シロハラミズナギドリ(白腹水薙鳥、Pterodroma hypoleuca) は、ミズナギドリ目ミズナギドリ科に分類される鳥類

シロハラミズナギドリ
シロハラミズナギドリ
シロハラミズナギドリ Pterodroma hypoleuca
保全状況評価
LEAST CONCERN
(IUCN Red List Ver.3.1 (2001))
分類
ドメイン : 真核生物 Eukaryota
: 動物界 Animalia
: 脊索動物門 Chordata
亜門 : 脊椎動物亜門 Vertebrata
: 鳥綱 Aves
: ミズナギドリ目 Procellariiformes
: ミズナギドリ科 Procellariidae
: Pterodroma
: シロハラミズナギドリ
P. hypoleuca
学名
Pterodroma hypoleuca (Salvin, 1888)
和名
シロハラミズナギドリ
英名
Bonin petrel

分布

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太平洋西部

夏季にマーシャル諸島マリアナ諸島周辺、オホーツク海などへ渡り、冬季にハワイ諸島で繁殖する。日本には繁殖のため北硫黄島聟島南硫黄島に飛来する。

形態

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全長30cm。翼開張63-71cm。下面は白い羽毛で被われる。頭部は黒、額は白い羽毛で被われる。胴体上面は灰褐色の羽毛で被われる。尾羽の色彩は暗褐色。翼上面の色彩は灰褐色で、飛翔時には不明瞭な黒褐色のアルファベットの「M」字状の斑紋が見える。翼下面の色彩は白いが、風切羽下面の色彩は黒い。人間でいう手首(翼角)から内側に向かって斜めに黒い筋模様が入り、また初列下雨覆が黒いため翼角に三角形状の黒い斑紋が入るように見える。

嘴の色彩は黒い。後肢の色彩はピンク色。

生態

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海洋に生息する。

食性は動物食で、魚類軟体動物などを食べる。

繁殖形態は卵生。斜面にある森林や草原に約100cmの横穴を掘った巣に、10月-翌2月に1回に1個の卵を産む。

東北地方太平洋沖地震による津波の影響

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2011年3月の東北地方太平洋沖地震で発生した津波により、太平洋沿岸部の多数の海鳥が犠牲になった。

シロハラミズナギドリは穴を掘って巣を作るため確認が難しく被害数を把握できていないが、数千羽が死んだ可能性がある[1]

保全状態評価

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情報不足(DD)環境省レッドリスト

画像

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関連項目

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参考文献

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  • 桐原政志 『日本の鳥550 水辺の鳥』、文一総合出版、2000年、36頁。
  • 黒田長久監修 C.M.ペリンズ、A.L.A.ミドルトン編 『動物大百科7 鳥類I』、平凡社1986年、176頁。
  • 高野伸二 『フィールドガイド 日本の野鳥 増補改訂版』、日本野鳥の会2007年、70-71頁。
  • 中村登流監修 『原色ワイド図鑑4 鳥』、学習研究社1984年、138、202頁。
  • 真木広造、大西敏一 『日本の野鳥590』、平凡社、2000年、28頁。
  • 『小学館の図鑑NEO 鳥』、小学館2002年、18頁。

外部リンク

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脚注

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