シーインタラーティット
タイの君主
シーインタラーティット(タイ語: พ่อขุนศรีอินทราทิตย์、英語: Si Inthrathit)は小タイ族を中心とするタイの最初の王で、スコータイ王朝最初の王である。現在のスコータイ県の近辺を統治した。
シーインタラーティット タイ語: พ่อขุนศรีอินทราทิตย์ | |
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スコータイ王朝初代王 | |
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在位 | 1220年 - 1238年 |
別名 | ポークン・バーンクラーンハーオ |
王朝 | スコータイ王朝 |
子女 | バーンムアン |
概略
編集年代については断定できないが、13世紀ごろにはクメール人の王朝のもとでバーンヤーン(現在のピサヌローク県ナコーンタイ郡)の領主をしており、名はポークン・バーンクラーンハーオであったとされる。ラート(地名)の小タイ族領主であったポークン・パームアンとクメール人を追い出し、王国を作った。バーン・クラーンクラオは王位に就き、シーインタラーティットと名乗り、パームアンは摂政に就いたとされるが、実はシーインタラーティットとパームアンは同一人物であったという説もある。生没年不詳で、スコータイ王朝2代目の王、バーンムアン王と政権を引き継いだ年代も不明である。ただ、まだこのころのスコータイ王朝はあまり大きな王国ではなかったといわれている。