ジェイス・ヘイデン・フライJace Hayden Fry, 1993年7月9日 - )は、アメリカ合衆国オレゴン州ワシントン郡ビーバートン出身のプロ野球選手投手)。左投左打。愛称はフーFoo[1]

ジェイス・フライ
Jace Fry
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 オレゴン州ワシントン郡ビーバートン
生年月日 (1993-07-09) 1993年7月9日(31歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
190 lb =約86.2 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2014年 MLBドラフト3巡目
初出場 2017年9月5日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

経歴

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プロ入り前

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2011年MLBドラフト9巡目(全体286位)でオークランド・アスレチックスから指名されたが、この時は契約せずにオレゴン州立大学へ進学した。2012年6月にトミー・ジョン手術を受けたため翌2013年はほとんど投げられなかったが、最終年の2014年には復活して11勝を挙げている。大学時代はマイケル・コンフォルトとチームメイトだった。

プロ入りとホワイトソックス時代

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2014年のMLBドラフト3巡目(全体77位)でシカゴ・ホワイトソックスから指名され、プロ入り。契約後、傘下のパイオニアリーグのルーキー級グレートフォールズ・ボイジャーズ英語版でプロデビュー。9試合に登板して1勝0敗、防御率2.79、10奪三振を記録した。

2015年はA+級ウィンストン=セイラム・ダッシュ英語版でプレーし、10試合に先発登板して1勝8敗、防御率3.63、39奪三振を記録した。この年の6月には2度目のトミー・ジョン手術を受けており[2]、以降のシーズンでの登板は無かった。

2016年は前年の手術の影響で全休した。

2017年、マイナーではAA級バーミングハム・バロンズでプレーし、33試合に登板して2勝1敗3セーブ、防御率2.78、52奪三振を記録した。9月5日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[3]、同日のクリーブランド・インディアンス戦でメジャーデビュー[4]。この年メジャーでは11試合に登板して防御率10.80、3奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、グレンデール・デザートドッグス英語版に所属した。

2018年の開幕はAAA級シャーロット・ナイツで迎えたが、5月4日に昇格してからはブルペン陣の一角を担うようになった。最終的に59試合(先発1試合)に登板して2勝3敗4セーブ、防御率4.38、70奪三振、16ホールドを記録した。

2019年は68試合に登板して3勝4敗、防御率4.75、68奪三振、11ホールドを記録した。

2020年は18試合に登板して0勝1敗、防御率3.66、24奪三振を記録した。

2021年は6試合に登板して0勝1敗、防御率10.80、3奪三振を記録した。オフの11月5日にマイナー契約でAAA級シャーロットへ配属され、同日中にFAとなった[5]

ナショナルズ傘下時代

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2022年3月19日にワシントン・ナショナルズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングに招待選手として参加することになった[6]

投球スタイル

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ツーシームが投球のほぼ半分を占め、それにカッターカーブフォーシームチェンジアップを織り交ぜる[7]。特にカッターは2018年、スピンレートがメジャー平均の2347回転を上回る、2647回転という数値を叩き出している[8]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2017 CWS 11 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 36 6.2 12 1 5 1 0 3 3 0 8 8 10.80 2.55
2018 59 1 0 0 0 2 3 4 16 .400 214 51.1 37 4 20 0 1 70 5 0 28 25 4.38 1.11
2019 68 0 0 0 0 3 4 0 11 .429 251 55.0 44 7 43 3 3 68 4 0 33 29 4.75 1.58
2020 18 0 0 0 0 0 1 0 2 .000 83 19.2 16 3 12 2 0 24 1 0 9 8 3.66 1.42
2021 6 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 31 6.2 10 1 6 0 1 3 2 0 8 8 10.80 2.40
MLB:5年 162 1 0 0 0 5 9 4 29 .357 615 139.1 119 16 86 6 5 168 15 0 86 78 5.04 1.47
  • 2021年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2017 CWS 11 0 0 0 0 ----
2018 59 2 3 0 0 1.000
2019 68 1 8 0 2 1.000
2020 18 1 0 1 0 .500
MLB 156 4 11 1 2 .938
  • 2020年度シーズン終了時

背番号

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  • 71(2017年)
  • 57(2018年 - 2021年)

脚注

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  1. ^ White Sox nicknames for Players' Weekend” (英語). MLB.com (2018年8月11日). 2019年1月3日閲覧。
  2. ^ Scott Markin (2015年6月19日). “Prospect Fry has second Tommy John surgery” (英語). MLB.com. 2019年1月3日閲覧。
  3. ^ White Sox activate Yoan Moncada from 10-day DL, set to release Derek Holland” (英語). ESPN (2017年9月6日). 2019年1月3日閲覧。
  4. ^ Cleveland Indians at Chicago White Sox Box Score, September 5, 2017” (英語). Baseball-Reference.com. 2019年1月3日閲覧。
  5. ^ Steve Adams (2021年11月5日). “White Sox Outright Four Players” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年1月20日閲覧。
  6. ^ Darragh McDonald (2022年3月19日). “Nationals Sign Jace Fry To Minors Deal” (英語). MLB Trade Rumors. 2022年5月9日閲覧。
  7. ^ Jace Fry Pitching Stat Details” (英語). Baseball Cube. 2019年1月2日閲覧。
  8. ^ MLB公式プロフィール参照。2019年1月3日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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