ジャン=ジャック・オリガス
フランスの日本学者
ジャン=ジャック・オリガス(フランス語: Jean-Jacques Origas、1937年8月17日 - 2003年1月26日[1])は、フランスの日本近代文学研究者。
人物情報 | |
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生誕 |
1937年8月17日 スイス バーゼル |
死没 |
2003年1月26日 (65歳没) フランス ヴィルヌーヴ=サン=ジョルジュ |
出身校 | パリ大学、高等師範学校、早稲田大学 |
学問 | |
研究分野 | 文学(日本文学) |
研究機関 | フランス国立東洋言語文化研究所 |
経歴
編集1937年生まれ。パリ大学および高等師範学校でドイツ語文学を学んだのち、日本文学に志望を変更[2]。1961年から1964年にかけて早稲田大学に留学し、森鷗外、夏目漱石、坪内逍遥など近代日本の日本文学を研究した。また、東京外国語大学で講師も務めた。
1965年、フランス国立東洋言語文化研究所助教授に就いた。1969年に教授昇格。フランス大学出版局から出版された"Dictionnaire de littérature japonaise(日本文学辞典)"の出版にあたっては、かつての教え子などを組織し、編纂を指揮した。2003年、肺血栓のためパリ郊外で死去した[3]。
受賞・栄典
編集著書
編集- 『物と眼 明治文学論集』岩波書店 2003.9. ISBN 4-00-025294-1
- Dictionnaire de littérature japonaise, Jean-Jacques Origas, PUF, Collection Quadrige
- La Lampe d'Akutagawa. Essais sur la littérature japonaise moderne, Jean-Jacques Origas, présenté par Emmanuel Lozerand et Christophe Marquet, Paris, Les Belles Lettres, coll. "Japon" octobre 2008
参考資料
編集- 「追悼 ジャン=ジャック・オリガス教授」『比較文學研究』第83号、東大比較文學會編、すずさわ書店、2004年3月、105-116頁、ISSN 0437455X、NAID 40006527541。(目次)