シーパワー (雑誌)

日本の雑誌

シーパワー』(Sea Power)は、かつて日本で刊行されていた海洋防衛誌。1982年1月に創刊号が発売され、1992年1月発売の通巻108号で休刊となった。

シー・パワー/シーパワー
ジャンル 海洋防衛
刊行頻度 季刊(創刊号 - 通巻4号)
隔月刊(通巻5号 - 10号)
月刊(通巻11号 - 最終号)
発売国 日本
言語 日本語
出版社 (株)エス・イー・エー(創刊号 - 通巻7号)
(株)シーパワー(通巻8号 - 最終号)
発行人 江畑謙介(創刊号 - 通巻4号)
堀元美(通巻5号 - 21号)
石橋孝夫(通巻22号)
阿曽源彦(通巻23号 - 57号)
鈴木治行(通巻58号 - 最終号)
編集長 石橋孝夫(創刊号 - 通巻27号)
岡部いさく(通巻28号 - 86号)
鈴木治行(通巻87号)
西尾明(通巻88号 - 最終号)
雑誌名コード 04345-xx(創刊号 - 通巻7号)
04229-xx(通巻8号 - 58号)
14229-xx(通巻59号 - 最終号)
刊行期間 1982年1月 - 1992年1月
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概要

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古代から近現代に至る艦艇、艦載兵器、歴史上の戦闘、海上自衛隊を含む各国海軍の予算や調達状況に焦点をあてる。

創刊初年の1982年中は季刊として発刊され、1983年2月号から隔月刊に、1984年2月号からは月刊となる。本誌の月刊化に際し、当初は1983年11月発売の1984年1月号から月刊とする予定だったが、都合がつかなかったとされる[注釈 1]。このため第3巻は第2号から始まり、第3巻第1号は欠番である。

サイズはA4変形判。カラー写真のコーナーは1985年2月号までは巻中に、1985年3月号以降は巻頭に据えている。巻号の数え方は創刊号を第1号とする通巻のほか、刊行年次と年次内の刊行数による第何巻第何号がある。

1992年3月号(通巻108号、1992年1月発売)に休刊の告知が掲載され、その告知の中でシーパワー編集部は軍事研究の別冊を出すことが記された。

略歴

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  • 1982年1月 - 季刊「シー・パワー」として創刊。号名は『春の号』。以後『初夏の号』(4月発売)、『夏の号』(6月発売)、『秋の号』(10月発売)まで発刊。発売元は(株)戦車マガジン。
  • 1983年2月号 - 隔月刊となる。今号から「シーパワー頭の体操」と題したクイズコーナーが始まる。以後12月号まで発刊。
    • 2月 - 別冊第1弾『シーパワー・モノグラフ ソ連海軍』が発売される。別冊第1弾としているがシー・パワー名義、あるいはシーパワー名義の別冊としては唯一のもの。
    • 6月号 - 誌名カナ表記が"シー・パワー"から"シーパワー"へ変更される。
    • 8月号 - 発売元が(株)エアワールドとなる。
    • 10月号 - 表紙のレイアウトが刷新され、誌名の英文表記が"PACIFIC SEA POWER REVIEW"から"SEA POWER"へ変更される。
  • 1984年2月号 - 月刊となる。
  • 1985年3月号 - 製本の形態が中綴じから無線綴じへ変更される。
  • 1988年1月号 - 発売元が(株)ジャパン・ミリタリー・レビューとなる。
  • 1992年3月号 - 休刊の告知が掲載され、最終号となる。
    • 7月 - シーパワー編集部による軍事研究別冊『海軍機動部隊』が発売される。シーパワー編集部が関わった軍事研究別冊としては唯一のもの。

執筆陣と連載記事

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以下、掲載回数が12回以上の連載記事の執筆者と記事名を、掲載開始号の上昇順に記す。

  • 篠原宏
    • 「太平洋のシーパワー史 -日本とそのかかわりを探る-」 - 1982年9月号から1985年5月号まで、全20回。
  • 堀元美
    • 「中国の海と船と人 -中国海事史物語-」 - 1983年2月号から1984年9月号まで。全13回。
  • 梅野和夫
    • 「海軍兵器百科」 - 1983年4月号から1991年12月号まで、全95回。
  • 永井喜之
    • 「撃沈!」 - 1984年2月号から最終号まで、全98回。
  • 田村俊夫
    • 「中国海軍覚書」 - 1984年3月号から1985年4月号までと1987年8月号、全13回。
  • 木俣滋郎
    • 「日本海軍の対潜スコアー」 - 1984年9月号から1986年1月号まで、全17回。
  • 瀬名堯彦
    • 「軍艦のルーツを探る -艦種別軍艦発達史-」 - 1985年2月号から1987年3月号まで、全21回。
  • 三野正洋
    • 「大海獣の闘い -戦艦vs戦艦-」 - 1985年5月号から1986年12月号まで、全20回。
    • 「地中海の戦い」 - 1987年2月号から1988年3月号まで、全14回。
    • 「大祖国戦争のソ連海軍」 - 1988年9月号から1990年2月号まで、全18回。
  • 石橋孝夫(解説)
    • 「英国航空母艦70年史」 - 1987年1月号から1988年4月号まで、全16回。
    • 「英戦艦紳士録」 - 1988年5月号から1990年4月号まで、全22回。
    • 「鉄十字の旗の下に」 - 1990年5月号から1992年1月号まで、全20回。
  • 菊池宏
    • 「海洋力史概説」 - 1990年9月号から最終号まで、全19回。
  • 上坂廉
    • 「Sea Story」 - 1991年1月号から最終号まで、全12回。
  • 神谷武久
    • 「つれづれぶね」 - 1991年1月号から最終号まで、全15回。

脚注

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注釈

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  1. ^ シーパワー 1983年12月号 p. 82 編集後記、1984年2月号 p. 84 編集後記の記述による。

脚注

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参考文献

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  • シー・パワー通巻1号から同6号、エス・イー・エー、1982年-1983年。
  • シーパワー通巻7号、エス・イー・エー、1983年。
  • シーパワー通巻8号から同108号、シーパワー、1983年-1992年。
  • シー・パワー別冊 シーパワー・モノグラフ No.1 『ソ連海軍 -ソ連海軍最新艦艇・航空機の全貌-』、エス・イー・エー、1983年。
  • 軍事研究別冊 『海軍機動部隊』、ジャパン・ミリタリー・レビュー、1992年。

外部リンク

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