ジキル博士とハイド氏 (1920年のヘイドン監督の映画)

ジキル博士とハイド氏』(Dr. Jekyll and Mr. Hyde)は、チャールズ・J・ヘイドンが脚本・監督を担当した、1920年公開のホラー映画である[1]ロバート・ルイス・スティーヴンソン同名小説を基にした作品はこの年だけで3本も制作され、この作品以前に『狂へる悪魔』、『ジキル博士とハイド氏』という順番で制作されている。この作品は同年にジョン・バリモアドリュー・バリモアの祖父)が演じた『狂へる悪魔』ほどあまり評価されていない。

ジキル博士とハイド氏
Dr. Jekyll and Mr. Hyde
宣伝用ポスター
監督 チャールズ・J・ヘイドン英語版
脚本 チャールズ・J・ヘイドン
原作 ロバート・ルイス・スティーヴンソン
ジキル博士とハイド氏
製作 ルイス・メイヤー
公開 1920年4月
上映時間 40分
製作国 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
言語 英語
テンプレートを表示

あらすじ

編集

ジキル博士の最初の変身は、彼の家の執事が『ご主人様は地獄の使者になってしまわれた!』と嘆くシーンから始まる。その‘地獄の使者’ハイドは、とがった歯に不ぞろいな髪といういでたちをしており、婦人の財布を盗むなどといった悪行を重ねては、町中をこそこそとうろつきまわっていた。そしてとうとうハイドは警察に逮捕・尋問され、牢屋に入れられた挙句、電気椅子に縛り付けられる。そこでジキル博士の悪夢は覚め、自分が自宅のイスの上に座りながら眠っていたことに気づくと、「僕は神を信じている、僕の魂もここにある」と言って、化学薬品を作らないことを誓ったのだった。

キャスト

編集
  • シェルドン・ルイス:ジキル博士/ハイド氏
  • アレックス・シャノン:ラニョン博士
  • ドーラ・ミリス・アダムス:ラニョン氏
  • グラディス・フィールド:バーニス・ラニョン
  • ハロルド・フォシェイ:エドワード・アタスン
  • レスリー・オースティン:ダンヴァーズ・カルー

引用

編集
  • Hardy, Phil, ed. (1995), The Overlook Film Encyclopedia, 3, Overlook Press, ISBN 0-87951-624-0, https://books.google.co.jp/books?id=3-ehQgAACAAJ&dq=overlook+film+encyclopedia&redir_esc=y&hl=ja 

脚注

編集
  1. ^ Hardy 1995, p. 27.

外部リンク

編集