ジョセフ・マレー
アメリカ合衆国の外科医
ジョセフ・エドワード・マレー(Joseph Edward Murray、1919年4月1日 - 2012年11月26日)はアメリカ合衆国の外科医。ハーバード・メディカルスクール名誉教授。世界で最初の腎移植を行ったことで知られる。人間の病気治療に関する臓器および細胞移植の研究により、1990年にエドワード・ドナル・トーマスと共にノーベル生理学・医学賞を受賞した。
Joseph Murray ジョセフ・マレー | |
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生誕 |
Joseph Edward Murray 1919年4月1日 アメリカ合衆国 マサチューセッツ州 |
死没 |
2012年11月26日 (93歳没) アメリカ合衆国 ボストン |
国籍 | アメリカ合衆国 |
出身校 | ハーバード大学医学大学院 |
主な業績 | 腎移植 |
主な受賞歴 | ノーベル生理学・医学賞(1990) |
プロジェクト:人物伝 |
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略歴
編集マサチューセッツ州ミルフォード生まれ。ホーリークロス大学を卒業後、ハーバード・メディカルスクールに入る。卒業後アメリカ陸軍に入隊し、ペンシルベニア州のValley Forge General Hospitalで外科を学ぶ。2001年、Surgery Of The Soulという自著伝を出版した。これは彼の14人の患者と彼らの病気や怪我への努力について書かれている。後に母校であるハーバード・メディカルスクールの名誉教授を務めた。
2012年11月26日、マレーが最初の腎移植を手がけたブリガム・アンド・ウィメンズ病院で死去[1]。93歳没。
腎移植
編集1954年12月23日、マレーとJ. Hartwell Harrison はボストンのピーター・ベント・ブリガム病院(ブリガム・アンド・ウィメンズ病院の前身)にて、最初の腎移植に成功した。移植される腎臓は患者の一卵性双生児が提供した。他の何人かの外科医が後に続いた。1960年代、アザチオプリン等の免疫抑制剤の開発により、マレーは一卵性双生児以外の、無関係なドナーからの移植を可能とした。
外部リンク
編集脚注
編集- ^ Joseph Murray, US organ transplant pioneer, dies at 93 BBC News 2012年11月27日閲覧