ジャイアントコーン (菓子)
ジャイアントコーン(ラテン文字表記: Giant Cone)は、日本の企業・江崎グリコ株式会社が製造・販売している、コーン・タイプのアイスクリーム。現在名になってからでも46年に亘って親しまれてきたロングセラー商品である。
![]() | |
販売会社 | 江崎グリコ |
---|---|
種類 | アイスクリーム |
販売開始年 | 1978年(昭和53年) |
日本での製造 | 江崎グリコ |
完成国 |
![]() |
外部リンク | ジャイアントコーン - 江崎グリコ |

円錐型のコーンにアイスクリームが充填されたもので、アイスクリームの頂点にはチョコレートがコーティングされており、その上にはナッツやチョコクッキーが載せられている。コーンの部分は、ソフトクリームの総合メーカーである日世が製造委託を受け、生産を行っている。
歴史
編集アメリカ合衆国のジョリ・ガルプ社 (Joli Gulp) のアイスに影響を受け、江崎グリコは「ジャイアントコーン」の前身に当たる「グリコーン」を1963年(昭和38年)3月に発売した。しかし、高価であったこともあり、販売は低迷した。
1966年(昭和41年)に「セミ・シュガーコーン」を採用した「ジャイアンツコーン」を発売、1978年(昭和53年)に「ジャイアントコーン」に名称変更し、商標登録した[1]。
2008年(平成20年)から従来のチョコレートコーティングとアイスクリームの間に生チョコレートが挟み込まれるようになり、より一層内容を充実させている。
2012年(平成24年)5月には、一部製品で包装不良が発覚したことによる自主回収があったため、一時期店頭から消えていたことがあった。
2020年(令和2年)3月2日、コーンの底にチョコレートをみっちり詰め込んだ新仕様を「しあわせのチョコだまり」と謳い、リニューアル商品を発売した[2]。商品イメージキャラクターを長く務める綾瀬はるかが「あたまからかぶりついて14年目の綾瀬も…オドロキました!」と語るCMも共感を呼び[2]、新たな試みは好評を博してリニューアル後わずか1か月で1000万本(前年同期比188%)を売り上げた[2]。同年の7月から8月にかけて行われたgooランキングでは、「正直一番おいしい低価格アイスランキング」第1位となった[3]。第2位は赤城乳業のガリガリ君、第3位は明治エッセルスーパーカップであった[3]。
商品展開
編集販売中
編集更新情報:2023年5月。
ジャイアントコーン
編集内容量:140 ml(2023年)[2]。メーカー希望小売価格:消費税別 150円(2023年)
- チョコナッツ - 基幹商品[2]。通年商品。高焙煎ナッツとチョコレートのトッピング[4]。
- クッキー&チョコ - 基幹商品[2]。通年商品。チョコクッキーとチョコレートのトッピング[5]。
- チョコ&ミルク - 基幹商品[2]とすべく、2020年3月2日に発売された[2]。層状のパリパリ食感チョコレートとアーモンドクランチと組み合わせ[2]。
その他の商品
編集- ジャイアントコーン マルチパック - フレーバーは、チョコナッツのみ、および、その時々の人気フレーバーのアソート、その他がある。
- 5個入り
- 7個入り
終売
編集ジャイアントコーン
編集- ミルク&チョコ
- クッキー&クリーム
- チョコ&カフェ - 期間限定。
- 大人のショコラベリー - 2020年3月23日発売(期間限定)[6]。濃厚なショコラアイスの中に甘酸っぱいとろけるラズベリーソースを閉じ込めてある[6]。
- 大人のアーモンドショコラ - (期間限定)
- 大人のあずき - 2018年9月3日発売
- 大人の濃厚ホワイトショコラ - 2020年11月30日発売
- 大人の抹茶生チョコ - (期間限定)
- 大人の抹茶&濃茶 - (期間限定)
- 大人のメロン - (期間限定)
- 至福の生キャラメル
その他の商品
編集広告
編集当商品のイメージキャラクターは、1985年(昭和60年)からの10年間、時代を代表するプロレスラーであったジャイアント馬場が務めていた。アイドル歌手・白井兎が共演した時代もある。馬場と共演した酒井は馬場の体の大きさに驚き、酒井が自作する造語「のりぴー語」に「馬場ピー」が新語として加わった。また、馬場が当時社長を務めていた全日本プロレスに所属していたラッシャー木村はマイクパフォーマンスで馬場のテレビコマーシャルをネタにして「ジャイアントコーン食べてるな」と馬場に言い放った。
その後、堀ちえみ、優香、松浦亜弥が、それぞれに担当していた時代がある。2005年(平成17年)から2006年(平成18年)までは相武紗季が担当。2007年(平成19年)以降は女優・綾瀬はるかが担当している[2][8]。
脚注
編集- ^ 『オトナファミ 2012年10月号』, pp. 41–48.
- ^ a b c d e f g h i j 江崎グリコ株式会社「発売から57年目のロングセラーアイス「ジャイアントコーン」、出荷好調!リニューアル発売から1ヶ月で1000万本突破 < プレスリリース」『PR TIMES』株式会社 PR TIMES、2020年4月13日。2021年2月2日閲覧。
- ^ a b gooランキング事務局「1位は50年以上の歴史を持つ「ジャイアントコーンシリーズ」! gooランキングが「正直一番おいしい低価格アイスランキング」を発表 < プレスリリース」『PR TIMES』株式会社 PR TIMES、2020年8月17日。2021年2月2日閲覧。
- ^ “ジャイアントコーン チョコナッツ”. 江崎グリコ (2020年11月30日更新). 2021年2月2日閲覧。
- ^ “ジャイアントコーン クッキー&チョコ”. 江崎グリコ (2020年11月30日更新). 2021年2月2日閲覧。
- ^ a b 江崎グリコ株式会社「濃厚ショコラの中に、甘酸っぱいとろけるラズベリー ジャイアントコーン<大人のショコラベリー>期間限定発売 < プレスリリース」『PR TIMES』株式会社 PR TIMES、2020年3月18日。2021年2月2日閲覧。
- ^ 江崎グリコ株式会社「“コーンサクサク、できたてのおいしさ”が家庭で楽しめる!『ジャイアントコーン<できたて直送便>』を自社通販サイトで発売 < プレスリリース」『PR TIMES』株式会社 PR TIMES、2019年11月7日。2021年2月2日閲覧。
- ^ 綾瀬はるか、美声とノリノリダンスに最強の声「歌声まで透明すぎた」「ラップが可愛すぎる」,2023年4月12日,ORICON NEWS
参考文献
編集- 「オトナファミ 2012年10月号」『オトナファミ』2012年10月号、株式会社KADOKAWA、エンターブレイン、2012年8月20日、ASIN B008P95436。
- 「グリコ2大アイスの歩み ジャイアントコーンくんとパピコさん」
関連項目
編集外部リンク
編集- “ジャイアントコーン”. 公式ウェブサイト. 江崎グリコ株式会社. 2021年2月2日閲覧。
- 製品の歴史 江崎記念館 - 江崎グリコ ※ジャイアントコーンの歴史を掲載。[リンク切れ]