シュハラ山
ジョージアとロシアの国境にある山
シュハラ山(グルジア語: შხარა、ロシア語: Шхара、カラチャイ・バルカル語: ушхара、英: Shkhara)は、ジョージアの最高峰。ロシア国境に近いスヴァネティに位置し、同国第二の都市クタイシの北88kmにある。山頂はコーカサス山脈の尾根をなし、ヨーロッパ最高峰のエルブルス山から南東にあたる。コーカサスではエルブルス山とディフタウについで、三番目に高い山である。
シュハラ山 | |
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最高地点 | |
標高 | 5,193 m (17,040 ft) [1] |
プロミネンス | 1,357 m (4,452 ft) |
アイソレーション | 6キロメートル (3.7 mi) |
総称 | 国内最高峰 |
座標 | 北緯43度00分02秒 東経43度06分44秒 / 北緯43.00056度 東経43.11222度座標: 北緯43度00分02秒 東経43度06分44秒 / 北緯43.00056度 東経43.11222度 |
地形 | |
コーカサス地方における位置 | |
所在地 | ジョージア、ラチャ=レチフミおよびクヴェモ・スヴァネティ州 ロシア、カバルダ・バルカル共和国[2] |
所属山脈 | 大コーカサス山脈 |
登山 | |
初登頂 | 1888年、U・アルマー、J・コッキン、C・ロスによる[3] |
最容易 ルート | 北西ルート:氷雪 (ロシア式グレードで4b)[2][3] |
プロジェクト 山 | |
12kmにわたって続く山塊の尾根の東側は「ベジンギの壁」として知られる。氷河地帯に険しくそびえるこの山に、登山家は挑み続けてきた。高さ1500メートルの北壁(ロシア国境側)ルートはその難しさで名高い。5068mのシュハラ西峰は副峰ながらそれ自体が登山の対象となっており、「ベジンギの壁」の完全横断は「ヨーロッパで最も長く、最も困難で、最も危ないルート」とみなされている[3]。
登頂
編集初登頂は1888年、イギリス・スイス合同隊のU・アルマー、J・コッキン、C・ロスが北東ルートで成功させた。現在もこのルートは最も登りやすく、登山者も多いルートである。ベジンギの壁の完全横断は1931年、オーストリア隊のK・ポッピンガー、K・モルダン、S・シントルマイスターが初めて成し遂げた。