シュロップシャー・ブルー
シュロップシャー・ブルー(英語: Shropshire Blue)はイギリスのシュロップシャーを原産地とする、牛乳を原料としたブルーチーズ。産地としては他にレスターシャーおよびノッティンガムシャーが挙げられる[2][3]。
シュロップシャー・ブルー Shropshire Blue | |
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分類 | ブルーチーズ[1][2]。 |
原料 | 牛乳 |
原産国 | イギリス |
原産地 | シュロップシャー、レスターシャー、ノッティンガムシャー |
生産場所 | 酪農場 |
生産期間 | 一年中 |
形状 | 円筒状 |
大きさ | 直径20cm、高さ22cm[3]。直径30cmのものもある[4]。 |
重量 | 約8000g |
脂肪分 | 45%以上 |
表皮 | 茶色(本文も参照) |
熟成 | 8週間以上 |
歴史はそれほど古くなく、発祥は1970年代のスコットランド、現在の商品とされたのは1981年であった[3]。当初の1970年代は、同じくブルーチーズのスティルトンの製法を持ち帰ったアンディ・ウィリアムソン (Andy Williamson) により作成され、当時の産地の名に由来してインヴァネスシャー・ブルー (Inverness-shire Blue)、またはその牧場の名をとってブルー・スチュワート (Blue Stuart) と呼ばれていた[4]。シュロップシャーなどで販売するため、マーケティングの理由のみでなんとなくシュロップシャー・ブルーと名づけられるようになった[4]。生産は1980年に一旦途切れたが、同年[4]、または翌年[3]再開し、これが現在のシュロップシャー・ブルーの開発年と見なされている[2][3]。
形状は円筒状で、外観は茶色[2]もしくはオレンジ色[3]。若干の白カビも見られる[3]。内部はオレンジ色が主体でマーブル模様にアオカビが散っている[2]。このオレンジ色はアナトー色素によるものである[2]。
低温殺菌乳を使用し[4]、熟成は最低8週間[2]または12週間[4]とされ、さらに12週間熟成することで風味を良くすることも可能[4]。
アオカビの多いブルーチーズは味が強く個性が強いとされるが[5]、シュロップシャー・ブルーは「クリーミー」かつ「甘味」があり、一般向けの味をもつと評される[2][3]。食し方の例としては、ブラウンエール[4]、シェリー香のある(例えばマッカランのような)スコッチ・ウイスキーもしくはポートワインとあわせたり[2][3]、ハチミツをかけてそのまま食してもよいとされる[3]。
脚注
編集- ^ 以下「基本情報」欄は、特記の無い限り下記文献(本間, 増井 & 山田 2009)による。
- ^ a b c d e f g h i 本間るみ子; 増井和子; 山田友子 著、文藝春秋 編『チーズ図鑑』 182巻(7版)、株式会社文藝春秋〈文春新書〉、2009年、206頁。ISBN 4-16-660182-2。
- ^ a b c d e f g h i j 本間るみ子 著、主婦の友社 編『チーズの選び方 楽しみ方』株式会社主婦の友社、2012年、98頁。ISBN 978-4-07-285215-6。
- ^ a b c d e f g h “Shropshire Blue”. Teddington Cheese Company. 2014年10月13日閲覧。
- ^ 前掲 (本間 2012, p. 81)。
外部リンク
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