ジョニー・ヘルウェグ
ジョン・デイビッド・ヘルウェグ(John David Hellweg, 1988年10月29日 - )は、アメリカ合衆国ミシガン州アナーバー出身のプロ野球選手(投手)。右投右打。
2018年8月10日 タマホームスタジアム筑後にて | |
基本情報 | |
---|---|
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ミシガン州アナーバー |
生年月日 | 1988年10月29日(36歳) |
身長 体重 |
6' 7" =約200.7 cm 235 lb =約106.6 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2008年 MLBドラフト16巡目でロサンゼルス・エンゼルスから指名 |
初出場 |
MLB / 2013年6月28日 NPB / 2018年9月20日 |
最終出場 | NPB / 2019年9月23日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
| |
この表について
|
経歴
編集エンゼルス傘下時代
編集2008年にMLBドラフト16巡目(全体1357位)でロサンゼルス・エンゼルスから指名。エンゼルスではAA級アーカンソー・トラベラーズでプレーしたのが最高で、メジャーに昇格することはなかった。
ブルワーズ時代
編集2012年7月27日にザック・グレインキーとのトレードで、ジーン・セグラ、アリエル・ペーニャと共にミルウォーキー・ブルワーズへ移籍した[1]。
2013年6月26日にメジャーデビュー。8試合(うち先発7試合)に登板し、1勝4敗、防御率6.75の成績を残した[2]。
2014年はシーズンの大半を故障の治療に費やし、AAA級ナッシュビル・サウンズで4試合に登板したのみに終わった[2]。
ブルワーズ退団後
編集2015年11月17日にサンディエゴ・パドレスとマイナー契約を結び、翌年のスプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[1]。
2016年はパドレス傘下AA級エルパソ・チワワズ、AAA級サンアントニオ・ミッションズともに防御率10点台という成績に終わり[2]、6月30日に自由契約となった[1]。7月8日にカナディアン・アメリカン・リーグのニュージャージー・ジャッカルズと契約した。20試合に登板し、3勝1敗1セーブ、防御率3.43の成績を残した[2]。11月6日にシンシナティ・レッズとマイナー契約を結んだが、公式戦で登板することなく退団した。
2017年は再びニュージャージー・ジャッカルズと契約した。ストッパーとして36試合に登板し2勝3敗19セーブ、防御率3.43の好成績を残し[2]、8月24日にピッツバーグ・パイレーツとマイナー契約を結んだ[3]。
2018年はパイレーツ傘下AAA級インディアナポリス・インディアンズで24試合に登板し、1勝1敗11セーブ、防御率1.33の成績を残した[2]。
広島時代
編集2018年6月26日に広島東洋カープと契約したことが発表された。背番号は62[4]。9月に一軍に昇格。9月20日の阪神タイガース戦でデビューし、1回1奪三振無失点だった[5]。中継ぎとして7試合に登板して2ホールド、10奪三振、防御率1.13だった。日本シリーズでも3試合に登板した。
2019年も外国人枠により出番は限られ5試合の登板に終わり、シーズン終了後に自由契約となった。
広島退団後
編集2020年にセントルイス・カージナルスとマイナー契約を結んだ。しかし、新型コロナウイルス感染拡大により[6]、マイナー選手の大量解雇が各球団で発生。ヘルウェグもその煽りを受け5月27日に解雇された[7]。
2021年2月22日に独立リーグ・アトランティックリーグのロングアイランド・ダックスと契約した[1]。
選手としての特徴・人物
編集156km/h[8]の直球のほか、スライダー、カットボール、シンカーを投げる[4]。
愛称はアメリカン・コミックスおよび映画の主人公にちなんだ「ヘルボーイ」、「ヘルレーザー」[9]。
詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
2013 | MIL | 8 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 | 162 | 30.2 | 40 | 3 | 26 | 0 | 8 | 9 | 4 | 0 | 30 | 23 | 6.75 | 2.15 |
2018 | 広島 | 7 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | ---- | 33 | 8.0 | 4 | 0 | 5 | 0 | 1 | 10 | 0 | 0 | 1 | 1 | 1.13 | 1.13 |
2019 | 5 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 1 | 1.000 | 13 | 3.2 | 2 | 0 | 1 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0.00 | 0.82 | |
MLB:1年 | 8 | 7 | 0 | 0 | 0 | 1 | 4 | 0 | 0 | .200 | 162 | 30.2 | 40 | 3 | 26 | 0 | 8 | 9 | 4 | 0 | 30 | 23 | 6.75 | 2.15 | |
NPB:2年 | 12 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 3 | 1.000 | 46 | 11.2 | 6 | 0 | 6 | 0 | 1 | 12 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0.77 | 1.03 |
- 2019年度シーズン終了時
記録
編集NPB投手記録
- 初登板:2018年9月20日、対阪神タイガース21回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、9回表に5番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初奪三振:同上、9回表に陽川尚将から空振り三振
- 初ホールド:2018年9月29日、対読売ジャイアンツ23回戦(東京ドーム)、6回裏に2番手で救援登板、1回無失点
- 初勝利:2019年9月23日、対中日ドラゴンズ24回戦(MAZDA Zoom-Zoom スタジアム広島)、10回表に5番手で救援登板・完了、1/3回無失点
背番号
編集- 40 (2013年)
- 62 (2018年 - 2019年)
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d e MLB公式プロフィール参照。2021年9月5日閲覧。
- ^ a b c d e f “All Professional Baseball Statistics for Johnny Hellweg”. Baseball-Reference.com. 2021年9月5日閲覧。
- ^ jackalsbaseballの2017年8月24日のツイート- X(旧Twitter)
- ^ a b “広島が2メートル右腕のヘルウェグを獲得 3Aで今季11セーブ”. サンスポ. (2018年6月26日) 2018年6月26日閲覧。
- ^ 広島 ヘルウェグ プロ野球史上、最も遅い時間帯でのデビュー?スポニチ 2018年9月21日掲載
- ^ “米プロ野球のマイナーリーグで大量解雇 新型コロナウイルスの影響で“失業者”続出”. スポーツニッポン. (2020年5月29日) 2020年6月9日閲覧。
- ^ “カージナルス解雇の33選手の中に元広島ヘルウェグ”. 日刊スポーツ (2020年6月3日). 2020年6月9日閲覧。
- ^ 広島新助っ投ヘルウェグ本拠地で156キロデビュー日刊スポーツ 2018年7月13日掲載
- ^ “広島新外国人ヘルウェグ、愛称は「ヘルボーイ」? - プロ野球 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2022年5月5日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- 個人年度別成績 J.ヘルウェグ - NPB.jp 日本野球機構