ザ・コールド・ホワイト・ライト

センテンストのアルバム

ザ・コールド・ホワイト・ライト』(The Cold White Light)は、フィンランドヘヴィメタルバンドセンテンスト2002年に発表した7作目のスタジオ・アルバム

『ザ・コールド・ホワイト・ライト』
センテンストスタジオ・アルバム
リリース
録音 2001年 - 2002年 フィンヴォックス、ネオ・スタジオ[1]
ジャンル ヘヴィメタルゴシックメタル
時間
レーベル センチュリー・メディア・レコード
プロデュース ヒーリ・ヒーレスマー
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 1位(フィンランド[2]
  • 45位(ドイツ[3]
  • センテンスト アルバム 年表
    クリムゾン
    (2000年)
    ザ・コールド・ホワイト・ライト
    (2002年)
    ザ・フューネラル・アルバム
    (2005年)
    ミュージックビデオ
    「No One There」 - YouTube
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    背景

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    前作『クリムゾン』(2000年)リリースに伴うツアーの終了後、バンドは休養期間を経て本作の制作に入った[4]。ヴィレ・レイヒアラは、本作リリース当時のインタビューにおいて「この休養は俺達にとって良い結果をもたらしてくれたよ、新鮮なアプローチのソングライティングができたし、以前よりも自然な曲を生み出せたからね」「『クリムゾン』に関して言えば、俺としては良質できちんとした曲も幾つかあったと思うけど、『作らされた』感じのアルバムでもあった気がする」と語っている[4]

    アートワークは、バンドのドラマーであるヴェサ・ランタが手掛けた[1]

    反響・評価

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    本作からの先行シングル「ノー・ワン・ゼア」はフィンランドのシングル・チャートで2週連続2位となり、合計4週トップ20入りした[5]。そして、本作は同国のアルバム・チャートにおいて2週連続で1位を獲得し、『クリムゾン』に続く自身2作目の1位獲得アルバムとなった[2]

    ウィリアム・ヨークはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「センテンストはデス/ブラック・メタル・バンドとして始まったとはいえ、『ザ・コールド・ホワイト・ライト』は新種のポップ・メタルに分類されるべき音楽性だが、それはウォレントボン・ジョヴィのようなサウンドという意味ではなく、楽曲がヴァース、コーラス、ヴァースで構成され、ボーカルのメロディが強調されているという意味である」「『DOWN』や『AMOK』への回帰を望むファンを喜ばせる作品ではないかもしれないが、ロックンロール的な感触を伴った陰鬱でメロディックなメタルを楽しめる人々(そしてポップな側面を毛嫌いしない人々)にとっては、効き目があることだろう」と評している[6]

    収録曲

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    特記なき楽曲は作詞:サミ・ロパッカ、作曲:ミーカ・テンクラ&センテンスト。

    1. コネヴィスト教会の鐘 - Konevitsan Kirkonkellot – 1:40
      • 作曲:トラディショナル
    2. クロス・マイ・ハート・アンド・ホープ・トゥ・ダイ - Cross My Heart and Hope to Die – 4:06
      • 作詞:サミ・ロパッカ/作曲:サミ・ロパッカ&センテンスト
    3. ブリーフ・イズ・ザ・ライト - Brief Is the Light – 4:23
    4. ネヴァーラスティング - Neverlasting – 3:35
      • 作詞:ヴィレ・レイヒアラ/作曲:ヴィレ・レイヒアラ&センテンスト
    5. エヴリシング・イズ・ナッシング - Aika multaa muistot [Everything Is Nothing] – 4:32
      • 作詞:ヴィレ・レイヒアラ/作曲:ヴィレ・レイヒアラ&センテンスト
    6. エクスキューズ・ミー・ホワイル・アイ・キル・マイセルフ - Excuse Me While I Kill Myself – 3:49
      • 作詞:The Serial Self-Killer/作曲:M・スティールグレイヴ&センテンスト
    7. ブラッド&ティアーズ - Blood & Tears – 4:15
    8. ユー・アー・ザ・ワン - You Are the One – 4:30
    9. ギルト・アンド・リグレット - Guilt and Regret – 3:44
    10. ザ・ラグジュアリー・オブ・ア・グレイヴ - The Luxury of a Grave – 4:43
    11. ノー・ワン・ゼア - No One There – 6:15

    参加ミュージシャン

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    アディショナル・ミュージシャン

    脚注

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