ザ・シーイング・アイ(英名:The Seeing Eye)は、1929年アメリカ合衆国ニュージャージー州モリスタウンに設立された、現存する世界最古の盲導犬育成団体[1][2]

実績も突出しており現在までに10,000組以上の視覚障害者と盲導犬のペアを送り出している。

概要

編集

アメリカの女性ドロシー・ハリソン・ユースティス (Dorothy Harrison Eustisにより設立。スイスに住んでいた時、ジャーマンシェパード犬を学校で訓練し、第一次世界大戦退役軍人用にあてがった。犬を訓練し目の不自由な退役軍人を誘導するという、この学校で起こった出来事を1927年11月5日サタデー・イブニング・ポスト紙で「The Seeing Eye」というタイトルの下に記事を投稿。すぐあとにアメリカのテネシー州に住むモリス・フランクがドロシーに連絡をとり、彼の盲導犬を訓練してほしいと頼んだ。これがきっかけとなり、スイスとアメリカにザ・シーイング・アイ・インクを設立する。

盲導犬として訓練されるのは主にジャーマン・シェパードラブラドール・レトリバーゴールデン・レトリバーの各種。時々ボクサー犬など雑種もいる。子犬はボランティアによって育てられる。

脚注

編集
  1. ^ 盲導犬の歴史”. 日本盲導犬協会. 2023年11月3日閲覧。
  2. ^ 盲導犬について”. 中部盲導犬協会. 2023年11月3日閲覧。

外部リンク

編集