シアター・オブ・フェイト
ヴァイパーのアルバム
『シアター・オブ・フェイト』(Theatre of Fate)は、ブラジルのヘヴィメタル・バンド、ヴァイパーが1989年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
『シアター・オブ・フェイト』 | ||||
---|---|---|---|---|
ヴァイパー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | サンパウロ BMGアリオラ・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ヘヴィメタル、パワーメタル、プログレッシブ・メタル | |||
時間 | ||||
レーベル | Estúdio Eldorado | |||
プロデュース | ロイ・M・ローランド | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ヴァイパー アルバム 年表 | ||||
|
解説
編集本作はクラシック音楽からの影響が強く、アンドレ・マトスは本作の路線を継続しようとしたが、他のメンバーと意見が合わず本作リリース後にバンドを脱退し、ベーシストのピット・パシャレルがリード・ボーカルも兼任する形となった[3]。ただし、マトスは2007年発表のアルバム『All My Life』収録曲「Love Is All」にゲスト参加しており[4]、2012年にはバンドのデビュー25周年を記念して再加入した[5]。本作のドラム・パートはセルジオ・ファッシにより演奏されたが、本作リリース時にはグィルヘルム・マーティンが正式ドラマーとして加入し、裏ジャケットにもマーティンの写真が掲載された[6]。
デヴィッド・ホワイトはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「楽曲はより独創的かつ刺激的になり、アンドレ・マトスもシンガーとして真の実力を見せた」「優れたプログレッシブ・メタル作品だが、ヴァイパーは後年、本作のスタイルを継承せず、シンガーも交代した」と評している[2]。
収録曲
編集特記なき楽曲はピット・パシャレル作。1.はインストゥルメンタル。
- イルージョンズ - "Illusions" - 1:51
- アット・リースト・ア・チャンス - "At Least a Chance" - 3:59
- トゥ・リヴ・アゲイン - "To Live Again" - 3:28
- クライ・フロム・ジ・エッジ - "A Cry from the Edge" (Pit Passarell, Felipe Machado) - 5:11
- リヴィング・フォー・ザ・ナイト - "Living for the Night" - 5:25
- プレリュード・トゥ・オブリヴィオン - "Prelude to Oblivion" - 3:44
- シアター・オブ・フェイト - "Theatre of Fate" - 6:18
- ムーンライト - "Moonlight" (Andre Matos) - 4:41
参加ミュージシャン
編集- アンドレ・マトス - ボーカル、キーボード、シンセサイザー、ストリングス・アレンジ
- イヴ・パシャレル - リードギター
- フェリペ・マチャド - リードギター
- ピット・パシャレル - ベース、バッキング・ボーカル
- セルジオ・ファッシ - ドラムス
アディショナル・ミュージシャン
脚注
編集- ^ CD英文ブックレット内クレジット
- ^ a b White, David. “Theatre of Fate - Viper - Album”. AllMusic. 2024年11月6日閲覧。
- ^ White, David. “Viper Songs, Albums, Reviews, Bio & More”. AllMusic. 2024年11月6日閲覧。
- ^ “"Reformulated" VIPER Release New Album; Former ANGRA/SHAAMAN Singer Andre Matos Featured On One Track”. bravewords.com (2007年7月17日). 2024年11月6日閲覧。
- ^ “VIPER: More Video Footage Of Santo André Reunion Concert”. Blabbermouth.net (2012年7月1日). 2024年11月6日閲覧。
- ^ オリジナルLP (173.89.0580)裏ジャケット
外部リンク
編集- シアター・オブ・フェイト - Discogs (発売一覧)