サンフアン (原子力潜水艦)
サンフアン(USS San Juan, SSN-751)は、アメリカ海軍のロサンゼルス級原子力潜水艦の40番艦。艦名はプエルトリコのサンフアンに因んで命名された。その名を持つ艦としてはアトランタ級軽巡洋艦4番艦(CL-54)以来3隻目。
艦歴
編集サンフアンは1985年8月9日にコネチカット州グロトンのジェネラル・ダイナミクス・エレクトリック・ボート社で起工した。1986年12月6日にシェリル・ヘルナンデス夫人によって命名、進水し、1988年8月6日にチャールズ・ヤング艦長の指揮下就役する。
サンフアンは、基本型から大きな改修を受けて建造された最初の艦であり、本艦以降の艦はフライトIII または改ロサンゼルス級と呼ばれる。本艦にはより静かで高度な改修がなされたBSY-1ソナーが搭載され、魚雷発射管から機雷射出が可能となっている。また、砕氷航行が行えるように潜舵はセイル側面から艦首に移設された。
1998年3月19日、ニューヨーク州ロングアイランド南方でサンフアンはケンタッキーと(USS Kentucky, SSBN-737)と衝突事故を起こした。両艦とも損傷は軽微で負傷者はいなかった。
サンフアンは2006年7月3日の演習でMk48魚雷を発射し、目標艦とされた給兵艦「ビュート」(USNS Butte, AE-27)を撃沈した。