シャフリヤール (ムガル皇子)
シャフリヤール(Shahriyar, 1596年 - 1628年2月2日)は、北インド、ムガル帝国の第4代皇帝ジャハーンギールの5男。同国第5代皇帝シャー・ジャハーンの弟にあたる。
シャフリヤール Shahriyar | |
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ムガル帝国皇子 | |
シャフリヤール | |
出生 |
1596年 |
死去 |
1628年1月23日 ラホール |
配偶者 | ラードリー・ベーグム |
父親 | ジャハーンギール |
宗教 | イスラーム教(スンナ派) |
生涯
編集1596年、ムガル帝国の皇帝ジャハーンギールとその側室との間に生まれる[1]。
1621年4月、父帝ジャハーンギールの妃ヌール・ジャハーンの娘ラードリー・ベーグムと結婚した[1][2]。
1627年10月、シャフリヤールは父帝が死ぬとラホールで帝位を宣したが、ヌール・ジャハーンの弟アーサフ・ハーンによって捕えられてしまった[1][3]。
1628年2月2日(旧暦1月22日)、シャー・ジャハーンの命により、シャフリヤールは他の皇族4人とともに処刑された[1][3]。
脚注
編集参考文献
編集- フランシス・ロビンソン 著、月森左知 訳『ムガル皇帝歴代誌 インド、イラン、中央アジアのイスラーム諸王国の興亡(1206年 - 1925年)』創元社、2009年。
- アンドレ・クロー 著、杉村裕史 訳『ムガル帝国の興亡』法政大学出版局、2001年。
- 小谷汪之『世界歴史大系 南アジア史2―中世・近世―』山川出版社、2007年。