ジュールA
東京の麻布十番に所在する建築物
ジュールAは、東京都港区麻布十番一丁目に所在する建築物である。
ジュールA | |
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情報 | |
用途 | オフィス、店舗、賃貸住宅 |
設計者 | 鈴木エドワード建築設計事務所 |
構造設計者 | 田中義吉[1] |
構造形式 | 鉄骨構造、鉄骨鉄筋コンクリート構造 |
敷地面積 | 1,158.19 m² [2] |
建築面積 | 880.96 m² [2] |
延床面積 | 9,764.83 m² [2] |
階数 | 地上11階、地下4階 |
高さ | 54.8 |
竣工 | 1990年 |
所在地 |
〒106-0045 東京都港区麻布十番一丁目10番10号 |
座標 | 北緯35度39分21.79秒 東経139度44分12.13秒 / 北緯35.6560528度 東経139.7367028度座標: 北緯35度39分21.79秒 東経139度44分12.13秒 / 北緯35.6560528度 東経139.7367028度 |
建築
編集鈴木エドワードが設計を担当。地上11階・地下4階建で、下層部は4層分の吹き抜けとなっている。この吹き抜け部分は公開空地で、総合設計制度により容積率緩和を目指す目的がある。当初は複合オフィスビルとして建設され、地下に会員制のレストランやクラブ、吹き抜けの上4フロアはオフィス、その上にスポーツジムを設け、上層階2フロアはマンションとした[3]。のちに内装がフルリノベーションされ、賃貸マンション主体の構成となっている[4]。雲をイメージした[5]切り込みを入れたパンチングメタルの外装が特徴的であり、これには目の前の幹線道路の騒音や、首都高速道路の視界を遮る目的がある[3]。2004年にダヴィンチが所有権を取得したのち[6]、2014年にはゴールドマン・サックス・アセット・マネジメントが運用する不動産投資信託であるジャパン・プライベート・リート投資法人が取得した [7]。
立地
編集外苑東通りと麻布通りが交差する新一の橋交差点に面し、都営地下鉄大江戸線・東京メトロ南北線麻布十番駅に直結している。新一の橋交差点上部は高架構造の一ノ橋ジャンクションで、首都高速都心環状線と首都高速2号目黒線が接続する。
テナント
編集脚注
編集- ^ 第12回 稲門建築会特別功労賞 (PDF)
- ^ a b c 総合設計プロジェクト一覧 51-100(東京都都市整備局)
- ^ a b 東西アスファルト事業協同組合講演会 見える建築・見えない建築 鈴木 エドワード(東西アスファルト事業協同組合)
- ^ 『世界に誇れる東京のビル100』p108-109
- ^ 【東京】渋滞はむしろチャンス!? 首都高の車窓からのぞむ現代建築の名作14選(トラベルブック)
- ^ “【売買】麻布十番のジュールAビルを取得、ダヴィンチ”. 日経不動産マーケット情報. (2004年8月23日) 2016年5月21日閲覧。
- ^ “【売買】麻布十番のジュールAを取得、ゴールドマンの私募REIT”. 日経不動産マーケット情報. (2014年8月6日) 2016年5月21日閲覧。
- ^ 会社概要(ノーリツ鋼機)
- ^ 麻布十番スタジオ(IMAGICA)
- ^ 会社概要(アトラエ)
参考文献
編集- 宮元健次『世界に誇れる東京のビル100』エクスナレッジ、2013年11月2日、108-109頁。ISBN 978-4-7678-1671-5。
外部リンク
編集- ジュールA(鈴木エドワード建築設計事務所)