シングル・マン (エルトン・ジョンのアルバム)
エルトン・ジョンのアルバム
シングル・マン(A Single Man)は、1978年に発表されたエルトン・ジョンのアルバム。
『シングル・マン』 | ||||
---|---|---|---|---|
エルトン・ジョン の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1978年1月 - 9月 イギリス | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
Rocket Records(イギリス) MCAレコード(アメリカ) | |||
プロデュース |
クライヴ・フランクス エルトン・ジョン | |||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
エルトン・ジョン アルバム 年表 | ||||
|
解説
編集前年を所属アーティストであるキキ・ディーのプロデュースや、フィリー・ソウルのミニアルバム制作(発売は1979年)、保有するサッカークラブ・ワトフォードFCの経営などで過ごし、ツアーなどは行わなかったエルトンの復帰作。メンバーはキキ・ディーのアルバム制作とほとんど同じ。プロデュースも共同とは言え自身が手がけている。作詞は盟友バーニーと離れ、全曲をゲイリー・オズボーンが担当した。
『蒼い肖像』と同様かつさらに静的な印象で、ピアノの音が綺麗に響くアルバムである。アップテンポな「パート・タイム・ラブ」はシングルとなった。「ソング・フォー・ガイ」は事故死した17歳のメッセンジャーボーイに捧げたインスト曲。
今までのけばけばしい衣装から一転して、今回のジャケットはシルクハットにコートという姿でたたずむエルトン。眼鏡やサングラスも外し、帽子を愛用するようになったのもこの頃からである。
1998年リマスター盤発売の際、本作に先行して発売されたシングル収録曲が収録された。「フリンストン・ボーイ」は作詞もエルトンの手によるもの。「ストレンジャーズ」はイーグルスに提供したが未使用だったものを自身でレコーディングしたもの。
収録曲
編集- 愛の輝き - Shine On Through
- リターン・トゥ・パラダイス - Return To Paradise
- 今・・・だから愛 - I Don't Care
- ビッグ・ディッパー - Big Dipper
- 浮気のゆくえ - It Ain't Gonna Be Easy
- パート・タイム・ラヴ - Part-Time Love
- ジョージア - Georgia
- シューティング・スター - Shooting Star
- マッドネス - Madness
- 幻想 - Reverie:インストゥルメンタル
- ソング・フォー・ガイ - Song For Guy:インストゥルメンタル
- 作詞 ゲイリー・オズボーン
- 作曲 エルトン・ジョン
ボーナストラック
編集- 僕の小さなわがまま - Ego
- フリンストン・ボーイ - Flinstone Boy
- アイ・クライ・アット・ナイト - I Cry At Night
- ラブシック - Lovesick
- ストレンジャーズ - Strangers
- 作詞 バーニー・トーピン、2:エルトン・ジョン、5:ゲイリー・オズボーン
- 作曲 エルトン・ジョン
アルバム参加ミュージシャン
編集- エルトン・ジョン - Vocal, Piano, Clavinet:3曲目, Harmonium & Church Organ:7曲目, Mellotron & Polymoog & Salena Strings Synthesizer:11曲目
- デイビー・ジョンストン - Lead Guitar:6曲目, Backing Vocal:6曲目
- レイ・クーパー - Tambourine:1,3〜7,9曲目, Shaker:2,8,11曲目, Marimba:2曲目, Vibe:5曲目, Conga:6,9曲目, Timpani:9曲目,Rhythm Box-Rhythm Box, Wind Chime:11曲目
- ポール・バックマスター - Orchestral Arrangement:1〜6,9曲目 A.R.P.Synthesizer:10曲目
- スティーヴ・ホリー(Steve Holly) - Drums:1〜9曲目, Motor Horn:4曲目
- クライヴ・フランクス(Clive Franks) - Bass:1〜7,9,11曲目
- ティム・レンウィック(Tim Renwick) - Acoustic Guitar:2,3曲目, Electric Guitar:4〜6,9曲目, Leslie Guitar:7曲目, Mandolin:7曲目
- ヘンリー・ラウザー(Henry Lowther) - Trumpet:2曲目
- パット・ハルコックス(Pat Halcox) - Trumpet:4曲目
- ジョン・クロッカー(John Crocker) - Clarinet:4曲目
- ジム・シェパード(Jim Shepherd) - Trombone:4曲目
- B.J.コール(B.J.Cole) - Prdal Steel Guitar:7曲目
- ハービー・フラワーズ - Acoustic Bass:8曲目
- フェンダー・ローデス(Fender Rhodes) - Electric Piano:8曲目
- ジョン・クロッカー(John Crocker) - Tenor Sax:8曲目
- Backing Vocal
- エルトン:1,2曲目
- ゲイリー・オズボーン:1〜3,6曲目
- ヴィッキー・ブラウン(Vicky Brown)、ジョアン・ストーン(Joanne Stone)、スティーヴィ・レンジ(Stevie Lange)、クリス・トンプソン(Chirs Thompson):3,6曲目
- ワトフォード・フットボール・チーム(Watford Football Team)、The South Audley Street Girl's Choir:4,7曲目
制作
編集- エルトン・ジョン - Producer
- クライヴ・フランクス - Producer, Engineer
- フィル・デューン(Phil Dunne) - Engineer
- スチュアート・エップス(Stuart Epps) - Engineer
- ジョン・リード - Management
- デヴィッド・コスタ - Sleeve Design
- テリー・オニール(Terry O'Neil) - Phot