ジャンスキー
電波強度の単位
ジャンスキー(jansky, 記号:Jy)は、電波天文学で用いられる電磁波束、すなわち(みかけの)電波強度の単位である。その名前は、電波天文学の先駆者となったカール・ジャンスキーにちなむ。
ジャンスキー jansky | |
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記号 | Jy |
系 | メートル法 |
量 | 電磁波束密度 |
SI | 10 −26 W/m2·Hz |
定義 | 1 m2 の面積に 1 Hz 当たり 10−26 W のエネルギー率をもつ電磁波束 |
語源 | カール・ジャンスキー |
1 Jy は1 m2 の面積に 1 Hz あたりのエネルギーの流量が 10-26 W であるときの電波放射の強さと定義されている。よって、SI単位で表すと 1 Jy = 10-26 W・m-2・Hz-1 となる。CGS単位系で表すと 1 Jy = 10−23 erg・s-1・cm-2・Hz-1 となる。
最も明るい自然の電波源の電波強度は 1 - 100 Jy である。よって、ジャンスキーは電波天文学に適した単位となっている。例えば、ケンブリッジカタログ 第3版(3Cカタログ)には、北半球から観測できる 159 MHz で9 Jy 以上の電波源が300 - 400掲載されている。