
  8. ^ "Cover Story: Chicago Punk 3". Illinois Entertainer. 2010年12月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月23日閲覧。
  9. ^ Farewell Night - Summer 2002 Demos. 13 February 2018. 2024年9月23日閲覧。
  10. ^ a b c Payne, Chris (25 September 2015). "Panic! at the Disco's Debut Turns 10: Oral History Told by Brendon Urie, Pete Wentz & More". Billboard. 2024年5月2日閲覧。
  11. ^ a b Stout, Gene (30 November 2006). "A sudden Panic! has hit the world". seattlepi.com. Hearst Newspapers, LLC. 2024年5月3日閲覧。
  12. ^ “Panic Embraces '70s On New Disc”. Tampa Tribune. (April 18, 2008) 
  13. ^ "Who are Panic! at the Disco?". BBC News. BBC. 1 September 2006. 2009年7月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月3日閲覧。
  14. ^ Wheeler, Katrina-Kasey (10 July 2008). "Pretty Odd: An Interview with Panic! at the Disco". PopMatters (Interview). PopMatters Media. 2023年7月31日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月23日閲覧。
  15. ^ a b "Hear ex-Panic! At The Disco bassist's wistful new solo song". Alternative Press. 20 December 2018. 2022年8月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月23日閲覧。
  16. ^ Nagy, Evie (6 July 2007). "Two Members Quit Panic At The Disco". Billboard. 2024年5月3日閲覧。
  17. ^ Montgomery, James (6 July 2009). "Panic At The Disco Lose Two Members". MTV News. Viacom International. 2023年2月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月3日閲覧。
  18. ^ Montgomery, James (13 July 2009). "Exclusive: Ryan Ross Talks About Leaving Panic! At The Disco". MTV News. MTV Networks. 2009年7月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年7月30日閲覧。
  19. ^ Montgomery, James (15 July 2009). "Exclusive: Ryan Ross Talks New Music, Moving On From Panic! At The Disco". MTV News. MTV Networks. 2009年7月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月3日閲覧。
  20. ^ Montgomery, James (28 July 2009). "Exclusive: Former Panic! At The Disco Members Become The Young Veins". MTV News. MTV Networks. 2024年7月30日閲覧。
  21. ^ Hyclak, Anna (28 July 2009). "LISTEN: Panic at the Disco Release New Song". SPIN. Next Management Partners. 2024年7月30日閲覧。
  22. ^ Reed, Ryan (16 June 2010). "The Young Veins: Take a Vacation!". PopMatters. PopMatters Media. 2010年6月18日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月3日閲覧。
  23. ^ iamjonwalkerのツイート（13323627550212096）
  24. ^ "Music | Jon Walker". Bandcamp. Bandcamp Ventures LLC. 2024年5月3日閲覧。
  25. ^ a b "Push Comes To Shove (feat. Jon Walker) - Single - Album by Vicky-t". Apple Music. Apple. 2024年5月3日閲覧。
  26. ^ Written & Directed by Jacob Givens (25 July 2018). Intermission | Short Film (2018) - Filmed on iPhone 8 Plus. 2024年5月3日閲覧。
  27. ^ Jon Walker (16 February 2019). Jon Walker's Podcast: Cassie Walker. 2024年5月3日閲覧。
  28. ^ a b Peters, Ryan (20 May 2011). "Interview: Jon Walker" (Interview). Heave Media. 2011年8月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月3日閲覧。
  29. ^ Cassie Walker [@cassiewalkermindbody] (2018年11月14日). "The day is here!". Instagramより2024年7月30日閲覧。
  30. ^ "CASSIE'S BOOK". jonwalkermusic.com. 2024年7月30日閲覧。
  31. ^ Silver, Mamie (28 January 2014). "Jon Walker (ex-Panic! At The Disco) releases new LP". Alternative Press. 2022年9月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月3日閲覧。
  32. ^ iamjonwalkerのツイート（1074705451051188232）
  33. ^ Jamieson, Brii (20 December 2018). "Former-Panic! At The Disco Bassist Jon Walker Has Dropped A Solo Single". Rock Sound. 2019年2月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年5月3日閲覧。
  34. ^ Jon Walker (22 October 2020). Jon Walker - It's Almost Halloween (acoustic cover). 2024年5月3日閲覧。
  35. ^ "What happened to Gym Class Heroes?". Alternative Press. 19 August 2016. 2024年5月2日閲覧。

外部リンク

編集
 
ウィキメディア・コモンズには、ジョン・ウォーカー (シンガーソングライター)に関連するカテゴリがあります。
「https://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=ジョン・ウォーカー_(シンガーソングライター)&oldid=102535919」から取得