シャンガーン人
(シャンガーン族から転送)
シャンガーン人とは主にモザンビークのマプト州及びガザ州に居住する大規模な民族集団であり、南アフリカ共和国のリンポポ州にも大規模なシャンガーン人の集団が存在する。南アフリカではシャンガーン人はツォンガ人と呼ばれる。
Shangaan Tsonga | |
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伝統的なシャンガーン人の舞踊 | |
総人口 | |
不明 | |
居住地域 | |
モザンビーク、南アフリカ共和国、ジンバブエ | |
言語 | |
ツォンガ語、ポルトガル語 | |
宗教 | |
キリスト教 | |
関連する民族 | |
ンゴニ人、ズールー人、ンデベレ人、コーサ人 |
人口統計
編集シャンガーン人はツォンガ語と、ポルトガル語、アフリカーンス語、英語などのヨーロッパ語を話す。シャンガーン人の多くはキリスト教徒であり、カトリック教会とプロテスタントに別れ、モザンビークと南アフリカ双方で一般的であるが、一部はガザ州に存在する。
歴史
編集シャンガーン人はかつてソシャンガネの建国したガザ帝国──今日のジンバブエのモスリゼに都を置いた──によって支配され、この名前は今日までツォンガ人を表す際に誤用されてきた。なぜならツォンガ人はソシャンガネの支配した中では小集団に過ぎなかったからである。ガザ帝国は現在のジンバブエ南東部から形成され、今日のモザンビークのソファラ州、マニカ州、イニャンバネ州、ガザ州、マプト州の一部と南アフリカの一部を覆っていた。ソシャンガネは首都をモスリゼからガザ州に移した。彼の死後、息子のムジラが権力を握り、ムジラの後には1895年にポルトガルによってマンダラカジ(今日のガザ州のマジャカゼ)に投獄されたングングニャーネが現れた。
参考文献
編集- Junod, Henri Alexandre. (1927). The Life of a South African Tribe. London (second edition).