ジョセフ・バーン・スミートン
ジョセフ・バーン・スミートン (仏：Joseph Burn Smeeton、1815年または1817年 - 1890年12月4日) はイギリス - フランスの版画家、イラストレーター、実業家。 ヨアヒム＝ジャン＝コッソン、オーギュスト・ティリーとともにパリで版画工房を経営した。
ジョセフ・バーン・スミートン Joseph Burn Smeeton | |
|---|---|
 アレクサンドル・ベルトラン撮影[1] (1860年 - 68年) | |
| 生誕 |
1815年または1817年.svg){kind=small} イギリス・ロンドン |
| 死没 |
1890年12月4日.svg){kind=small} フランス共和国・パリ |
| 国籍 |
イギリス |
| 著名な実績 | 版画、イラスト |
経歴
編集彼は1815年または17年にロンドンで生まれた。幼少時の記録は不明であるが、1850年代にはパリに滞在しており、1832年にジョン・アンドリュー（John Andrew, 1817-1870）[2]、ジャン・ベス（Jean Best, 1808-79年）[3]、イジドール・ルロワール（Isidore Leloir）の三名で設立された版画工房「ABL」と協力関係にあった。のちにスミートンとコッソンが加わることによって、「ABL」は変革を遂げ[4]、この会社が長く続く要因となった。
1862年5月、スミ―トンは版画家のヨアヒム＝ジャン・コッソン（Joachim-Jean Cosson）、デニス＝アレクサンドル・ラングロワ（Denis-Alexandre Langlois）、アレクシス＝アドルフ・ソーペィ（Alexis-Adolphe Soupey）、アンリ＝フランソワ＝アメデ・ド・ワイリー（Henri-François-Amédée De wailly）と版画製作のためのビジネス契約を結んだ。「Cosson & Smeeton」社の主な顧客は紙誌「ル・マガザン・ピトレスク」と「イリュストラシオン」だった。会社の所在地はサン＝モール・サン・ジェルマン通り（現在のラベ・グレゴワール通り）15番にあり、同年9月には見習いとして若いオーギュスト・ルペールを雇った[5]。その後もオーギュスト・ティリー、アンリ・パイヤール、ウジェーヌ・デテを雇い、1872年にはティリーと新会社の「Smeeton et Tilly」を設立した。ルペールとデテはトニ・ベルトランやフレデリック・フロリアンとともに新しい会社を設立するために独立した[5]。
スミートンは1864年に初めてサロン・ド・パリに「Un clair de lune（月光）」をはじめとする版画作品を出展した。その後1865年から89年まで定期的に版画や絵画を出展している[6]。
彼はモンパルナス大通り114番に住んでいたが[7]、1890年12月4日に彼の死去が報じられ、モンパルナス墓地に埋葬された[8]。
版画作品
編集-
ラ・プラタ戦争（COSSON－SMEETON名義） -
-
ベルギーの鉄道開通 -
脚注
編集- ^ Recueil. Portraits d'artistes, école française, ancienne collection Étienne Moreau-Nélaton — sur Gallica.
- ^ Jean Watelet, La Presse illustrée en France 1814-1914, Villeneuve d'Ascq, Presses Universitaires du Septentrion, 2000, tome I, p. 5.
- ^ « Jean Best (1808-1879) », sur BnF Data.
- ^ « L'Atelier ABL et ses avatars », par Rémi Blachon, In: Nouvelles de l'estampe, 2000, 171, juil-sept — résumé en ligne.
- ^ a b Charles Saulnier, Auguste Lepère : peintre et graveur, décorateur de livres, M. Le Garrec / Sagot, 1931, pp. 17-54 — sur Gallica.
- ^ Fiche exposant SAF de 1889, Base salons du musée d'Orsay.
- ^ Fiche exposant Salon de 1864, Base salons du musée d'Orsay.
- ^ Le Rappel, Paris, 4 décembre 1890, p. 2 — sur Gallica.
