シロヨモギ(白蓬、学名:Artemisia stelleriana)はキク科ヨモギ属多年草

シロヨモギ
山形県庄内地方 2012年9月
分類
: 植物界 Plantae
: 被子植物門 Magnoliophyta
: 双子葉植物綱 Magnoliopsida
亜綱 : キク亜綱 Asterdiae
: キク目 Asterales
: キク科 Asteraceae
: ヨモギ属 Artemisia
: シロヨモギ A. stelleriana
学名
Artemisia stelleriana Besser
和名
シロヨモギ(白蓬)

特徴

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地下茎を長く伸ばす。花茎は高さ20-60cmになる。花のつかない短茎やの下部のは0.6-3cmになる葉柄をもって互生し、葉身は特に厚く、卵形または長楕円形で長さ3-9cmになる。葉は2-3対に羽状に中裂し、裂片は鈍頭で、両面ともにくも毛が密生し白色になる。

花期は8-10月。頭花は花茎に狭い円錐花序につき、頭花は長さ7mm、幅8-10mmの球形、総苞は4片で、白綿毛に包まれる。頭花は舌状花がなく筒状花のみで構成される。果実は狭長楕円形で長さ3mmの痩果になる。

全体が白い綿毛でおおわれ、雪白色になるため、シロヨモギ(白蓬)という。

分布と生育環境

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温帯から寒帯に分布する。日本では、北海道、本州の新潟県・茨城県以北に分布し、日当たりのよい海岸の砂地に生育する。世界では、樺太、千島、朝鮮、カムチャツカ、オホーツク海沿岸に分布する。

ギャラリー

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参考文献

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