シャマナシャマナ 〜月とこころと太陽の魔法〜
『シャマナシャマナ 〜月とこころと太陽の魔法〜』(シャマナシャマナ つきとこころとたいようのまほう)は、キャラメルBOXより発売されたアダルトゲーム作品。珍しいことに公式サイトに全キャラクターの攻略法が載っている。
ジャンル |
ピュアアドベンチャー (恋愛アドベンチャーゲーム) |
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対応機種 | Windows 98/2000/Me/XP |
発売元 | キャラメルBOX |
発売日 |
2004年5月28日(CD版) 2006年3月17日(DVD版) |
レイティング | 18禁 |
キャラクター名設定 | 不可 |
エンディング数 | 7 |
セーブファイル数 | 40 |
メディア |
CD-ROM2枚(CD版) DVD-ROM1枚(DVD版) |
画面サイズ | 800x600 16bit |
BGMフォーマット | PCM音源 |
キャラクターボイス | 女性フルボイス |
CGモード | あり |
音楽モード | あり |
回想モード | あり |
メッセージスキップ | 既読 |
オートモード | あり |
備考 | DVD版は同社のファンディスク『やるきばこ』に収録されたシナリオも含んでいる。 |
歴史
編集- 2004年5月28日 - Windows用初回版 発売
- 2005年6月24日 - 「キャラメルBOX やるきばこ」発売。ラビ攻略シナリオ収録
- 2006年3月17日 - Windows用DVDリニューアル版 発売。やるきばこのラビ攻略シナリオを収録
- 2007年1月26日 - 「キャラメルBOX やるきばこ 復刻版」発売
- 2007年12月21日 - Windows用ダウンロード版発売(DLsite.com Professional)
- 2009年5月1日 - Windows用ダウンロード版発売(キャラメルBOX公式DLストア)
- ※公式DLストア版はDVDリニューアル版同等品(ラビシナリオ収録版)
ストーリー
編集10年前に月に引きずられてマグランの街の一角を破壊し、街を出て行かざるを得なくなった主人公のミルディン・グリフィズ。彼が王国の魔術試合で見出されたことからハイランド王国騎士団(ナイツ)に推挙されることになり、その条件としてマグランの学校を卒業することを提示された。再び故郷のマグランの地へと戻ってきたミルディンは、妹のリースや幼馴染達との再会を果たす。一方、マグランでは年に1度の太陽祭の時期が近づいていた。
キャラクター
編集- ミルディン・グリフィズ
- 主人公。十年ぶりにマグランに帰郷し、ハイランド王立魔法学校「クレーンズ・ビレッジ」に転入することになる。強大な魔力を持つ「月の子」であり、10年前に暴走して(月に引き摺られて)マグランに多大な被害を及ぼした(とされる)。その後研鑽を重ね、今ではハイランド・ナイツに推挙されるほどの実力の持ち主となっている。使い魔:(メイン)ボゥロゥ(複数召喚時)エイロン、ディン、ルース、ネズ、ロシェ、リジェ、ナオ
- リース・グリフィズ
- 声 - ありす
- 主人公の義理の妹でクレーンズ・ビレッジの生徒。実は「月の子」で、10年前にマグランを破壊した。使い魔:ジャスパー
- エーファ
- 声 - 籐野らん
- クレーンズ・ビレッジの生徒で主人公と同じクラスだが、あまり真面目ではない。実は古代種の末裔。かなり奔放な性格である。
- ミリア・ハツキ
- 声 - 芹園みや
- 主人公の幼馴染で、クレーンズ・ビレッジの教師を務めている。両親の関係で身体が成長しきれないまま成人となった。使い魔:ケリ
- サラ・メッケイン
- 声 - 海原エレナ
- ハイランド王都の貴族メッケイン家の娘(実は養女)。主人公と同じクラスでクレーンズ・ビレッジの生徒会長を務めている。実はリトルミル王家との縁がある(母親が王の妾)。使い魔:ラフネアル
- スノゥ・フラン
- 声 - 神村ひな
- 今年の太陽祭の舞姫に選ばれている。クレーンズ・ビレッジの生徒で、リースと同学年。実はリトルミル王家の生き残り(第五王女のプリス・リトルミル)。魔法の能力はほとんどないとされていたが、ミルディンとの訓練で類いまれな魔法能力を発揮させる。使い魔:ミル
- ラビ・ロス
- 声 - あおいひとみ
- マグランの町長を世襲する子爵ロス家の長女。主人公の幼馴染で、クレーンズ・ビレッジの生徒。主人公と同じクラス。CD版では非攻略キャラだったが、『やるきばこ』に攻略シナリオが収録された。このシナリオは後に発売されたDVD版にも収録されている。使い魔:ヴァラシーズ
- パトリシア・ヒュー
- 声 - 北都南
- マグランの自治警備隊の隊長を務めている。主人公の幼馴染。愛称はパティ。クムの姉。生来の方向音痴。使い魔:ディー
- アルクム・ヒュー
- 主人公の幼馴染。クレーンズ・ビレッジの生徒で、ミルディン、エーファ、サラ、ラビとは同学年で同じクラス。愛称はクム。パティの弟。しゃべらず、手に持ったボードに字を書いて会話する。生来の方向音痴。
- フレイ・アマリエット
- 声 - 北都南
- スノゥの同級生で、常に彼女と張り合っている。実はリトルミル王家を滅ぼした秘密結社ゲレルドの構成員。
- ダヴィッズ・キニル
- ハイランド騎士団(ナイツ)の現統率者。偽名を名乗って国内を放浪(巡回?)していることが多い。ミルディンを高く評価しており、ナイツに推挙した。
- ローエングリン・ルイド
- 秘密結社ゲレルドの統率者。太陽祭の混乱に乗じてマグランに攻め込もうとしていたが、ミルディンとの対決を経て組織ごと姿を消す。
- ニスィエン・カムブレンシス
- 『やるきばこ』のみの登場。先の大戦でハイランドを裏切った当時の参謀長。別名・背任のニスィエン。ダヴィッズとは大戦時、イオルウィシア城塞攻略戦において共に戦った戦友でもある。
スタッフ
編集- シナリオ - ほしまる
- シナリオ補佐 - 嵩夜あや
- キャラクターデザイン・原画 - のり太
- CG監修 - エノモト
- CG - ヨダ・さじたひかる・エノモト・のり太
- 音楽制作 - ZIZZ STUDIO
- 音楽プロデューサー - 磯江俊道(ZIZZ STUDIO)
- 共同音楽プロデューサー - 江幡育子(ZIZZ STUDIO)
- BGMコンポーザー - 磯江俊道・大山曜・川越好博・神保伸太郎・菅谷豊・筒井香織
- 演奏
- A.Guitar&Bass - 大山曜
- E.Guitar - 中山篤英
- Violin - 北辻みさ
- Clarinet&Recorder - 筒井香織
- Keyboards - 磯江俊道・川越好博
- Percussion - 佐々木しげそ
- Chorus - いとうかなこ
- レコーディング・マスタリングエンジニア - 磯江俊道(ZIZZ STUDIO)
- レコーディングスタジオ - Studio Alphonte・ZIZZ STUDIO
- 背景 - 神威光司・秋山健太郎
- 効果音 - H.B STUDIO
- プログラム - 市郎次
- デザインワーク - yoshiyuki(ニトロプラス)
- ムービー - 神威光司
- WEBデザイン - さじたひかる
- 音声収録・キャスティング - 松沼廣有(ホビボックス株式会社)
- セールスプランニング - 小山秀一(ホビボックス株式会社)
- 販売営業 - 一宮広和(ホビボックス株式会社)
- SPツールデザイン - 瀧村研二(ホビボックス株式会社)
- イベント企画・進行管理 - 榎本覚(ホビボックス株式会社)
- 審査進行管理 - 土谷香(ホビボックス株式会社)
- 開発サポート - まさかり(ニトロプラス)
- 広報 - ジョイまっくす(ニトロプラス)・ニトロくん(同)・まんぼ
- Special Thanks - 銭取・ごきち
- エグゼクティブプロデューサー - 倉崎克之(ホビボックス株式会社)・渡邊憲博
- プロデューサー - でじたろう(ニトロプラス)
- 制作協力 - ホビボックス株式会社・株式会社ニトロプラス
- ディレクター - エノモト
楽曲
編集- OP「静かなる Moon Sign」
- ED「琥珀の記憶」
- 作詞 - 江幡育子 / 作・編曲 - 磯江俊道 / 歌 - いとうかなこ
- BGM
- 1.『静かなる Moon Sign』 Instrument Version
- 2.『静かなる Moon Sign』 Music Box Version
- 3.『静かなる Moon Sign』 Hard Version
- 4.『静かなる Moon Sign』 Requiem Version
- 5.朝の木漏れ日
- 6.何気ないひととき
- 7.寄り道談義
- 8.夜光花 A Luminous Flower
- 9.午後の散策
- 10.リース〜白百合のような乙女
- 11.エーファ〜草の精
- 12.ミリア〜まほうの笛
- 13.サラ〜本の扉
- 14.スノゥ〜剣の舞
- 15.村一番の娘
- 16.いどばた話
- 17.エレメンツ
- 18.蜃気楼
- 19.月は知っている
- 20.胸の中の小さなカケラ
- 21.透明想い
- 22.北風の旅人
- 23.パイをなげろ!!
- 24.間奏曲1
- 25.間奏曲2
- 26.幻想夜
関連商品
編集- Highland Knights シャマナシャマナ 〜月とこころと太陽の魔法〜 Original Soundtrack
備考
編集- 同ブランドの『あえかなる世界の終わりに』、『うつりぎ七恋天気あめ』では、ネットゲームの背景にマグランの背景が、BGMに本作のBGMがそれぞれ流用されている。
- 同ブランドの11作目『ボクの手の中の楽園』は本作と同じ世界での物語となっている(舞台は別の場所)。