シングル・アゲイン
「シングル・アゲイン」は竹内まりやの18枚目のシングル。1989年9月12日にアルファ・ムーン(現・ワーナーミュージック・ジャパン)より発売された。
「シングル・アゲイン」 | ||||
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竹内まりや の シングル | ||||
初出アルバム『Quiet Life』 | ||||
B面 | Hey! Baby | |||
リリース | ||||
規格 |
8cmCD シングル・カセット レコード | |||
ジャンル | ポップス | |||
レーベル | MOON RECORDS | |||
作詞・作曲 | 竹内まりや | |||
プロデュース | 山下達郎 | |||
ゴールドディスク | ||||
チャート最高順位 | ||||
竹内まりや シングル 年表 | ||||
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概要
編集表題曲「シングル・アゲイン」は、日本テレビ『火曜サスペンス劇場』の8代目主題歌(1989年6月6日 - 1990年9月18日)として制作された。
交際していた男性が自分を捨てて他の女性と結婚した後に離婚し、再び ″独身″ (シングル) になったという噂を聞いた女性の揺れる複雑な心情を描写した楽曲[6]。
竹内の楽曲には珍しく、歌謡曲に近いアレンジがなされている。竹内は主題歌の依頼を受けた当初、自分の作るポップスがドラマに合うのか迷ったが、「駅」のようなマイナー・コードの曲を自分が歌うために書いてみようと考え方を変えて作ったという[7]。
これまでの楽曲との毛色の違いに周囲は戸惑ったが、1989年度の有線ランキングでは最多リクエスト賞を獲得[7][注釈 1]。竹内の代表曲のひとつとなり、この曲の発表以降、次々とヒット作を生み出していくこととなる。
TBS『ザ・ベストテン』では、最終回の1989年9月28日に第8位にランクインし、1980年の「不思議なピーチパイ」以来9年ぶりのTOP10入りとなった[5]。当時の竹内は主に主婦業と育児に専念中という理由で、同番組のスタジオには姿を見せなかった。しかし、司会の黒柳徹子と電話でのインタビューには応じており、竹内自身の近況や同番組の終了を惜しむコメント等を述べている。また、日本テレビ『歌のトップテン』のランクイン時も、竹内本人の出演は一切無かった。
B面曲「Hey! Baby」は、1985年に森下恵理のアルバム曲として提供した楽曲のセルフカバー。ベース以外の楽器演奏は全て山下達郎が担当している。
累計売上は53.9万枚。竹内のロング・ヒット曲であり、シングル・レコードがリリースされた最後の作品でもある。シングルとしては「純愛ラプソディ」に次ぐ、2番目のヒット作となった[8]。
収録曲
編集レコード・8cmCD
編集- シングル・アゲイン
- 作詞・作曲:竹内まりや / 編曲:山下達郎 / ストリングス編曲:服部克久
- 『火曜サスペンス劇場』8代目主題歌(1989年6月6日 - 1990年9月18日)
- 『火曜ドラマゴールド』主題歌(2007年1月30日)
- Hey! Baby
- 作詞・作曲:竹内まりや / 編曲:山下達郎
- 森下恵理に提供した曲(1985年のアルバム『ボーイ・フレンド』収録)のセルフカバー。
シングル・カセット
編集- A面
- シングル・アゲイン
- シングル・アゲイン(オリジナル・カラオケ)
- B面
- Hey! Baby
- Hey! Baby(オリジナル・カラオケ)
レコーディング・メンバー
編集シングル・アゲイン
- 山下達郎:Computer Programming, Electric Guitar, Keyboards, Glocken & Percussion
- 青山純:Drums
- 伊藤広規:Electric Bass
- 難波弘之:Keyboards
- INLIN PAN:Strings Concert Master
Hey! Baby
- 山下達郎:Drum Programming, Computer Programming, Electric Guitar, Acoustic Guitar, Keyboards, Glocken, Percussion & Background Vocal
- 伊藤広規:Electric Bass
収録シングル・アルバム
編集- 『Quiet Life』(#1.)
- 『Impressions』(#1.)
- 『明日のない恋』(#1. '07 New Remasterとして収録)
- 『Denim』(#2. 初回限定盤ボーナスディスク)
- 『Expressions』(#1.)
- 『Turntable』(#2.)
カバー
編集- 香西かおり(1990年8月25日、アルバム『恋舟/ベスト・ヒット』に収録)
- 鄭秀文(1990年10月、広東語版「離別」、アルバム『Sammi』に収録)
- ロデル・ナバル(1990年、フィリピン語版「Lumayo Ka Man」)[9]
- オズニー・メロ(1991年3月21日、アルバム『オレンジ・キュービック・シリーズ~TVメモリーズ・フォー・ユー』に収録)
- 草蜢(1993年5月18日、広東語版「原諒我是我」、アルバム『世界會變得很美』に収録)
- 草蜢(1994年4月6日、中国語版「誤會」、アルバム『暗戀的代價』に収録)
- 中森明菜(2002年3月20日、カバーアルバム『-ZEROalbum- 歌姫2』に収録)
- フィービ・スノウ(2002年7月10日、コンピレーション・アルバム『Sincerely...〜Mariya Takeuchi Songbook〜』)
- 徳永英明(2006年8月30日、カバーアルバム『VOCALIST 2』に収録)
- 中西保志(2007年2月21日、カバーアルバム『Standards』に収録)
- 中田裕二[注釈 2](2014年6月18日、カバーアルバム『SONG COMPOSITE』に収録[10][11])
- JUJU(2014年12月3日、カバーアルバム『Request II』に収録)
- 大石まどか(2021年8月4日、シングル「茜の炎」のカップリング曲として収録)
脚注
編集注釈
編集出典
編集- ^ 日本レコード協会 認定作品 1992年5月度認定作品の閲覧。 2022年5月14日閲覧
- ^ 2003年6月度までの旧基準。最低累計正味出荷枚数40万枚以上の作品に適用。
- ^ “シングル・アゲイン|竹内まりや”. ORICON NEWS. oricon ME. 2023年6月18日閲覧。
- ^ a b c d オリコンランキング情報サービス「you大樹」
- ^ a b 角川インタラクティブ・メディア「別冊ザ・テレビジョン ザ・ベストテン 〜蘇る! 80'sポップスHITヒストリー〜」2004年12月、ISBN 978-4-0489-4453-3
- ^ Quiet Life 2022
- ^ a b Expressions 2008
- ^ 竹内まりやのシングル売上ランキング
- ^ "Lumayo Ka Man" - Discogs
- ^ “DISCOGRAPHY > ALBUM > SONG COMPOSITE(通常盤) 2014.06.18”. 中田裕二 Yuji NAKADA OFFICIAL WEBSITE. 2020年4月25日閲覧。
- ^ “中田裕二 > SONG COMPOSITE > シングル・アゲイン”. Spotify. 2020年6月11日閲覧。
参考資料
編集- 『Quiet Life』(MOON RECORDS)、2022年8月31日。WPCL-13404。 - 30th Anniversary Edition
- 『Expressions』(MOON RECORDS)、2008年10月1日。WPCL-10611/4。 - コンプリート・ベスト・アルバム