ジェームズ・クラベル
(ジェームズ・クラヴェルから転送)
ジェームズ・クラベル(James Clavell、1924年10月10日 - 1994年9月7日)は、イギリス(後にアメリカ合衆国に帰化)の小説家、脚本家、映画監督である。
来歴
編集出生時の名前はチャールズ・エドマンド・デュマレスク・クラベル (Charles Edmund Dumaresq Clavell) 。第二次世界大戦では王立砲兵隊に加わり、1940年にマレー半島に従軍し、日本軍の戦争捕虜となった。クラベルは、戦国時代の日本を舞台にした『将軍』 (Shōgun) (1975年)を筆頭とする小説『アジアン・サーガ』シリーズおよびそれらのドラマ化作品と、映画『大脱走』や『いつも心に太陽を』の脚本などで知られている。
作品
編集映画
編集- ハエ男の恐怖 The Fly (1958年)- 脚本
- ソロモン王の宝庫 Watusi (1959年) - 脚本
- 野獣部隊 Five Gates to Hell (1959年) - 脚本および監督
- Walk Like a Dragon (1960年) - 脚本および監督
- 大脱走 The Great Escape (1963年) - 共同脚本
- 633爆撃隊 633 Squadron (1964年) - 共同脚本
- The Satan Bug (1965年) - 共同脚本
- いつも心に太陽を To Sir, with Love (1967年) - 脚本および監督
- The Sweet and the Bitter (1967年) - 脚本および監督
- Where's Jack? (1968年) - 監督
- 最後の谷 The Last Valley (1970年) - 脚本および監督
テレビドラマ
編集- 将軍 SHŌGUN Shōgun (1980年) - 原作および脚本
- Noble House (1988年) - 原作および脚本
※クラベルの他の小説『タイパン』と『キング・ラット』も映画化されているが、クラベルはその2作には直接関わっていない。
小説
編集アジアン・サーガ六部作
編集- キング・ラット King Rat (1962年) - 1945年のシンガポール日本軍捕虜収容所が舞台
- タイパン Tai-Pan (1966年) - 1841年の香港が舞台
- 将軍 Shōgun (1975年) - 1600年の封建制下の日本が舞台
- Noble House (1981年) - 1963年の香港が舞台
- Whirlwind (1986年) - 1979年のイランが舞台
- Gai-Jin (1993年) - 1862年の日本が舞台