ジェイク・エシュ
ジェイコブ・オットー・エシュ(Jacob Otto Esch, 1990年3月27日 - )は、アメリカ合衆国・ミネソタ州セントポール出身の元プロ野球選手(投手)。右投右打。
基本情報 | |
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国籍 | アメリカ合衆国 |
出身地 | ミネソタ州セントポール |
生年月日 | 1990年3月27日(34歳) |
身長 体重 |
6' 3" =約190.5 cm 205 lb =約93 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2011年 MLBドラフト11巡目(全体343位)でフロリダ・マーリンズから指名 |
初出場 | 2016年8月31日 |
最終出場 | 2017年4月12日 |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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国際大会 | |
代表チーム | イギリス |
WBC | 2013年、2023年 |
この表について
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経歴
編集プロ入りとマーリンズ時代
編集2011年のMLBドラフト11巡目(全体343位)でフロリダ・マーリンズから指名され、プロ入り[1]。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・マーリンズでプロデビュー[2]。A-級ジェームズタウン・ジャマーズでもプレーし、この年は2球団合計で12試合に登板して3勝1敗・防御率3.38・17奪三振の成績を残した[2]。
2012年はA-級ジェームズタウンとA級グリーンズボロ・グラスホッパーズでプレーし、2球団合計で16試合(先発6試合)に登板して4勝3敗1セーブ・防御率3.15・53奪三振の成績を残した[2]。また、第3回WBC予選のイギリス代表にも選ばれた[3]。
2013年はA+級ジュピター・ハンマーヘッズでプレーし、23試合(先発19試合)に登板して2勝10敗・防御率4.69・57奪三振の成績を残した[2]。
2014年もA+級ジュピターでプレーし、25試合(先発24試合)に登板して6勝6敗・防御率4.06・105奪三振の成績を残した[2]。
2015年はルーキー級ガルフ・コーストリーグ、AA級ジャクソンビル・サンズとAAA級ニューオーリンズ・ゼファーズでプレーし、3球団合計で23試合に先発登板して8勝8敗・防御率3.72・95奪三振の成績を残した[2]。オフの11月20日に40人枠入りした[4]。
2016年はAA級ジャクソンビルで開幕を迎え、8月にAAA級ニューオーリンズへ昇格[2]。8月31日にメジャー初昇格を果たし[5]、同日のニューヨーク・メッツ戦で先発してメジャーデビュー(結果は41⁄3回を2失点で勝敗付かず)[6]。メジャーでは3試合に先発登板したが、0勝1敗・防御率5.54・WHIP1.77と結果を残せなかった[2]。マイナー(AA級ジャクソンビルとAAA級ニューオーリンズ)では計26試合に先発登板し、12勝10敗・防御率4.31・WHIP1.33の成績を残した[2]。
パドレス時代
編集2017年3月31日にウェイバー公示を経てサンディエゴ・パドレスへ移籍した[7]。開幕はAA級サンアントニオ・ミッションズで迎えたが、4月12日にアクティブ・ロースター入りし[1]、同日のコロラド・ロッキーズ戦の9回に4人目として登板したが、打者2人に対し四球を与え1アウトも取れず降板し[8]、4月14日にマイナー・オプションでAAA級エル・パソ・チワワズに降格、4月18日に、AA級サンアントニオ・ミッションズに配属された[1]。6月11日、フィル・メイトンのメジャー昇格に伴いDFAとなり[9]、翌12日に自由契約となった[1]。6月21日に再びパドレスとマイナー契約を結びAA級サンアントニオに配属された[1]。11月6日にFAとなった[1]。
独立リーグ時代
編集2018年は故郷のチームであるアメリカン・アソシエーションのセントポール・セインツと契約し[10]、7月からは同リーグのスーフォールズ・カナリーズでプレーした[11]。
その後のキャリア
編集退団後は、民間エンジニアとして働く傍ら、ジョージア州ピーチツリーシティにあるHome Plateというトレーニング施設でコーチをしていた。
5年のブランクがある中、2023 ワールド・ベースボール・クラシック・イギリス代表に選出され、初戦のアメリカ戦に登板した。[12]
人物
編集詳細情報
編集年度別投手成績
編集年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2016 | MIA | 3 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 59 | 13.0 | 17 | 4 | 6 | 1 | 1 | 10 | 0 | 0 | 8 | 8 | 5.54 | 1.77 |
2017 | SD | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | 2 | 0.0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | - | - |
通算:2年 | 4 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | .000 | 61 | 13.0 | 17 | 4 | 8 | 1 | 1 | 10 | 0 | 0 | 8 | 8 | 5.54 | 1.92 |
背番号
編集- 67(2016年)
- 47(2017年 - 同年6月)
代表歴
編集脚注
編集- ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2021年8月19日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i Baseball-Reference (Minors)参照。2021年8月19日閲覧。
- ^ GREAT BRITAIN ROSTER821
- ^ Joe Frisaro (2015年11月20日). “Jarlin Garcia among 4 added to Marlins' roster” (英語). marlins.mlb.com. MLB Advanced Media. 2016年9月14日閲覧。
- ^ Tim Healey (2016年8月31日). “Marlins' David Phelps placed on DL; Jake Esch promoted to debut and start vs. Mets”. sun-sentinel.com. 2016年9月14日閲覧。
- ^ “Miami Marlins at New York Mets Box Score, August 31, 2016” (英語). Baseball-Reference.com (2016年8月31日). 2017年4月13日閲覧。
- ^ “Padres add righty Esch on waivers from Miami” (英語). MLB.com (2017年3月31日). 2017年4月1日閲覧。
- ^ “Padres vs. Rockies | 04/12/17” (英語). MLB.com (2017年4月12日). 2017年4月13日閲覧。
- ^ Nathan Ruiz (2017年6月11日). “Maton surprised by promotion to big leagues” (英語). MLB.com. 2017年6月13日閲覧。
- ^ “Former Cretin-Derham Hall pitcher hopes to restart career with Saints”. Star Tribune (2018年5月7日). 2021年8月19日閲覧。
- ^ “Canaries Acquire Former Major Leaguer Jake Esch”. Sioux Falls Canaries (2018年7月3日). 2021年8月19日閲覧。
- ^ a b “Great Britain Scare Jolts Team USA Into Action at World Baseball Classic”. KX NEWS. 2023年3月18日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集
- 選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
- Jacob Esch (@Twiterlesjake) - X(旧Twitter)