シオガマギク属(塩竈菊属、学名Pedicularis)は、ハマウツボ科分類される1クロンキスト体系とエングラー体系では、ゴマノハグサ科に分類されていた。

シオガマギク属
分類APG III
: 植物界 Plantae
階級なし : 被子植物 angiosperms
階級なし : 真正双子葉類 eudicots
階級なし : キク類 asterids
階級なし : 真正キク類I euasterids I
: シソ目 Lamiales
: ハマウツボ科 Orobanchaceae
: シオガマギク属 Pedicularis
学名
Pedicularis L.

形態

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半寄生多年草または一年草で、は直立、斜上または匍匐する。は対生、輪生または互生し、羽状に深裂するものが多い。花は葉腋ごとにつくか、茎先に総状または穂状につく。花冠は紅紫色、黄色または黄白色で、長い筒状となり、先は唇形となる。

生態

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寄生植物の一種とされ、イネ科植物に寄生する。ただし、全ての栄養分を宿主に依存するのではなく自力で光合成を行う「半寄生」と呼ばれるものが多い。

いくつかの種はマツ属樹木に枝枯れ等の被害を与えるさび病の原因菌(サビキン)の中間宿主になることでも知られる。マツのさび病のうち特に有名な五葉マツ類発疹さび病(英名:white pine blister rust)ではサビキンCronatrium ricicolaの中間宿主としてスグリ属(Ribes)植物が有名だが、シオガマギク属植物も関与するという[1]

分布

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北半球に広く分布し、約500種知られている。

下位分類

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日本の主なもの

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セリバシオガマ
セリバシオガマ節
シオガマギク節
  • シオガマギクPedicularis resupinata var. oppositifolia
    • シベリアシオガマ(Pedicularis resupinata var. resupinata
    • ミカワシオガマ(Pedicularis resupinata var. microphylla
    • トモエシオガマ(Pedicularis resupinata var. caespitosa
  • エゾシオガマPedicularis yezoensis
ヨツバシオガマ節
ハンカイシオガマ節
 
ミヤマシオガマ
ミヤマシオガマ節

脚注

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  1. ^ P. J. Zambino, B. A. Richardson, and G. I. McDonald, (2007) First Report of the White Pine Blister Rust Fungus, Cronartium ribicola, on Pedicularis bracteosa. Plant Disease 91(4), 467-467.

参考文献

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関連項目

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