サンテ刑務所
サンテ刑務所 (サンテけいむしょ、フランス英語: Prison de la Santé) は、フランスの刑務所。パリ14区に位置しカルチェ・ラタンの南、ポール・ロワイヤル通りに面している。
建築家エミール・ヴォードルメールによって、1865年から建設された。建設当時は「衛生管理の鑑」とされたが、その後は刑務所は老朽化していった。1992年の時点で1800人の受刑者を収容していたが、麻薬、刑務所内強姦、自殺、暴力がはびこる劣悪な環境になった。同刑務所の医師であった(1992年にサンテ刑務所当直医師となり、翌1993年から2000年まで同刑務所の主任医師を務めた)ヴェロニック・ヴァスールが実情を書いた暴露本(日本語訳『パリ・サンテ刑務所 主任女医7年間の記録』青木広親/訳 集英社)を出版して社会問題となった。
収容された著名人
編集サンテ刑務所が登場する作品
編集- 穴 (1960年の映画)
- 怪盗ルパン
- 交響曲第14番 (ショスタコーヴィチ)
- ゴルゴ13 - 増刊40話『36000秒分の1秒』(SPコミックス111巻)に登場。サンテ刑務所で服役している囚人の狙撃を依頼されたゴルゴは10時間も同じ姿勢を保ったまま待機し、狙撃のチャンスをうかがう。
外部リンク
編集- La Santé - Etablissement pénitentiaire - maison d'arrêt - Ministry of Justice