ジャパネットブロードキャスティング
株式会社ジャパネットブロードキャスティングは、「BSJapanext」などのチャンネル名でBSデジタルテレビジョン放送を手がける衛星基幹放送事業者。ジャパネットホールディングスの子会社。
種類 | 株式会社 |
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本社所在地 |
日本 〒104-0033 東京都中央区新川1丁目11−1[1] 北緯35度40分37.6秒 東経139度46分56.5秒 / 北緯35.677111度 東経139.782361度座標: 北緯35度40分37.6秒 東経139度46分56.5秒 / 北緯35.677111度 東経139.782361度 |
設立 | 2020年(令和2年)12月1日 |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 9010401156852 |
事業内容 |
自社BSチャンネルの番組編成、および放送業務 放送番組の企画立案、番組制作、買付および販売 放送・収録スタジオの賃貸・保守管理 |
代表者 |
代表取締役 髙田旭人 社長執行役員 佐藤崇充[1] |
資本金 | 1億円 |
従業員数 | 122人(パート・アルバイト含む、2024年8月現在) |
主要株主 | ジャパネットホールディングス 100% |
関係する人物 | 田道祐樹(前代表取締役社長) |
外部リンク |
corporate |
概要・沿革
編集開局
編集2019年(令和元年)5月20日、総務省に対し「BS Japanet Next」の名称でBSデジタル放送の新規参入申請を行い[2]、同年9月9日、総務省から認可された[3][4]。
ジャパネットホールディングスの事業子会社であるジャパネットたかたは、2001年(平成13年)3月24日から2021年(令和3年)3月31日まで通販専門チャンネル「ジャパネットチャンネルDX」を運営していたが、一旦終了させた上で別の新たなテレビ局として通販番組だけでなくアニメ・スポーツ・地域情報などの総合編成を行う[注釈 1][注釈 2][9]。日本民間放送連盟及び同連盟などが運営する放送倫理・番組向上機構には開局から1年6か月後となる2023年10月1日に準会員として加盟した[10]。衛星放送協会、全日本テレビ番組製作社連盟の正会員でもある[11][12]。視聴者センターの電話番号は非公開としており、局や番組への問い合わせや意見等はホームページではメールかアプリから送るよう案内されている[13]。放送法第5条で定められている「放送番組の種別の公表制度」による番組種別も、無料民放局で唯一、ホームページで公表していない。
2022年(令和4年)8月16日には、開局時の代表取締役社長だった田道祐樹が、ジャパネットたかたの常務取締役就任に伴い任を離れ、佐藤崇充が社長執行役員に、創業家出身で親会社トップでもある髙田旭人が代表取締役に就任した[14][注釈 3]。
スター・チャンネルの統合
編集2024年(令和6年)6月1日、ジャパネットブロードキャスティングは東北新社から、同じBS放送で映画の有料専門チャンネル(リモコンキーID BS10)を行う会社スター・チャンネルを買収した[15][16]。これにより、BSJapanextはスター・チャンネルとの間で事実上の兄弟チャンネルになるほか、ジャパネットブロードキャスティングは子会社による間接保有を含めてBSデジタル放送2チャンネル分を所有することになる。同年8月1日、株式会社ジャパネットブロードキャスティングが株式会社スター・チャンネルを吸収合併した[17]。
2024年(令和6年)8月22日、2025年(令和7年)1月からの予定(後に1月10日開局と発表)でBSJapanextをスター・チャンネルと融合させ、チャンネル名も「BS10」(ビーエステン)に改称することを発表した[18][19][20]。それに向けて新たに公開されたWebサイト[21]によると、リモコンボタンの「10」で無料・有料双方のチャンネルが視聴できるようになり、BSJapanextを無料チャンネル(第1チャンネル)として、スター・チャンネルを有料チャンネル(第2チャンネル)としての運営に変更し、共に内容も充実させていく予定である。なお、現在スター・チャンネルが使用しているチャンネル番号の「200」を無料チャンネルに引き続き使用する為、BSJapanextに割り当てられているチャンネル番号「263」は消滅し、使用帯域は返却する[22]。また、スター・チャンネルが移行する有料チャンネルには、東北新社時代の頃に使用していた「201」を割り当てる。
「BSJapanext」・「スター・チャンネル」としての最終日となる1月9日は共に23:00に放送を終了して再編準備を行い、「BS10」を翌10日19:00から、「BS10 スターチャンネル」を翌10日9:00からの放送開始を予定している。
チャンネル統合のPRにあたる「BS10 PR大使」のキャラクターとして、サンリオの「ポチャッコ」が就任している[18]。
脚注
編集注釈
編集- ^ ジャパネットたかたと同業の通販専門チャンネルであるショップチャンネルとQVCは4K左旋BS放送でサイマル放送を行っているが、4K・2K右旋BS放送の場合は通販番組の総量規制が行われている[5]。
- ^ ケーブルテレビ(CATV)の場合、BSJapanextは光回線(FTTH)BS-IFパススルーでないと視聴できない場合が多く、同軸ケーブル(HFC)では契約局によって対応が異なる[要出典]。パススルーでは物理チャンネルBS23の受信レベル(機種により名称が異なる)の確認、またはBS256ch(BSのディズニー・チャンネル)の受信(視聴または有料チャンネルの案内、「未契約エラー」表示、受信レベル確認等)ができれば受信可能である見込み。CATVの一例として、J:COMでは、同じ2022年3月開局のBSチャンネル3局のうち、当局だけは当面配信の予定はないとされている(同様の無料BS放送は放送大学も該当)[6][7]。また、イッツ・コミュニケーションズでは光パススルーのみの配信である[8]。
- ^ 会社設立時から2022年に田道が就任するまでの間、初代代表取締役社長を兼務していたため、再任となる。
出典
編集- ^ a b ジャパネットブロードキャスティング | ジャパネットグループサイト(2022年2月2日閲覧)
- ^ “BS放送等に係る衛星基幹放送の業務の認定申請受付結果”. 総務省情報流通行政局衛星・地域放送課(2019年5月20日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ “BS放送に係る衛星基幹放送の業務の認定の電波監理審議会への諮問及び答申”. 総務省情報流通行政局 衛星・地域放送課(2019年9月9日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ “BSの新規4チャンネルを総務省が認定。吉本やディズニーなど放送開始へ”. AV Watch(2019年9月9日). 2021年10月30日閲覧。
- ^ 「放送法関係審査基準(平成23年6月29日総務省訓令第30号)」『BS放送(HD・SD)に係る衛星基幹放送業務の認定申請マニュアル』総務省情報流通行政局衛星・地域放送課、東京、2019年3月13日、87-93頁 。2022年1月15日閲覧。
- ^ J:COMサポート@jcom_support (2022年1月26日). “J:COMサポート@jcom_supportのツイート(1486145714686210049)”. Twitter. 2022年2月21日閲覧。
- ^ “「BSよしもと」、「BS松竹東急」放送開始のお知らせ”. JCOM株式会社 (2022年2月4日). 2022年2月21日閲覧。
- ^ 「BSよしもと」「BS松竹東急」「BSJapanext」放送開始のお知らせ(2022.3.1 イッツ・コミュニケーションズ)
- ^ “ジャパネットチャンネルDX 番組配信終了のお知らせ”. 株式会社ジャパネットたかた (2021年1月25日). 2021年11月3日閲覧。
- ^ “ジャパネットブロードキャスティングが準会員として入会 民放連会員社208社に”. 民放online (2023年10月2日). 2023年10月8日閲覧。
- ^ “会員情報/正会員”. 衛星放送協会の概要. 一般社団法人衛星放送協会. 2022年5月28日閲覧。
- ^ “正会員社”. 一般社団法人 全日本テレビ番組製作社連盟. 2023年5月10日閲覧。
- ^ “よくあるご質問”. BSJapanext. 2022年10月21日閲覧。
- ^ “ジャパネットブロードキャスティング 新社長就任のお知らせ ~MC経験を活かし、さらにパワーアップした番組をお届けいたします~”. ジャパネットホールディングス (2022年8月16日). 2024年8月16日閲覧。
- ^ “連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ”. 株式会社東北新社 (2024年4月19日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “ジャパネット、スターチャンネル買収 東北新社から6月”. 時事通信 (2024年4月19日). 2024年4月20日閲覧。
- ^ “グループ会社統合のご案内 | 【スターチャンネル】映画・海外ドラマの放送・配信サービス”. www.star-ch.jp. 2024年8月5日閲覧。
- ^ a b 『2025年1月に新しいBS放送局『BS10(ビーエステン)』誕生!~PR大使にサンリオの「ポチャッコ」が就任~』(プレスリリース)ジャパネットブロードキャスティング、2024年8月22日 。2024年10月4日閲覧。
- ^ “BS、無料と有料を融合 ジャパネット、チャンネル刷新”. 日本経済新聞 (2024年8月22日). 2024年8月22日閲覧。
- ^ “ジャパネットのBS局が「BS10」に移動 スターチャンネルと統合”. 朝日新聞 (2024年8月22日). 2024年8月22日閲覧。
- ^ BSJapanextとスターチャンネルがひとつに。(2024年8月22日)
- ^ “ジャパネットのBS放送局 「BS10」にチャンネル名変更、チャンネルポジションは「10」に、ザッピングで視聴者増へ”. 通販新聞 (2024年8月29日). 2024年9月3日閲覧。
関連項目
編集- ジャパネットたかた
- ジャパネットコミュニケーションデザイン (放送局設立前まで番組制作業務を担っていたグループ会社)
- BS放送事業者一覧
外部リンク
編集- BSJapanext公式サイト|BS無料放送の“つながる”テレビ局
- 【公式】BSJapanext(ビーエスジャパネクスト)BS263ch (@BSJapanext_263) - X(旧Twitter)
- BSJapanext公式 - YouTubeチャンネル
- BS10