シャリトン・リバー (中型揚陸艦)
シャリトン・リバー(USS Chariton River)は、第二次世界大戦中にアメリカ海軍が建造したLSM(R)-401級ロケット中型揚陸艦の1隻。艦名の由来であるシャリトン川はミズーリ州とアイオワ州を通る河川で、現在までこの名前を与えられた唯一のアメリカ軍艦である。
シャリトン・リバー | |
---|---|
航行中のシャリトン・リバー。 | |
基本情報 | |
建造所 | チャールストン海軍工廠 |
運用者 | アメリカ海軍 |
級名 | LSM(R)-401級ロケット中型揚陸艦 |
艦歴 | |
起工 | 1945年1月22日 |
進水 | 1945年2月12日 |
就役 | 1945年5月9日 |
退役 | 1955年10月26日 |
除籍 | 1958年 |
改名 |
LSM(R)-407 (新造時) シャリトン・リバー (1955年10月1日) |
要目 | |
基準排水量 | 993ロングトン (1,009 t) |
満載排水量 | 1,175ロングトン (1,194 t) |
軽荷排水量 | 758ロングトン (770 t) |
長さ | 203 ft 6 in (62.03 m) |
幅 | 34 ft 6 in (10.52 m) |
吃水 |
船首 7 ft (2.1 m) 船尾 9 ft (2.7 m) |
推進 | ゼネラルモーターズ製16-287A型ディーゼル機関 2基 |
速力 | 13ノット |
乗員 | 将校6名、下士官兵137名 |
兵装 |
単装5"/38口径砲 x 1 連装40mm高射機関砲 x 2 連装20mm高射機関砲 x4 110mm迫撃砲(朝鮮戦争後撤去)x4 連装130mm連発式ロケット発射筒 x 10(朝鮮戦争後2門撤去) 50口径機銃 x 2 30口径機銃 x 2 |
歴史
編集1945年1月22日、チャールストン海軍工廠にて起工し、1945年2月12日より就役した。進水式には第6海軍区(6th Naval District)司令官ジュールス・ジェームス少将やスポンサーでもあるJ.E.ハント大佐の夫人が出席した。1945年5月9日、LSM(R)-407として就役する。艦長はロバート・C・ヴァン・ヴレック(Robert C. Van Vleck)予備役中尉だった。
第二次世界大戦中は戦闘任務に参加せず、1947年2月10日よりオレゴン州アストリアの太平洋予備艦隊(Pacific Reserve Fleet)に組み込まれた。
1955年10月1日、シャリトン・リバー(USS Chariton River)に改名。1958年、米海軍艦籍簿から除籍される。
1960年、ワシントン州タコマのタコマ・タグ・アンド・バージ・カンパニー(Tacoma Tug & Barge Company)に売却され、バージ船に転用された[1]。
脚注
編集- ^ “USS Chariton River (LSMR-407)”. NavSourceOnline.org. 25 June 2012閲覧。