サンタプレゼントパーク・マロースゲレンデ
サンタプレゼントパーク・マロースゲレンデ(英: Santa Present Park Mallows Garande)は、北海道旭川市にあるスキー場。
サンタプレゼントパーク・マロースゲレンデ | |
---|---|
スキー場遠景(2013年) | |
所在地 |
〒070-8025 北海道旭川市神居町富岡555-2 |
座標 | 北緯43度45分39秒 東経142度18分10秒 / 北緯43.76083度 東経142.30278度座標: 北緯43度45分39秒 東経142度18分10秒 / 北緯43.76083度 東経142.30278度 |
標高 | 330 m - 170 m |
標高差 | 160 m |
最長滑走距離 | 1,000 m |
最大傾斜 | 25度 |
コース数 | 6本 |
索道数 | 3本 |
公式サイト | サンタプレゼントパーク |
概要
編集旭川市街から車で15分程の距離にあり、気軽にスキーやスノーボードを楽しむことができる。1999年(平成11年)、2001年(平成13年)、2015年(平成27年)には国際スキー連盟による『スノーボード・ワールドカップ』(FIS Snowboard World Cup)を開催している[1][2][3]。
「ニコラス展望タワー」は「日本夜景遺産」・「恋人の聖地」サテライトに選定されており[4][5]、ゲレンデを用いてのドッグランと合わせて夏季のみの営業を行っている。
ゲレンデはナイター照明を完備しており、冬季は基本的に21時まで営業している(年末年始などは除く)。そのため、近隣のカムイスキーリンクスとはしごしての滑走も可能で、実際に市内中心部のホテルと両スキー場を結ぶバスなども運行されている[6]。
沿革
編集1969年(昭和44年)に「三榮スポーツ産業株式会社」が設立し、「旭川台場ヶ原サンバレースキー場」としてオープンした[7]。1985年(昭和60年)にはセンターハウスを建設したほか[7]、1987年(昭和62年)にはエリア内に遊園地がオープンした[7]。1995年(平成7年)にスキー場と遊園地を地元の建築資材メーカー「旭ダンケ株式会社」傘下の「ダンケジャパン」が買収し「サンタプレゼントパーク」と改称[8][9]。名称は「永遠に心に残るプレゼントを贈る場所」の意味を込めたものとした[10]。
1996年(平成8年)には総事業費50億円をかけリニューアルを展開[10]、山頂に展望台「ニコラス展望タワー」や山麓に全天候型遊戯施設「サンタタウン」を新設し遊園地はフランスのサンタ「マダム・ノエル」にちなみ「ノエルガーデン」[11]、スキー場ゲレンデは「マロースゲレンデ」、ロッジを飲食・休憩機能の増強を行い「クリスマスロッジ」に改称[10]。また多目的ホール・チケット売場・売店を備えたエントランス施設「バレンタインチャペル」や山麓のサンタタウンから展望タワーを結ぶモノレール線「サンタモノレール」も新設され、アメリカ「サンタクロース」・スペイン「ベファーナ」・イタリア「バレン」・イギリス「ファザークリスマス」・ドイツ「クリストキント」・東欧「ロチア・ホワイト」・ロシア「マロース」・フランス「マダム・ノエル」・オランダ「ニコラ」・スウェーデン「ルチア」からなる世界各地のサンタクロースに関する伝承に因んだマスコットキャラクター群も制定された[10]。
その後、遊園地は1997年の来場者99,200人をピークに2005年度は31,400人に減少し2006年はゴールデンウィーク3日間のみ営業し老朽化に伴う全面的な整備を理由に以降長期休園[12]、来場者は約6,000人程度に留まり[13]、翌2007年度はゴールデンウィークとお盆休みに限った営業とし[14][15]、その後廃止されている。
施設
編集索道
編集名称 | 定員 | 所要時間 | 備考 |
---|---|---|---|
センター | 2名 | 約5分 | かつてはロープトゥだった |
ブラッキー | 2名 | 約9分 | |
グリーン | 2名 | 約8分 |
1980年代までは、第2ゲレンデにシングルリフト(通称ブルーリフト)が存在していたが、ゲレンデの閉鎖に伴い廃止された。
その他
編集-
ゲレンデ(2009年1月)
- 旧遊園地施設「ノエルガーデン」
アクセス・駐車場
編集脚注
編集- ^ “スノボW杯閉幕*「コース最高」選手絶賛*入場者半減*PRなど課題も”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2001年2月27日). 2019年3月3日閲覧。
- ^ “スノーボードW杯、韓国が辞退で2001年以来3度目となる旭川での開催へ! 竹内選手要望、市が誘致”. heavysnowker (2014年8月13日). 2019年3月3日閲覧。
- ^ “<新年号・第5部 道北特集>冬のスポーツ 道北を熱く*スノボ 20カ国から精鋭*来月28日、3月1日にW杯旭川大会”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2015年1月1日). 2019年3月3日閲覧。
- ^ “旭川サンタプレゼントパーク/ニコラス展望タワー”. 地域活性化支援センター. 2019年3月2日閲覧。
- ^ “大雪山連峰や夜景が楽しめる!恋人の聖地「旭川ニコラス展望タワー」”. 北海道ファンマガジン (2018年8月20日). 2019年3月3日閲覧。
- ^ 【OMO7旭川】「旭川、スキー都市宣言」今シーズンは館内でリフト券を購入できるOMOチケットカウンターが登場 ~交流スペース「SNOW BUM ラウンジ」では、その日の滑りを振り返るモニターを設置~|期間:2022年12月1日~2023年3月31日 - NEWSCAST・2022年11月4日
- ^ a b c “会社沿革・HISTORY”. 三榮プロパティマネジメント. 2019年3月3日閲覧。
- ^ ダンケジャパン旭川の遊園地とスキー場買収へ - 北海道新聞1995年5月7日朝刊
- ^ サンバレー遊園地今冬、新夢空間に 来月閉園サンタパークに変身-北海道新聞1995年7月20日朝刊道北版
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o 北海道旭川市に、サンタクロースをテーマにした複合レジャー施設「サンタプレゼントパーク」 - アミューズメント産業1997年4月号
- ^ a b 旧旭川サンバレースキー場・遊園地全面改修 サンタの世界ご一緒に テーマパーク12月開業 高さ50メートル「タワー」も - 北海道新聞1996年10月13日朝刊道北版
- ^ “遊園地「サンタプレゼントパーク」今季の営業見送りスキー場は継続旭川”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2006年8月11日朝刊旭川上川版). 2019年3月3日閲覧。
- ^ a b 旭川のサンタプレゼントパークきょうから限定営業 - 北海道新聞2007年5月3日朝刊旭川上川版
- ^ “GW、お盆のみ営業へ*サンタプレゼントパーク*旭川”. フォト北海道(道新写真データベース). 北海道新聞社 (2007年1月9日朝刊旭川上川版). 2019年3月3日閲覧。
- ^ コースター厳格検査経費増悩む遊園地 - 北海道新聞2007年6月4日朝刊
- ^ 暑さ吹っ飛ぶ絶叫体験いかが面白ジェットコースターを探せ - 北海道新聞1989年8月2日夕刊
- ^ a b c d GWのスリル約束 遊具の整備進むサンバレー遊園地 -北海道新聞1995年4月21日夕刊
関連項目
編集- 北海道パウダーベルト
- 日本のスキー場一覧
- 旭川台場中継局(新旭川中継局)
- サホロリゾート - 旧狩勝高原スキー場時代は、同じ三榮スポーツ産業が運営していた。
外部リンク
編集- サンタプレゼントパーク
- サンタプレゼントパーク (113399528717696) - Facebook
- santapresentpark (@asahikawa_santa) - X(旧Twitter)