シチェク
シチェク[1](ウクライナ語 / ロシア語: Щек)は中世ルーシ(キエフ・ルーシ)期の年代記に登場する伝説的な人物である。それによれば、シチェクはポリャーネ族のクニャージであり[2]、兄弟のキー、ホリフと共に[注 1]それぞれが集落を築き、後に統合して都市が形成された。都市は長男キーの名をとってキエフと名づけられたという。
現キエフには、おそらくシチェクに由来すると思われる、シチェカウィチャ山(ru)(ウクライナ語: Щекавиця)が存在する。
脚注
編集注釈
出典
参考文献
編集- 岩間徹編 『ロシア史(新版)』(世界各国史4)、山川出版社、1979年
- 中村喜和訳 『ロシア中世物語集』、筑摩書房、1985年