シャルコー島
シャルコー島(シャルコーとう、Charcot IslandまたはCharcot Land)は、南極条約の管轄下にある無人島であり、長さは56キロメートル (30 nmi)、幅は46キロメートル (25 nmi)で、北部の沿岸部を見下ろすことのできる突出した山々を除き、氷で覆われている。シャルコー島はベリングスハウゼン海の内部、アレクサンダー島から西に102キロメートル (55 nmi)、ラタディー島から北におよそ57キロメートル (31 nmi)の場所にある。シャルコー島で注目に値する地形はその最北端にあるバード岬である。
シャルコー島とその周辺のグレースケール画像。暗い灰色は比較的温度が高い場所を示し、白色は比較的温度が低い場所を示す。 | |
シャルコー島は南極半島の西側にある。 | |
地理 | |
---|---|
場所 | 南極大陸 |
座標 | 南緯69度45分 西経75度15分 / 南緯69.750度 西経75.250度座標: 南緯69度45分 西経75度15分 / 南緯69.750度 西経75.250度 |
面積 | 2,576 km2 (995 sq mi) |
長さ | 56 km (34.8 mi) |
幅 | 46 km (28.6 mi) |
行政 | |
なし | |
人口統計 | |
人口 | 無人島 |
歴史
編集シャルコー島は1910年1月11日、ジャン=バティスト・シャルコーの率いるフランスの南極探検隊が発見した。シャルコーは船員の主張とエドウィン・スウィフト・バウチらの勧めにより、この島をシャルコー島と命名した。シャルコーの父は有名なフランスの医師、ジャン=マルタン・シャルコーであり、この命名には父を称える目的があった[1]。シャルコー島が島であることは1929年12月29日に周囲を飛行したヒューバート・ウィルキンスによって証明された。
2009年の氷橋崩壊
編集ウィルキンス棚氷を南極大陸の沿岸並びにシャルコー島と結ぶ氷橋の長さは40キロメートル (25 mi)であったが、幅は最も狭い部分で500メートル (1,640 ft)(1950年には100キロメートル (62 mi)あった)しかなかった。2009年4月、氷橋の20.1 by 2.4キロメートル (12.5 mi × 1.5 mi)以上の範囲が粉々になった。氷橋は急激に崩壊し、数百もの氷山となった[2]。
関連項目
編集脚注
編集- ^ [1]
- ^ Smith, Lewis (April 6, 2009). “Breakaway ice shelf will reshape map of Antarctica”. London: Times Online April 6, 2009閲覧。
この記事にはパブリックドメインである、アメリカ地質調査所が作成した次の文書本文を含む。"シャルコー島". Geographic Names Information System. United States Geological Survey. 2023年2月9日閲覧。