サンキューピッチ
『サンキューピッチ』は、住吉九による日本の漫画。ウェブコミック配信サイト『少年ジャンプ+』(集英社)にて、2024年9月3日から火曜隔週更新で連載中[1][2]。
サンキューピッチ | |
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ジャンル | スポーツ漫画(野球)[1] |
漫画 | |
作者 | 住吉九 |
出版社 | 集英社 |
掲載サイト | 少年ジャンプ+ |
レーベル | ジャンプ・コミックス |
発表期間 | 2024年9月3日[1] - |
巻数 | 既刊1巻(2025年1月4日現在) |
その他 | |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | 漫画 |
ポータル | 漫画 |
沿革
編集2024年9月3日から連載開始[1]。また3話まで毎週連載だったが、4話から隔週に移行した。
あらすじ
編集夜に野球の練習をすると謎の男が現れて投手として3球勝負を挑まれる。神奈川県の高校球児の間でこんな噂が流れていた。その噂を聞いた横浜霜葩高校野球部主将小堀へいたは自分から囮になって、その男を誘い出すことに成功。その男の名は桐山不折で剛速球を披露するが、彼には野球をできない理由があった。
登場人物
編集横浜霜葩高校野球部
編集- 桐山不折(きりやま ふせつ)
- 高校3年生。ポジションは投手。ツノのような癖毛があって長髪。中学時代に野球で活躍するも右ひじ負傷で引退。その後遺症で1日に三球しか全力投球できないイップスに陥り、全力投球以外ではヘロヘロのスローボールしか投げることは出来ない。野球への未練からか。高校球児の元に行っては3球勝負を挑む『野球部狩り』を行っていたが、野球部主将へいたに見込まれてワンポイントリリーフの切り札として野球部にスカウトされる。決め球として急降下するような角度で曲がるフォークナイアガラフォークがある。「坊主は高校球児の神聖な髪型だから」と坊主から距離を取るために髪を伸ばし続けている。
- 小堀へいた(こぼり へいた)
- 高校3年生。野球部主将でポジションは二塁手。眼鏡で童顔。選手としても優秀でマネージメントやコミュニケーションの能力が高校生離れしており、野球素人の監督に代わって練習メニューの考案や他校との折衝と試合組みまでこなすなど、交友関係も非常に広い。キレると普段から想像できないくらいの表情になる。不折を野球部へ誘う。
- 広瀬洋二(ひろせ ようじ)
- 高校3年生。ポジションは捕手。肌は色黒で髪はツートン黒白。野球部の4番を張るほどの強肩強打の選手だが、自分の野球人生の限界を理解しており、進学してスポーツ科学の研究者を目指している。頭脳面も優れており、へいたと共にチームの戦術の中核を担う。
- 三馬正磨(みま しょうま)
- 高校3年生。ポジションは投手で野球部のエース。童顔でオールバック。速度だけでなく高いコントロールも備えたピッチャーで、多彩な変化球を操る。幼い容姿に反して短気で非常に気が強く、自分を慕っている1、2年を三馬軍団としてコキ使っている。洋二とは幼馴染のバッテリーで正ちゃん、洋ちゃんと呼び合う仲。物事を深く考えない気質で頭脳面はほぼ洋二に頼り切りだが、エースとしての自負は強い。調子に乗りやすい一方で逆境に非常に弱く、何かの要因でプレッシャーを感じると幼少期の自分が現れて気分を落ち込ませてしまう悪癖を抱えている。
- 伊能商人(いのう あきんと)
- 高校1年生。野球歴2ヶ月で補欠。黒髪でポニーテール。野球部の中でも随一の変人で、何か難しい目標を立ててそれを攻略する過程を楽しむことを生きがいとしている。勝負のためなら努力を惜しまず、不折との対決の時は100球全てファウルにできるまで六時間ぶっ続けでカット打法の練習をしていた。試合中ベンチにいるので解説役になることが多い。
- 阿川(あがわ)
- ガタイがいい巨乳女性。普段は古典の先生で野球部の監督だが極度の酒飲みであり、いつも酔っ払っているので監督としてほとんど機能しておらず、へいたに任せている。ヒットとホームランの区別もついていなかったほど野球のルールをまともに理解していない。
伊勢原聖テレーズ学園高校野球部
編集- 轟大愚(とどろき たいぐ)
- ポジションは投手。高校1年生だが「千年に一度の高校球児」とも言われており、日本で最もプロから注目されている選手。表向きには「強豪校に強い選手が集まることに疑問を持ち、あえてそこそこの学校に入った」と英雄視されている。なお本人はメディアでアイドルのように扱われる現状に強い不満を持っているが、周囲がその本性がバレることを全力で阻止している。
用語
編集- 県立横浜霜葩高校(けんりつよこはまそうはこうこう)
- 不折らが通う公立高校。通称ハマソウ。校章は雪の結晶と梅の花を組み合わせたデザイン。
- 伊勢原聖テレーズ学園高校(いせはらせいテレーズがくえんこうこう)
- 私立高校。通称聖テレ。横浜霜葩が練習試合を行った。
- 神奈川実業高校
- 不折が入る前に横浜霜葩が練習試合を行った高校。なお不折が野球部主砲相手に野球部狩りを行った。
書誌情報
編集- 住吉九『サンキューピッチ』 集英社〈ジャンプ・コミックス〉、既刊1巻(2025年1月4日現在)
- 2025年1月4日発売[3][4]、ISBN 978-4-08-884305-6
脚注
編集- ^ a b c d 「ハイパーインフレーション」住吉九の新連載は野球もの、ジャンプ+で開幕 . コミックナタリー(2024年9月3日). 2025年2月6日閲覧。
- ^ 少年ジャンプ+ 2024年9月2日のポスト、2025年2月6日閲覧。
- ^ 「ハイパーインフレーション」住吉九の野球譚、豪速球を持つ男が野球を辞めた理由とは . コミックナタリー(2025年1月4日). 2025年2月6日閲覧。
- ^ “サンキューピッチ 1”. 集英社. 2025年2月6日閲覧。
外部リンク
編集- サンキューピッチ - 集英社『少年ジャンプ+』公式Webサイト