シャルル・ルベイル
シャルル・ルベイル(Charles Lebayle、1856年5月28日 - 1898年1月22日)は、フランスの画家で、ステンドグラス作家である。歴史画や教会のステンドグラスを制作した。
シャルル・ルベイル | |
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Charles Lebayle | |
![]() シャルル・ルベイルの作品、「物語を語るホメーロス」 | |
生誕 |
1856年5月28日 フランス、パリ |
死没 |
1898年1月22日 (41歳没) フランス、パリ |
略歴
編集パリで工芸装飾の会社の経営者の息子に生まれた。パリの国立高等装飾美術学校に入学し、画家のアレクサンドル・カバネルや彫刻家のエメ・ミレーに学んだ[1]。父親が亡くなった後、父親の会社を継承したが、事業の継続に失敗した。
1877年にパリのサロンに、ステンドグラス作家のアンリ・キャロ(Henri Carot: 1850-1919)に勧められステンドグラスの作品を出展した。1879年にパリ国立高等美術学校のコンクールに出展し優勝し、その後、歴史画家のアドルフ・イヴォンに油絵を学んだ。
1885年に建築家のLucien Magneや画家のFrançois-Émile Ehrmannとともにフランス中部のオータンの聖堂の装飾のステンドグラスを制作した。Louis-Charles-Marie Champigneulleとともにブルターニュのヴァンヌの市役所のステンドグラスも制作した[2]。
1886年に歴史画を描いてローマ賞を受賞し、ローマに留学し、在ローマ・フランス・アカデミーに2年間滞在した。
フランスに帰国した後、有名なステンドグラス作家のルシアン・ベギュル (Lucien Bégule 1848-1935) の工房に入り、リヨンの病院のステンドグラスの仕事などもしたがこの作品は1933年に失われた[3]。
ステンドグラスのビジネス立ち上げなどの失敗などから1898年に拳銃自殺をした[4]。
作品
編集-
クラウディウスの皇帝即位 (1886)
パリ国立高等美術学校 -
異教の捧げ物を拒否するマタティア(1882)
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モンモランシーのサン・マルタン教会のステンドグラス
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ルシアン・ベギュルと共作のリヨンの病院のステンドグラス
参考文献
編集- ^ Courrier de l'Art Vol.6, edited by Eugène Véron.
- ^ Meeting of the Vannes Municipal Council, 2014[リンク切れ]
- ^ Hôpital de la Charité @ Vitraux Bégule.
- ^ Henri Carot: «Notice nécrologique de Charles Lebayle», from Le journal de la peinture sur verre, #25, March 1898.