サリー・ニョロ
サリー・ニョロ(サリィ・ニョロ、Sally Nyolo)は、アフリカ中部・カメルーン出身の歌手、音楽プロデューサー。パリ在住。自らのルーツであるカメルーンの伝統音楽を融合した新しいアフロ・ポップを生み出す。一時期、ベルギーの人気アカペラグループザップ・ママに在籍したこともあるが、現在はソロとして活躍している。
サリー・ニョロ | |
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出生名 | Sally Soleïnie Nyolo |
出身地 | カメルーン エトン |
ジャンル | ワールドミュージック/ポリフォニー |
職業 | 歌手、 マルチプレイヤー |
5枚のソロアルバム Tribe、Multiculti、 Beti、Zaïone、Mémoire Du Monde をリリース。カメルーンの首都ヤウンデにスタジオを開設し、アフリカの若いアーティストの育成にも力を注ぐなど、ヨーロッパにおけるワールドミュージックの中心人物の一人として、精力的に活動している。
略歴
編集- サリー・ニョロは、南カメルーンのエトンに生まれる。13歳のときパリに移住、10代の頃からすでにいくつかのグループで歌う。
- 1982年から1994年にかけては、ジャック・イジュラン、 ケニー・チェスニー、プリンセス・エリカらと共に活動する。 1991年からソロ活動も開始。翌1992年には、映画音楽にも進出。1993年、自身のグループを結成し、パリを中心に活動を始める。
- 1996年、サリーの母国語であるエトン語で書かれたソロアルバム Trib をリリース。1997年7月、フランス・インターナショナルラジオより、ディスカバリー賞を受賞する。審査員長であったマヌ・カチェは、最も期待する新世代のアフリカのミュージシャンとして、サリー・ニョロおよびアルバム Trib を絶賛した。なお、このアルバムは、全世界で30万枚(米国だけで10万枚)を売り上げた。
- 2000年、サードアルバム Beti をリリース。このアルバムは、伝統的なカメルーンのダンス音楽であるビクツィが基調となっている。翌2001年には、フランス、スペイン、イタリア、ポルトガル、スイスでヨーロッパツアーを行う。
- 2002年、4枚目のアルバムとなる Zaïone をリリース。このアルバムでは、ビクツィを基にしながらも新しいアフロ・ポップを生み出すためのさまざま試みがなされている。2003年3月には来日し、東京のクラブクアトロにて演奏した。また、同月、ドイツとスイスでツアーを開始。イタリア、ベルギー、イギリス(ロンドン)などでも演奏する。
- 2006年、アルバム Studio Cameroon をリリース。
- 2007年、アルバム Mémoire Du Monde をリリース。
ディスコグラフィ
編集- Trib (1996)
- Multiculti (1998)
- Beti (2000)
- Zaïone (2002)
- Studio Cameroon (2006)
- Mémoire Du Monde (2007)