ジェイク・バレット

アメリカの野球選手 (1991 - )

ジェイク・ドルトン・バレットJake Dalton Barrett, 1991年7月22日 - )は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡アップランド出身(アリゾナ州メサ育ち[1])のプロ野球選手投手)。右投右打。メキシカンリーグモンクローバ・スティーラーズ所属。愛称はビッグ・ベアーBig Bear[2]

ジェイク・バレット
Jake Barrett
モンクローバ・スティーラーズ #36
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州サンバーナーディーノ郡アップランド
生年月日 (1991-07-22) 1991年7月22日(33歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
240 lb =約108.9 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2012年 MLBドラフト3巡目
初出場 2016年4月4日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
プレミア12 2015年
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パンアメリカン競技大会
2015
WBSCプレミア12
2015

経歴

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プロ入り前

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少年時代から地元アリゾナ・ダイヤモンドバックスの大ファンで、特にランディ・ジョンソンに憧れていた[1]

2009年MLBドラフト3巡目(全体99位)でトロント・ブルージェイズから指名されたが、契約せずにアリゾナ州立大学へ進学した。

プロ入りとダイヤモンドバックス時代

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2012年MLBドラフト3巡目(全体120位)でダイヤモンドバックスから指名され、プロ入り[3]。契約後、傘下のA級サウスベンド・シルバーホークス英語版でプロデビュー。25試合に登板して0勝3敗6セーブ、防御率5.84、25奪三振を記録した。

2013年は、A+級バイセイリア・ローハイドとAA級モービル・ベイベアーズでプレーし、2球団合計で52試合に登板して3勝2敗29セーブ、防御率1.21、59奪三振を記録した。オフにはアリゾナ・フォールリーグに参加し、ソルトリバー・ラフターズ英語版に所属した。

2014年は、AA級モービルとAAA級リノ・エーシズでプレーし、2球団合計で55試合に登板して2勝2敗28セーブ、防御率3.09、47奪三振を記録した。

2015年は、シーズン途中の6月30日にトロントパンアメリカン競技大会男子野球アメリカ合衆国代表に選出された[4]。シーズンではAA級モービルとAAA級リノでプレーし、2球団合計で47試合に登板して4勝3敗15セーブ、防御率4.58、51奪三振を記録した。オフの11月には10月21日に第1回WBSCプレミア12アメリカ合衆国代表に選出された[5]。さらに11月20日には初めて40人枠入りを果たした[6]

2016年は、スプリングトレーニング中のオープン戦11試合で1失点の快投が認められ、開幕をメジャーで迎えた。4月4日のコロラド・ロッキーズとのシーズン開幕戦でメジャーデビュー。この年はほぼ一年間メジャーに帯同して右のリリーフとして起用され、68試合に登板して1勝2敗4セーブ、8ホールド、防御率3.49、56奪三振の成績を残した。

2017年以降は肩痛などの故障に苦しみ[7] 、メジャーでの登板は2017年は28試合、2018年は7試合にとどまった。

2019年1月31日にDFAとなった[8]

ヤンキース時代

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2019年2月5日に金銭トレードで、サンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍した[9]が、22日にDFAとなった。

その後、3月1日にウェイバー公示を経てピッツバーグ・パイレーツへ移籍した[10]が、ここでも28日にDFAとなった[8]

4月4日に再びウェイバー公示を経てニューヨーク・ヤンキースへ移籍した[11]。5月にメジャーで2試合に登板したがいずれも失点し、以降はAAA級スクラントン・ウィルクスバリ・レイルライダースでプレー。オフの11月4日にFAとなった[8]

メキシカンリーグ時代

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2020年4月10日にメキシカンリーグモンクローバ・スティーラーズと契約したが、新型コロナウイルスの感染拡大によりメキシカンリーグのシーズンが中止されたため、公式戦での登板はなかった。

2021年もモンクローバに所属し、2試合に登板した[12]

投球スタイル

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速球とスライダーを中心に組み立てる[12]

詳細情報

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年度別投手成績

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W
H
I
P
2016 ARI 68 0 0 0 0 1 2 4 8 .333 250 59.1 47 6 28 4 3 56 4 0 25 23 3.49 1.26
2017 28 0 0 0 0 1 1 0 2 .500 121 27.0 27 7 15 2 0 26 1 0 18 15 5.00 1.56
2018 7 0 0 0 0 0 1 0 0 .000 30 7.0 8 1 2 0 0 6 1 0 4 4 5.14 1.43
2019 NYY 2 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 19 3.2 6 2 2 0 0 4 0 0 6 6 14.73 2.18
MLB:4年 105 0 0 0 0 2 4 4 10 .333 420 97.0 88 16 47 6 3 92 6 0 53 48 4.45 1.39
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績

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投手(P)












2016 ARI 68 4 2 0 0 1.000
2017 28 2 0 1 0 .667
2018 7 1 1 0 0 1.000
2019 NYY 2 0 0 0 0 ----
MLB 105 7 3 1 0 .909
  • 2019年度シーズン終了時

背番号

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  • 33(2016年 - 2018年)
  • 36(2019年 - 同年途中)
  • 61(2019年途中 - )

代表歴

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脚注

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  1. ^ a b 友成那智、村上雅則『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2017』廣済堂出版、2017年、456頁頁。ISBN 978-4-331-52084-0 
  2. ^ D-backs Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月20日閲覧
  3. ^ Zach Buchanan, azcentral sports (2015年2月21日). “Diamondbacks' Jake Barrett hoping fitter form leads to big-league shot”. azcentral. 2017年2月25日閲覧。
  4. ^ 2015 U.S. Pan Am Men's Baseball roster announced Official web site of USA baseball (英語) (2015年6月30日) 2017年9月29日閲覧
  5. ^ 2015 USA Baseball Premier12™ roster announced Official Websitr of USA Baseball (英語) (2015年10月21日) 2017年9月20日閲覧
  6. ^ D-backs add trio to roster, DFA Webster
  7. ^ Steve Gilbert (2017年2月27日). “Reliever Barrett slowed by stiffness in shoulder”. MLB.com. 2022年3月17日閲覧。
  8. ^ a b c MLB公式プロフィール参照。2022年3月17日閲覧。
  9. ^ Diamondbacks trade reliever Jake Barrett to Giants for cash” (英語). Arizona Sports.com (2019年2月5日). 2019年4月1日閲覧。
  10. ^ Alex Stumpf (2019年3月1日). “Pirates Claim RHP Jake Barrett” (英語). SB Nation. 2019年4月1日閲覧。
  11. ^ Bryan Hoch (2019年4月4日). “Yankees claim reliever Barrett off waivers” (英語). MLB.com. 2019年4月5日閲覧。
  12. ^ a b Jake Barrett Baseball Statistics”. Baseball Cube. 2022年3月17日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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